【ダークスーツ】仕事でもパーティーでも着たい服は?
2017年11月30日

ジェームスボンドも愛した英国王室御用達シャツメーカー
トーマスメイソン・リミテッドノベルティフェア
~12月10日まで開催中です!!

フェア詳細はコチラ!
男性も20代後半になると、様々なシーンで「ちゃんとしたスーツ」を着なくてはならなくなります。自分自身も結婚したり、友人知人の披露宴や会社のパーティーなど、社会的に信頼感のおける服装が求められます。

ビスポークテーラーへのご相談で多い物は、仕事上の大切なシーンで着用しつつ、パーティーなどにも着ていく服はどのようなものがいいですか、という問い合わせです。
今日ご紹介するスーツは、まさにそのようなシーンで着ていただきたい服です。

イタリアの高級生地メーカー、「エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)」がビジネススーツの代表格としてコレクションしている「トラヴェラー(TRAVELLER)」生地を使ったスーツです。

ダークネイヴィーに織りストライプがおよそ1センチ間隔で刻まれている、とてもドレッシーな素材をシングルブレスト2個ボタン、センターベントの非常にオーソドックスなスタイルにまとめました。

ビジネスでは真意感あるダークネイヴィースーツは、夜のパーティーなどで着用してrも色気のある服になります。


ボタンはゼニアのオフィシャルナット釦、ライニングは特別にペイズリー柄にしてみました。

このゼニアのトラヴェラー生地で仕立てたスーツは、BESPOKE(フルオーダー)のお仕立て上り、¥224,000からのプライスになります。パターンオーダーは、¥106,400から。

当店では他に、イタリアの大手生地メーカー、カノニコ(CANONICO)の光沢あるSuper110ウール生地もおすすめいたします。
BESPOKE(フルオーダー)・・・¥178,000
SARTORIA(パターンオーダー)・・¥72,600。

また、光沢を追求するなら英国の老舗「テイラー&ロッジ(Taylor & Lodge)」のSuper160ウールブレンド生地は、胸からウェストにかけて素晴らしいドレープ(陰影)を出してくれます。
スーツS上下のプライスは・・・
BESPOKE(フルオーダー)・・¥222,000
SARTORIA(パターンオーダー)・・¥104,800

最後にダークスーツと言えばこの人を忘れてはいけません。
現在のジェームス・ボンド、俳優ダニエル・クレイグが着るスーツは、信頼感もあり男の艶感もある美しいシルエットを描きます。

みなさまもぜひ、あんな要望、こんな願望(笑)を私たちテーラーに「ぶつけて」ほしいです! きっとご満足のいくお洋服に巡り合えます!
三洲堂テーラーのドアーは、皆さまのご来店をお待ちしております。

まずはお気軽にご相談からどうぞ!
TEL 099-224-6255
ネットでのお問い合わせはコチラです!
【BESPOKE】ベネディクト・カンバーバッチのアルスターコート
2017年10月17日
映画俳優、ベネディクト・カンバーバッチ扮するシャーロック・ホームズが縦横無尽に活躍する英国のTVドラマ「シャーロック」。

カンバーバッチの横に控える、ワトソン博士を演じる俳優マーティン・フリードマンも、英国きってのお洒落俳優ですから、ついつい洋服姿に目がいくのですが、今回ご紹介する服は、カンバーバッチが常日頃着ているアルスターコートです。


お客様のS様は学生時代からスーツ姿を普段気で着用されていて、リフォームで初めて当店をご利用いただき、大学の卒業式ではパターンオーダースーツをお仕立ていただきました。

以前からドラマ「シャーロック」をご覧になっていて、カンバーバッチのコートに注目され、店舗やネットで探してらっしゃいましたが、全くそれらしいものも見当たりません。そこで当店にご相談されました。
最近市販されているコートはロングでもひざ丈の上だったり、ショートコートが多く、ご自身の身長に最適なロング丈を求めるなら、オーダーメイドしかないと思います。

カンバーバッチの着ているアルスターコートは、正統派のアルスターに少し味付けがしてあります。ひざ下までの長い着丈、胸に縦に付いているスラントポケットなどなど。
生地は本場アイルランド、W.BILL(UK) 480g/m100%ウール、ドニゴールツイードのネイヴィー。生地の表面にはバイアスに畝がかかりとても雰囲気があります。同系色のネップも入っています。

ディテールにもこだわりました。
バスト付近のスラントポケットは、ドラマでもよくカンバーバッジが手を入れているシーンがありました。実際には使ってみると、意外に使い易く格好も決まります。

背中はアルスターコートの魅力の一つです。

背中上部からそこまで施されたアクションプリーツ、広い背中のゆとりを束ねてドレープをだすバンドなど、このコートを着ていると男性の後ろ姿にも魅力があることを感じます。

カフスはダブルカフスにしてあります。これもアルスターの定番です。
折り曲げられたカフスの優美なRなど、細部にこだわります。

ライニングはブラックのペイズリーです。
表生地よりも深いブラックに刻まれたペイズリー文様が素敵です。

ということで記念写真をお撮りしました。

スマートなS様といつもの引き立て役の私です。
これから末永くご愛用いただけるコートになったことと思います!
【新作品】「我が名はジュリー(笑)」パンツ編!
2017年10月10日
1977年頃のジュリー(沢田研二)のスーツにインスパイアされて2タックのワイドパンツを仕立ててみました。樹木希林の「ジュリーッ!」が今になって判ります(笑)!


