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シャツ、スーツ、ネクタイ、ベルトなど
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トーマス・メイソン、カンクリーニ、アルビニ など
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「モヘア」という単語から連想されるものは何でしょう?
お洋服好きな方、特に女性の方々はみなさん毛足の長いフワリとしたニットのセーターやカーディガンのイメージだと思います。
そんなイメージのモヘアですが、紳士服の世界では夏のスーツに欠かせない素材の一つです。
この「モヘア=Mohair」は、もともとトルコの中央部、アナトリア半島のアンカラ(旧名アンゴラ)地区で繁殖されてきた「アンゴラ山羊」から採集されます。
16世紀に全盛期を迎えた当時のオスマン帝国は、貴重な外貨獲得商品として、モヘア製品を手厚く保護しました。
当時、首都ウィーンまでもオスマン帝国に攻撃された、神聖ローマ帝国皇帝・カール5世は、この貴重なアンゴラ山羊を強奪し、オスマン帝国の力を削ごうとしていたほどです。
アンゴラ山羊・・・毛足が長く可愛いです!
・・・時は下り、斜陽のオスマン帝国は、七つの海を制した英国のヴィクトリア女王の強い求めに応じ、複数の「つがい」のアンゴラ山羊を、献上品として贈ります。
案の定、オスは全て去勢されていました。
ところがオスマン側が厳しくチェックしたにもかかわらず、後日一頭のメスがオスのアンゴラ山羊を出産。
ついにモヘアの独占は崩れたというわけです。
現在、貴重な「モヘア」をもたらすアンゴラ山羊は、英国の植民地だった南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドで繁殖しているのは、これがきっかけなのです。
英国のウィリアム・ハルステッド(William Halstead)社は、1875年創業。
英国を代表するモヘアスーツ生地のメーカーです。
ハルステッド社は各植民地のアンゴラ山羊から採取されるモヘア(Mohair)にウールを混紡し、個性的なシャリ感あるドライタッチの生地を生産してきました。
ドライタッチの生地は張りと艶があり、適度な通気性も持っています。
スーツに仕立てると、適度な立体感があり肌にまとわりつかないことに加え、シワになりづらいので夏のスーツに最適です。
このグレーのスーツは、ウールに30%のモヘアをブレンド。
ウール100%のミドルグレーと表情が違います。
こちらはモヘア60%ブレンドの夏服です。
シャリ感と立体感が写真からも伝わるでしょうか?
このラペルの見事なロール感、立体的な肩と袖。弟子の加治木も未だに見習うべきポイントが多すぎる・・・と、この老師の手作業を見守っています。
夏服ですがスリーピースのオーダーが多いのが英国モヘアの特徴です。
クラシック感満点です!
メタルボタンを配したネイヴィーブレザーにも最適です。
ハルステッドやテーラー&ロッジといった英国メーカーには、明るいネイヴィーから黒紺といえるものまで、ネイヴィーのコレクションが充実しています。
スプリングコートの生地としても向いています。
こちらはメンズコートで、春先と冬の入り口でお使いになるコートとしてオーダー頂きました。
レディースのスプリングコートです。
モヘアがブレンドされることで、イタリア人の好きなソラーロのような玉虫色のコートになりました。
コートでも一枚仕立てです。
清涼感と軽さが抜群な上に、職人の手仕事の粋が感じられます
三洲堂テーラーでは、英国モヘアに加えて、イタリアのドラッパーズ(DRAPERS)
の粋なモヘアコレクションもご用意いたしました。
ドラッパーズのモヘア(MOHAIR)コレクションは、
大きく分けて16%と26%のモヘアミックス生地がコレクションされています。
この夏ははるかな歴史のドラマを感じつつ(笑、
英国はじめ世界の紳士たちに愛されてきた、モヘアスーツをご検討されてはいかがでしょうか?
三洲堂テーラーには英国、イタリアの
上質生地バンチブックと、上質な生地ストックを
多数ご用意いたしております!
現在の納期は、
BESPOKE(仮縫い付きハンドメイド)・約30~40日
プレ・ビスポーク(仮縫い付き・マシンメイド)・・約40日
パターンオーダー(マシンメイド)・・・30~35日
皆様のオーダーをお待ちしております!
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