2019年春夏新作SCABAL(スキャバル)ネクタイが追加で入荷中!
イタリア縫製の上質なジャガードを中心としたスキャバルネクタイは、世界最高級の生地マーチャントブランドならではのハイクオリティ。いつも売り切れてしまうのですが、今シーズンも先月中旬に入荷後、もう半分が売れてしまいました。
2019春夏 VIP INVITATION FAIR 開催中!
BESPOKE・・・スーツオーダーいただきますと、リンクルフリー・オーダーシャツを一枚プレゼントいたします!
パターンオーダー、プレ・ビスポーク・・・
一着あたり定価から▲3000円OFFになります。
オーダーシャツ・・・・
一枚16000円以上の上質シャツが、すべて▲3000円OFF!
オーダーベルト&ネクタイも定価から▲2000円OFF!
さて・・・
大規模な縫製工場の内幕を知ってい方なら、最近流行りの細番手、極細番手の高級生地は、いかに仕立てが難しいのか判ると思います。
実際に大量生産、時間短縮がモットーとなっている工場によっては、生地のすべてに薄いフィルムを貼り付け、生地を動かないようにして裁断、縫製、加工をします。
※ただし当然ながら仕上がったスーツは皮膜の分固くなります。天然素材ならではの「伸び」も制限されるので着心地は・・・はなはだ疑問です。
イタリアの高級生地メーカー、エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)がリリースしている15Milmil15(「クインディッチ・ミルミル・クインディッチ」と言います。)は、原糸が15ミクロンという細番手生地の筆頭です。
当店のベテランの職人によると、仕立てに時間も手間暇も大いにかかり、このような極細番手生地は「職人泣かせ」だといいます。
年末にオーダーを受け、このほど仕上がったゼニア「15Milmil15」のスーツは、当店の若手ホープ、裁縫士の水迫が担当しました。
細番手の生地の難しさは、生地自体が湿気の程度により生き物のように伸び縮みするので、毎日の気候によって仕上げが左右される事が物語っています。案の定3月中旬以降は定期的に雨天がやってきました。文字どおり「ぶわぶわ」になった生地を、乾いたアイロンで湿気をとりつつ縫製するのですが、さすがに緻密な作業が得意な水迫も仕上げに苦労していました。
スタンダードなネイヴィースーツなのですが、この生地ならではの得も言われぬ高級感が漂います。まるで新元号の「令和」のような優雅な雰囲気といいますか…。
このようなスタンダードな高級生地、ましてネイヴィーの無地ならデザインはシンプルが真っ当です。シングルブレスト2個ボタン、センターベント。世界のトップビジネスシーンでも通用するネイヴィースーツです。
お客様は毎日ネイヴィースーツを着ますが、このような細番手のオールシーズン生地でスーツを仕立てたのは初めてです。その繊細な表情と極上の着心地に驚かれていました。
いかり肩で少し猫背のお身体をすっぽりと包み込み、白シャツにブルーのネクタイを締めれば、今この場で「物事が決められない英国議会」に乗り込んでも大丈夫!というものです。
同系色のライニングに、素材はプラスティックですが手作りの練り釦をお付けしました。
ライニングは同系色でシックにまとめました。
これから「ここ一番!」の時に、ぜひ着ていただきたいスーツです!
Ermenegildo Zegna 15Milmil15 240g/m Superfine AustralianWool
スーツS上下・お仕立て上りプライス(税別)
BESPOKE (フルオーダー・仮縫付ハンドメイド)・¥357000
プレ・ビスポーク(仮縫付マシンメイド)・・・¥241400
パターンオーダーメイド・・・¥181400
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