「新型コロナウィルス感染拡大防止の為に」
ご来店を基本的に予約制にいたします。
EARLY SUMMER FAIR スタートしました!
7月31日・金曜日まで開催中!!
コロナの影響でオーダーが減るだろう・・と思われていた4月下旬から5月にかけて、少し余裕がある期間を生かして、アトリエの仕立て職人、加治木と水迫が、自分の服を仕立てました。
同じく、裁断士・伊達も自分の着たい夏のスーツを、自分でデザイン、型起こしをしました。
仮縫いフィッティングは福留理恵子と私が担当、自分で補正をして、ジャケットはベテラン黒木、パンツはベテランの福崎が縫製をしました。
このシリーズの目的は、自分の服を仕立てることにより、オーダーされるお客様のお気持ちにも近づけるのではないか・・・、ということですが、今回は如何なりましたでしょうか?
【裁断士・伊達、自分の服を作る】
今回は伊達が考えた、自分用の夏スーツが出来ました。
ウールサッカー生地、降らし袖にステッチ ジョグパンツ。
夏には少しゆったりとしたサイジングでリラックス感あるスーツを!.
と、もちろん自分でデザイン、パターンを引きました。.
しつけ糸で留められた「仮縫い」服は、全体にゆったりとしたサイズイメージになります。
そのまま補正した製図通りで仕立てると、意外にきっちりした服が出来てしまう事があります。
伊達は身長に対して肩幅が広く、既製品のジャケットが合いません。
リラックス感あるスーツを作るために、完成間際にもう一度肩まわりの確認をしました。この時点でも背幅を出して、肩まわりに余裕を持たせるように補正しました。
ジャケットは今までと基本的なサイジングを変えていないのですが、今回最もこだわったのは、パンツのデザインです。
デザインはジョグパンツ風。生地の特性を生かして、身体に纏わり付かないようにするために、2本タック、ワタリ幅(=太もも幅)、ひざ幅、すそ幅共にいつものテーパードよりもウェストはベルトレスでゴム入りのストレッチをかけ、最後に紐を通してリゾート感を出しました。
股上は伊達自身のパンツ史上最も深い、27センチにしました。
パンツ全体を長くする事で、脚を長く見せる効果を狙いました。ジャケットの打ち合いからもパンツの生地がのぞいているので、脚長効果とリラックス感も得る事が出来ました。
ジャケットは一枚仕立て、降らし袖、アウトポケットでサッカー生地の質感もあり、充分リゾートなイメージに仕上がったと思います。
84歳ベテラン職人・黒木に、パイピングは目立つ黒でとオーダーしました。
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デザインとパターンと、仕立て全てが上手くいくトレーニングを、スタッフ3人のスーツを通して考える事が出来ました。
伊達は、数年前までは自分がカッコいいと思うスタイリングを念頭に製図をして、型紙を起こしていたのですが、最近はお客様にとって何が「最もいいカタチ」なんだろうと常に思いながら型起こしをするようにしています。
今回の「プロジェクト」で、加治木や水迫、そして自分のスーツを仕立た結果、一着一着をオーダーされるお客様の思いをのせて型紙を引いていく重みと責任感をさらに感じたようです。
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The suit for the cutter Date was designed by myself
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