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【新作品】春の訪れとゼニアのストライプ柄スーツ

2017年3月26日

ここ数日冷たい雨が降ったり強い北風が吹いたり・・・春とは思えない肌寒い日々が続いています。いったいいつになれば本格的な春が来るのか、と皆が思っていることでしょう。

 

 

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しかし、自然の事象の中では着実に春を迎える準備がなされています。

 

鹿児島市の中心部にある照国神社の横には、1883年(明治16年)建造の鹿児島最古の石造りの洋館「鹿児島考古資料館」が佇んでいます。現在は立ち入り禁止となっているその洋館の横に、かなり樹齢の古い山桜が一本植えられています。

 

 

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この山桜が鹿児島の繁華街である天文館界隈で最も早く咲く「桜」です。

冷たい風が吹く街中に、しっかりと淡い薄桜色の花を咲かせる風情を観るにつけ、春の到来を感じます。ただし山桜なので開花とほぼ同時に新緑も芽生えますから、見頃はあっという間ですね。

 

 

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この道60年以上(!)というベテラン職人の黒木が仕立てたジャケットが完成しました。

素材はイタリアのエルメネジルド・ゼニアの「エレクタ(ELECTA)」。ミドルグレーに複数のストライプや織りストライプが施された美しい生地です。

 

 

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お客様は左肩が張っていて、右肩は若干下がり気味と云う私たちテーラーにとってもやや難しい後体型です。既製品やパターンオーダーでは張っている左の背中に生地が引かれて大きなシワが発生していました。

 

 

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裁断士の伊達が補正をかなりかけました。裁縫士の黒木にも説明し注意をしつつ仕上げていきました。先程ご試着を頂きましたら、全くひかれジワも無くなりバランスよく美しく仕上がっていましたので安心しました。

 

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初めて当店でオーダーされたお客様にも、大変ご満足をいただきました。

当店は創業87年。経歴が長い店ですが、実際にBESPOKE(フルオーダーメイド)でスーツを頼むにも、それなりの金銭的な出費も必要になります。

 

 

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初めてオーダーされるお客様のご心中を察しますと、私たちテーラー側も気が抜けるものではりません。緊張してお袖を通され、ご安心され笑顔を浮かべるお客様のご様子こそ私たちの励みになります。

 

 

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今回オーダーされた、ゼニアのエレクタ生地は320g/m。

まだまだ肌寒いのでしばらくはご着用していただけます。

 

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ボタンは本水牛、ライニングは同系色のグレーをお選びいただきました。

 

 

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クラシックなバランスのデザイン、立体的で包まれるような着心地。

私たちが考える理想のスーツ像です。

 

お客様にご満足いただけるお洋服のご提供こそ「使命」です。