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2020AW GIFT TICKET FAIR スタートします!
9月25日・金曜日~10月26日・月曜日
店頭にはこの春の幾多の苦難を乗り越えた、イタリアのドラッパーズ(DRAPERS)から最新生地バンチブック(見本帳)が届きました!
ラグジュアリーフランネルの頂点「LADY SANFELICE AND FLANNELS」、
こだわりの社長コレクション「DRAPERS GOLDEN SELECTIONS」、
今回初登場 Super160`s コレクション「Greenhills」が登場。
しかし、驚いたのは何と言っても、かのSeptemberに現れた、「Earth, Wind and Fire」と名付けられた、全天候ウール生地が登場した事です。
生地背面に撥水、防水皮膜を貼り、なおかつ迷彩柄や各種カラー系のプリントを施した「アース、ウィンド&ファイアー」です。
レインコートやブルゾン、トレンチなど 、撥水加工を施したこのドラッパーズのEarth, Wind and Fireで、面白い作品が作れそうです。
衣替えの季節、10月になるとともに、本格的な秋冬物の仕立て作業で忙しくなってきた当店のアトリエ。
大柄なお客様のスリーピースの補正を考えるカッター伊達。
秋冬物はスリーピースのオーダーも多く入るとともに、ロングコートやBARBOUR風のブルゾン、自身がデザインしたラウンジジャケット、レディースのダブルブレストのジャケットなどなど、とにかく頭を使う作業が続きます。
最近納品したスリーピーススーツの補正では、ある大柄なお客様からの「シュッとしたスーツ」を作ってよ、というリクエストがきました。
いつもタップリとした余裕のあるお洋服が好きなお客様ですが、全体のシルエットをスマートにさせつつも、「着やすさ」という要素は外せないので、その両立をポイントにデザインと補正を考えました。
昨日納品させていただき「思った通りのスリーピース!」とご満足いただきました。
入社半年の新人小濱にラペルの作り方を教える加治木。
小濱は高校のファッション科で服作りを専攻して、4月の卒業後直ぐに当店に就職しました。アトリエではマスターテーラー加治木に付き、部分縫いから学び「引っ張り仕事」という先輩職人のパーツを作る作業をしてきましたが、ついにジャケットの製作に取り掛かりました。
各パーツを作るだけの作業と違い、一枚の毛芯の上に生地を据え、全体の出来上がりを考えながら最終的にジャケットを作り上げる。小濱的には想像を超える大変な仕事のボリュームらしく、毎週の朝礼での報告に苦戦が伺えます。
山登りと同じく、一歩一歩途方もなくつらいのですが、合間に景色が見えたりしつつ、山頂が近づいて来ます。先輩加治木の導きで成長してほしい「金の卵」です。
ジャケットの芯据えに集中する水迫
最近は水迫の緻密なハンドワークの成果が、服作りに結び付いてきました。
特にハンドステッチは、水迫自身が様々な番手の糸を使い、入れ方や引き方も変えて実験して、最適なビジュアルを生み出せるように技術を高めています。
キャメルヘアのネイヴィーブレザーに水迫が施したハンドステッチです。
カジュアルでスポーティーになりすぎず、ブレザーの印象がより良くクラシックになるように。
お客様やデザイン担当の福留理恵子と打ち合わせを重ねて、いい雰囲気に入れることができました。
トラウザーズ(ズボン)の専門職人、橋元
アトリエのメンバーに加わり2年半の橋元はトラウザーズ仕立ての専門職人です。
最近のトラウザーズは、ノーマルなタイプに加えベルトループレス、サイドアジャスタ付きのタイプが増えてきました。
今回オーダー頂いた、カノニコの6PLYという弾力性のあるメッシュ生地を使ってフライフロント、サイドアジャスタのトラウザーは、生地の落ち感も良く、とてもいい感じに仕上がっていました。
BESPOKEならではのトラウザーズの完成度をますます高めてほしいものです。
ベテランの薄窪は、若手が様々な技術面での壁にぶち当たった際に、解決法を導き出してくれるこの道54年の大ベテランです。
最近手がけた大仕事は、お父様の形見のモーニングコート上下を受け継いだお嬢様が、お洒落着として着て楽しめるようにリフォームしたことです。
モーニングコートは仕立てる職人が日本にも少なくなってきた正礼装服。構造は複雑で様々な工夫が服自体に仕掛けられています。
このモーニングをリフォームする仕事は薄窪が中心になり、伊達、福留理恵子のチームで行いました。蘇ったモーニングコートに命が吹き込まれました。
黒木幸、85歳。昭和10年(1935年)生まれ。
この手によって約70年近く、お客様のお洋服を仕立ててきました。
今もアトリエの魂となってけん引してくれます!
黒木の最新作、ロロピアーナのジャケット。
美しい袖と肩入れは若い職人達の見本です。
今日もひと針ひと針、服作りは進みます。
みなさまのオーダーを心よりお待ちいたしております。
One autumn afternoon in our atelier.
Artisans working for their many dreams….!
三洲堂テーラー
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