日本を代表する女性指揮者、三ツ橋敬子さんのタキシードスーツを、2019 12月にお作りしました。
納品後、何度かのコンサートでタキシードをお召しになって指揮をされたそうですが その後コロナ流行。演奏会も減っていらしたと推測しておりました。
この度 三ツ橋様からお手紙を頂きました。 NHK交響楽団との演奏会 が、6月6日に放送されるので衣装の様子を是非見て下さい・・・とのことです。
NHK Eテレ 6月6日日曜日 午後9時〜11時
「クラシック音楽館」
指揮:三ツ橋敬子、ソプラノ:森谷真理、テノール:福井敬
NHK交響楽団
演目は《魔笛》《コシ・ファン・トゥッテ》 《蝶々夫人》など、
オペラの名シーンからの数々です
タキシードは、今はすっかり指揮の相棒にして頂いたそうで、スーツのラインを確かめてからステージに向かっていらっしゃると聞き感激しています。
何度か鹿児島にお運び頂いて、美しい姿勢の三ツ橋さんがタクトを振る動きを真剣な眼差しで確かめていた姿がかっこよく直ぐファンになりました。.
.
このコロナ禍において鹿児島でも先の見えない状況が続いている中に お手紙はお守りのようにアトリエに大切に貼ってあります。
蝶々夫人」「魔笛」の演奏は勿論ですが、N響の定期演奏会での初女性指揮者のタキシード姿を楽しみにしております。
普段東京中心に活動されている三ツ橋さんですが、このスーツのために鹿児島の当店で数度にわたり仮縫いフィッティングしていただきました。
演奏中、常に後ろから見られる立場です。
パンツは 長めで脚の間が離れて見えないようにお仕立てしました。
実際に指揮をとる動きをしながら、スムーズに指揮棒が振れるようにフィッティングしていきます。袖丈が長めなのは、指揮をされて腕をあげられている際に、最適な長さにしているためです。
二度のフィッティングで、かなりイメージに近づいてきました
完成したタキシードスーツ
シングルブレスト1個ボタン。ショールカラーが優雅です
生地はロロ・ピアーナのウールストレッチ。
240g/mのほほオールシーズン向けの素材です。
制作はマスター加治木です。
ショールカラーの拝絹を被せる作業は神経を使いました。
ますますご活躍される指揮者・三ツ橋敬子さん。
これからもたくさんの名演奏を楽しみにしています!
三洲堂テーラーには英国、イタリアの上質生地バンチブックと、上質な生地ストックが多数ございます。
現在の納期は、
BESPOKE(仮縫い付きハンドメイド)・約30~40日
プレ・ビスポーク(仮縫い付き・マシンメイド)・・約40日
パターンオーダー(マシンメイド)・・・30~35日
皆様のオーダーをお待ちしております
SANSYUDO TAILOR
三洲堂テーラー
鹿児島市東千石町18-8BIGIビル2F
ご予約・お問い合わせはコチラからどうぞ
WEBサイト
http://sansyudo.co.jp/booking-visit/
https://www.facebook.com/sansyudo/
https://www.instagram.com/sansyudo1930/?hl=ja