ブログ

【新作品】Super150のスーツ登場!そもそもSuper表記とは?

2017年2月3日

イタリア屈指の大手織物メーカー(ミル)、カノニコ(CANONICO)は数年前から、日本向けにSuper150ウール生地を供給しはじめました。

 

Super110クラスが強いカノニコですが、もともと細番手生地も生産していました。満を持して日本のスーツマーケットにSuper150を大量供給し始めたのは、一説によるとエルメネジルド・ゼニアの凄腕マーケティングマネージャーを引き抜き、その人の裁量で営業を任せているかららしいです。案の定カノニコのSuper150はよく売れています。

 

 

 10

 

 

ところでウール生地の表記でよく目にする「Super」表記ですが、どのような単位なのでしょうか?

 

ご存じの方も多い事でしょうが、ウール(羊毛)の「原毛の細さの単位」が「Super」になります。

下の表をご覧ください。

 

image005

 

繊維の直径を表す単位に、Super表示がつかわれていますが、上記表のµm=マイクロメートル は1ミリの千分の一すなわち0.001ミリという単位になります。

 

最近の高級スーツ生地では、Super100が一般的に使われますが、これが18.5マイクロメートル、すなわち0.00185ミリメートルになります。今日ご紹介するSiper150になると16.0µmですからSuper100に比べ、原毛が2.5µm細くなります。数字上では変わらないような値ですが、実際の繊維になると「なめらかさ」、「光沢」が倍くらい違うように感じられます。

 

 

 3

 

 

この「原毛」はもちろん羊毛です。オーストラリアやニュージーランドで飼育される羊には、その羊毛の品質により厳重に競り分けられます。以前は室内飼育の羊から採取されたSuper150などがあり、大変高額でした。

 

原毛は次の工程で糸に紡がれます。紡がれる過程でより細く長く加工すると、糸自体の光沢と手触りも大幅に向上します。糸に紡がれた際の細さを「番手」といいます。しっかりとした英国製の生地なら番手は48番、つややかなウーステッド生地なら60番などと、番手も数字があがるほど細くなります。ちなみにロロ・ピアーナのベストセラー「タスマニアン」の番手は96番手になります。

 

IMG_4640

 

 

 

ということで元に戻りまして、カノニコ社のSuper150ウール使いのスーツが仕上がりました。270g/mのスリーシーズン生地です。番手は公式発表されていませんが、光沢と艶やかさから60~70番手はあると思われます。270g/mはスリーシーズン向けのウェイトですが、空調の効いた室内なら夏場の着用も可能です。

 

 

3

 

 

スマートなご体格のお客様です。

ジャケットはシンプルなシングルブレスト2個釦センターベントのデザイン。

 

 

1

 

 

仕立て職人によると、このSuper150はある程度粘り気があり、かつアイロンの効きも良く立体的に仕立てる事に向いている生地とのことです。

 

 

4

 

 

やや明るめのネイヴィーはここ数年のトレンドカラー。

仕事にパーティーに遊びに、と様々な活用方法が考えられる楽しくなるスーツですね!

 

 

5

 

 

6

 

 

本水牛のボタンをお選びいただきましたが、ご体格がスリムなお客様はカフスのボタン付けも重ねていただきました。ラテン系の小柄な体格の袖に4つのボタンが並列に並ぶのはバランスが悪いから、ボタン間を狭くして重ねて付けた、イタリア人のお洒落に対する知恵と配慮には驚かされます。

 

 

7

 

 

 

8

 

 

 

ライニングは同系色です。

あくまでも目立たずシックな方向でおお選びいただきました。

 

 

9

 

 

普段はスーツをほとんど着ないお仕事に就いているお客様ですが、ここぞという際には勝負の服としてBESPOKEスーツを着たい、とおっしゃてました。

 

 

1

 

 

 

これから機会を見て、少しづつスーツを揃えていかれるようです。

素敵なスーツライフを応援したいものです!

 

 

CANONICO (ITALY) Super150`s Wool 270g/m

スーツS上下・お仕立て上り(税別)

BESPOKE(仮縫い付きハンドメイド)・・・¥199,000~

SARTORIA(パターンメイド)・・・・¥91,800~

 

~2/5までSALE中です。10%OFFいたします!