今日も昨日に引き続きすばらしい夏日になりました。
城山では梅雨の合間を縫って、ニイニイゼミと思われる初蝉の声が6月下旬から響いていましたが、梅雨明け直後の中央公園でははやくもクマゼミの鳴き声が聞こえてきました。
定点観察中の私の記憶では昨年より一週間以上早いクマゼミです。
盛夏を告げるゼミの声が聞こえてくる一方で、早くも秋を告げる新生地バンチブック(見本帳)が入荷してきました。
英国のDARROW DALE(ダロウ・デイル)とイタリアのCOLLEZIONI BIELLESI(通称コレッツオーニ)です。
ダロウデイルは英国伝統のミルである、ジョン・フォスター社の別ブランドです。ジョン・フォスターの英国調デザインに加えて、大胆なチェック、太幅ストライプ、光沢あるヘリンボーンなど大胆な柄行きも揃えたバンチブックです。
コレツイオーニは全品個性的な柄物で満載です。基本的にウール&シルク生地が多く、カモフラージュ柄、蛇にスカル柄、モノグラム風、ラメ入りなどなど個性的なスーツやジャケットが欲しい方に人気です。
これから8月にかけて新バンチブックが続々と入荷する予定です。
店内はSALEを継続中です。
先日もご紹介したように美しい春夏生地がまだまだ沢山あります。
今日ご紹介するのはおなじみ エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)のクールエフェクト生地で仕立てたスーツです。
このブログをご覧になっていてもお分かりになる通り、オーダーの約7割は濃紺を中心としたダークスーツが多くなっています。
そんな中でこのようなファジーでお洒落感のあるスーツ生地は珍しい色合いになります。
BESPOKE TAILORとしてはこのような生地が好きで、シーズンの始まりには魅力的なベージュやモスグリーン、ライトブラウンといった色合いの生地を揃えたいと思うのですが、在庫として残るリスクもあり踏み切れないところもあったりします(笑)。
表生地もいい雰囲気ですが、ライニングもゼニアのオフィシャルながら淡いグリーンをお選びいただきました。とても相性がよく柔らかいイメージです。
ボタンも本水牛の明るめのブラウンをお選びいただきました。
お客様はスーツを毎日着用されるお仕事ではないのですが、時と場合により着る機会があるそうです。その際はその内容によってダークスーツだったり、このようなソフトなイメージのスーツだったり使い分けてらっしゃいます。
このゼニアのクールエフェクトスーツが、お客様のこれからのお仕事や生活に馴染み、永く愛用していただけましたらうれしいです。
Ermenegildo Zegna COOLEFFECT 220g/m Superfine Australian Wool
スーツS上下・お仕立て上りプライス(税別)
BESPOKE(仮縫い付きハンドメイド)・・・¥258,000
SARTORIA(パターンオーダーメイド)・・・¥131,200