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2021年かごしまの新特産品コンクール が開催されました
本日ご紹介する「大島紬X英国フランネルのリバーシブルガウン」を
このコンクールに出展いたしました
残念ながら入賞はできませんでしたが、さまざまな方々と知り合う機会が出来て、刺激的でした。特に塩田鹿児島県知事様にガウンコートを羽織っていただきました。
そのさい「社会人初めてのスーツは祖父に連れられ、三洲堂さんで作ったんだよ」という思い出話も伺いました。
コロナ禍の生活では、家で過ごす時間が長くなりました。
スーツを着る場面が少なくなった時、私たちテーラーは何ができるのか?
テレワーク中にジャケットでは堅苦しい。・・何を着ていいかわからない・・。
そんな時に上司がさりげなくガウンを着ていたら素敵だと思いました。ガウンは室内着ですが、そのまま外出もできる服です。
ガウン+共生地ショールを着る英国人作家ノエル・ハワード 1930年
ガウンは20世紀初頭に英国でルームウエアとして流行しました。
当時の紳士たちは、少し派手で東洋的な色柄のシルクを使ったガウンを愛用していました。 週末のパーティーや、外出着としてもガウンを着用したものでした。
そこで私たちはガウンを作る素材として身近な大島紬を選びました。渋い泥染めで華美になりすぎない、シルク生地として大島紬のガウンを提案いたします。
大島紬を表にしてスーツに着用しました
モデルはCutter Date
次はフランネルがフェイスです
そして、私も来てみました
カフがターンナップになっていて、袖丈の調整が可能です
フロントから見ると、ノーマルな袖付けですが、
背中はラグラン袖です。
ジェンダーレス、ということでデザイナーの福留理恵子がモデルです
ウェストの帯でブラウジングすると、レディースコートとして問題なく楽しめます
しかもボタンはないので、前身の打ち合わせを左右変えることも自由です
カジュアルな装いでも違和感なく着ることができます
最後に、デザインした福留理恵子から・・・
洋服生地としての大島紬は、滑りの良さ、群抜の軽さ、艶のある華やかさ等、機能面でも優れております。
仕立ててみると大島の豪華さは見事で、反物をなるべく長く、切り刻まずに使用し羽織るのが一番魅力的だと再認識致します。
反面、軽量で立体感が出にくく、重ねて空気感を出すことで趣きがでる。
今回ウール生地と重ねて、クラシックなテーラード仕立てでコンテンポラリーなガウンになりました。
飾りに配した反物の「耳」部分の毛羽立ちは、数十年前 大島紬生産の繁忙期に忙し過ぎた織子さん達が成形する暇がなかった名残では、と聞きました。
羊毛生地で言えば、フリンジやブレードのようにアクセントとして、
反物(織物)を連想させるデザインとして残らず使用しました。
この燻銀の様に渋く美しく、緻密な絹織物は、ジェンダーレスで和洋折衷、垣根を取り除いたスタイリッシュモダンなガウンに仕立て上がりました。
次は大島紬の大きな伝統柄の反物で挑戦してみたい
大島紬X英国フランネルのリバーシブルガウンコート
ぜひ店頭でお袖を通して下さい!
三洲堂テーラーには英国・イタリアの上質生地バンチブックと、
上質な生地ストックが多数ございます。
現在の納期は、
BESPOKE(仮縫い付きハンドメイド)・約30~40日
プレ・ビスポーク(仮縫い付き・マシンメイド)・・約40日
パターンオーダー(マシンメイド)・・・30~35日
皆様のオーダーをお待ちしております
SANSYUDO TAILOR
三洲堂テーラー
鹿児島市東千石町18-8BIGIビル2F
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