「本日天気晴朗なれど寒風強し」。連合艦隊の参謀、秋山真之ならこう言ったでしょうか・・「温暖化」という用語はどこにいったのか、この冬の寒さは尋常ではありません。
なんといっても、日本本土のディープサウス、鹿児島でさえお昼の気温が5度。体感気温はなんと1度となっています。
今ならこんな寒い日は温かく軽いダウンコートが必需品なのでしょうが、英国発祥の正統派紳士服飾の拠点を自認する当店の私としては、フランネルのスリーピースにツイードのコートを羽織り、衿巻で頑張らせていただきます。
ということで、連日フルオーダー、パターンオーダーともに冬服が仕立て上っています。今日ご紹介するパターンオーダースーツは、イタリアを代表する生地メーカー、エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)の冬向け生地「エレクタ(ELECTA)」を使いました。
生地の表面を正確にカメラで表現する事はとても難しいのです。このエレクタの表情は上の写真がかなり正確にとらえています。ダークネイヴィーに細めの消しストライプが刻まれた光沢のあるエレガントな生地です。
330g/mのしっかりとしたゼニアのエレクタ生地は、仕立て映えすることでも有名です。美しい肩周り、胸のボリューム、ウェストにかけてのシェイプなど、スーツが本来持っている美しさの表現は、まさに生地の品質によります。
優美なバルカポケットも当店のパターンオーダーの特徴の一つです。バストに沿って綺麗にカーブし、せり上がっていきます。
ボタンはゼニアのオフィシャル本水牛釦です。
ライニングはこれもオフィシャル。水色にドットのイタリアらしい美しい色が特長です。
「スーツは背中で着るもの」。背中の広さは、人物の大きさにもつながるらしいです。ジャストフィットするスーツを着用すれば、背中も美しく決まります。
現在冬スーツの納期は、
フルオーダー(仮縫い付きハンドメイド)・・・約一か月(応相談)
パターンオーダー・SARTORIA・・約40日
まだまだご着用いただけます!
秋冬生地でのオーダーは、SALE期間中の2月12日までにお越しください!