葛利毛織のウールフランネル、420g/mというしっかりした打ち込みの生地を使いました。


いい感じに仕上がったのですが、フロントの股上が浅く感じてしまします。このシルエットなら前の股上を1.5センチ深くすればよかった・・・・と感じました。

約2ヶ月前にテレビで昭和のヒット曲という安住アナウンサーの司会する番組がありました。安住アナの一番心に残った曲というのが番組最後に演奏され、それが沢田研二の「カサブランカ・ダンディ」でした。

この曲は、1979年に大ヒットした曲でまあまあ記憶に残っていたのですが、その当時私の一番印象に残っていた沢田研二の曲は「勝手にしやがれ」でした。

これは1977~1978年にヒットした曲で、その年のレコード大賞やその他の賞にも輝きました。当時の私は13才。中学生で運動部に熱中し暗くなるまで活動してたので、思ったよりテレビを見ていなかったかもしれません。。。が「夜のヒットスタジオ」や「ザ・ベストテン」は見ていました。当時、部屋にポスターを貼っていたのは「郷ひろみ」でした(笑)なので、沢田研二の事は、あまり興味がなかったです。もちろんGS時代も知りませんでした。ただ、ジュリーのヒット曲の数々は耳で聴いていて歌えますしとっても懐かしいです。

「勝手にしやがれ」やそれ以降のヒットも曲覚えていますが、衣装が派手になりメイクが目立つようになったな~、と感じた事もありました。
1982~1991年の10年間シングルレコード売り上げはトップだったようです。当時子供だった私は、魅力はわからなかったのでしょう。
しかし、そのテレビの「カサブランカ・ダンディ」を歌うジュリーは、カッコイイ。歌のうまさはもちろん、髪型 洋服 片耳ピアスに始まるアクセサリー 帽子のかぶり方 表情。。。全てが今見ると素敵でした。当時の年齢は29才。今のタレントさんより大人っぽいのに驚きます。あれから、ユーチューブで当時のジュリーの動画を見まくりました。
「サムライ」の素肌に革ジャン、短剣をかざす印象的なシーン

「勝手にしやがれ」の黄色の三揃い。股上の深いタック入りワイドパンツとベスト、長めの上着に細い袖から覗くシャツのダブルカフスの袖口。

「憎み切れないろくでなし」の紫色タキシード姿で一つ釦を外してカマーバンド見せ、ズボンのポケットに手を入れて蝶ネクタイの結んだタイを外して、歌うシーン。

「ダーリング」のセーラー風Tシャツに白のバギーパンツ。

「時の過ぎゆくままに」でサスペンダーの片方をたらして、大きなハットを深めに被るシーン。
その頃のお洒落なこと。ロングヘアーも全然不潔ではなく、今の誰が真似しても違う気がします。今 あんな歌手がいたら。。。どうでしょう

ジュリーのそのころのスタイルは ある漫画家の方が考えてくれたと言っています。ジュリーが演じる3分間のドラマには、あのファッションが必需品でした。
ユニセックスな感じもするジュリーのファッションは、今でもお洒落で美しい。

最後に私の憧れのお二人が並んでいる写真をUPいたします。
鶴田浩二とジュリー・・・対談をリアルタイムで観たかったなあ・・・
私が男ならこのダブルのスーツを着、コンビの靴を履こうかな?
By Rieko Fukudome
【新作品】I Know , It`s only Rock`n Roll !(But I like it!)
2017年8月4日
表題の「イッツ・オンリー・ロックンロール」は、ロックバンド「ローリング・ストーンズ(Rolling Stones)」が1974年にリリースしたヒット曲および収録アルバムです。

シングルカットされた原題は「It`s only Rock`n Roll (But I like it!)」ですから、たかがロックンロール、されど大好き、という意味です。
PVが印象的で、セーラー服姿のストーンズのメンバーが大きなバルーンの中で演奏するというものです。途中からバルーンの中に泡が充満し、最後はドラムのチャーリーワッツが逃げ遅れてしまう、というユニークな作品でした。
今日ご紹介するジャケットは第一印象が、「ロックンロール!」という感じの突き抜けた一着です。

ご覧のように、ダークネイヴィーのシルク&ウールの光沢ある地に、なんと3.5センチもある水玉が配された驚きの色柄です。

生地は数々のこだわりの色柄を備えた、イタリアのBIELLESI(ビエレッシ)。
ウール72%+シルク28% 250g/mのオールシーズン物です。

この個性的な柄を活かすデザインは、シングル1個ボタン、ショールカラーすなわちヘチマ襟となりました。

ショールカラーも細めのスッキリした形にして、エンターティナーな雰囲気を少なくしました。

生地にとても弾力性があり、ご体格のいいお客様のお身体を包みこむ立体的な仕上げが出来ました。

ボタンは生地に合った練りボタンです。
そして、個性的な表生地に負けず劣らず、素敵なライニングをお選び頂きました。

英国LBD社の綺麗なサークル重ねのライニングは、着る自分も周囲の見ている人も楽しくさせます。


お客様はパーティなどで着用したいとのことです。
楽しい時間に楽しくなる服を着ることを、テーラーとしてお手伝いさせて頂きました。
私たちもより一層この服作りを楽しませてもらいました。

It`s only Bespoke Suit (But I like it.)!
COLLEZIONI BIELLESI Made in Italy
Super120′s Wool & Silk(28%) 250g/m
ジャケットお仕立て上りプライス(税別)
BESPOKE(フルオーダー・仮縫い付きハンドメイド)・・¥176,000
SARTORIA(パターンオーダーメイド)・・・¥91,300