職人の確かな腕
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裁断士(カッター)
お客様からのオーダーをもとに、立体を平面に置き換える「型起し」が一番の仕事です。その仕事に一番神経を集中させます。
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裁縫士(黒木)
お客様に喜んでいただける服が仕上がった時の笑顔が何よりの楽しみ。
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裁縫士(加治木)
お店ではお客様にお会いできるので、その雰囲気を考えて仕上がりの表情を変えるよう心掛けています。
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縫製士(水迫)
仕立てたお洋服を着ていただく瞬間は緊張しますが、何よりもうれしいひと時になります。
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裁断士(カッター)
クリエイティブで重要な仕事、それが裁断士(カッター)です。
伊達 仁崇
裁断士の仕事は、生地の歪みや伸縮を整える「地のし」、採寸データによる型起こし、生地の裁断、仮縫いフィッティングとその補正、裁縫士への指示、仕上がった洋服の検品等です。
仮縫いによるフィッティングでは、伊達本人が立会い、見た目のバランスと動きやすさを考慮して、お客様のご要望にお答え出来るように調整を行います。
お客様にお目にかかり採寸する時から、納品まで全工程にかかわり、テーラーにとって「要」となるポジションが、この裁断士という仕事です。
お客様の魅力を最大限に引き出す美しい型起こしが求められます。
お客様からのオーダーをもとに、立体を平面に置き換える「型起し」が一番の仕事です。その仕事に一番神経を集中させます。一回目のフィッティングから、お客様の理想とするお洋服ができるように型紙を作製します。ぴったりと決まった時は、喜びの瞬間です。
流行やお好みに合わせ、またその方の雰囲気を伝えられるようなお洋服に仕上がるように、イメージを持って仕事をするように心掛けています。
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裁縫士(黒木)
「ただただ、心を込めて仕立てる」
黒木 幸
昭和10年(1935年)生まれの大ベテラン職人。
15歳で仕立て職人の道に入り、これまで仕立てた服は5000着を超えています。
オーソドックスなジャケットから、モーニング、タキシード、西郷さんの軍服レプリカまで、知識と縫製のノウハウがすべて蓄積されています。
お客様の笑顔が心を癒しますこだわりは「ただただ、心を込めて仕立てる」。
今のアトリエではお客様の様子が判る。お客様が喜んでいただける服が仕上がった時の笑顔が何よりの楽しみ。
「100%納得できた仕事はまだ、出来ていない」とつぶやく大ベテラン職人です。
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裁縫士(加治木)
すべては、お客様の喜ぶ姿の為に・・・
加治木 有美子
専門学校卒城後、大手アパレルでの縫製経験を経て入社。アトリエのリーダー的存在。
メンズのズボン、ベスト仕立て修行を経て、現在はジャケット、コート、レディースウェア、大島紬のお洋服などの、完全一人縫製(丸縫い)が出来る日本でも数少ない女性職人。立体的で着心地の良い、粋な服作りが評判です。
一着一着・・・向き合って丁寧な仕事を。
オーダーメイドは、お客様の体型や生地によって縫い方を調整し仕立て上げていきます。お店ではお客様にお会いできるので、その雰囲気を考えて仕上がりの表情を変えるよう心掛けています。
お客さまも生地も毎回違う中で、100%満足できる服作りを目指すことは難しいのですが、やりがいのあるところでもあります。
全ては、お客様の喜ぶ姿の為に、一着一着向き合って丁寧に仕事をしていきたいです。
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裁縫士(水迫)
先輩職人の技術・姿勢に学ぶことの多い毎日です。水迫 しおり
専門学校卒業後、三洲堂テーラーに入社。4年目でジャケットの完全一人縫製まで達した若手女性職人。
先輩職人の意思と技術を受け継ぎ、若い感性と緻密な手作業で、ジャケット、コート、レディースウェアなどを仕立てています。
加治木同様日本でも数少ない丸縫いが出来る女性職人。
学ぶことの多い職場で、毎日刺激をもらっています。
アトリエでは、ベテランの職人さんや先輩職人と一緒のスペースで作業していますので、先輩方の高度な技術・服作りに対する高い姿勢を真近で見ることが出来ます。
その姿から、学ぶ事は多く、刺激を受ける毎日です。
お客様に仕立てたお洋服を着ていただく瞬間は緊張しますが、何よりもうれしいひと時になります。