いよいよ朝晩の冷え込みも増してきました。写真のように鹿児島の街中には銀杏が多く植えられていて、今まさに金色に輝いています。
この季節になると、休日はもっぱらタートルネックのニットにジャケットを着ています。
防寒に良いですし、首筋の加齢現象を感じさせないし、もともと喉をすぐに痛める体質なので、タートルネックは必需品です。
こんな冬の入り口に最適なのが、今日ご紹介するエルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)の、トロフェオ・カシミア(TROFEO CASHMERE)でしたてたブレザーです。
※・・・このブログでは無地のシンプルなジャケットを「ブレザー」と呼んでいます。
ゼニアのトロフェオ・カシミアのジャケット生地は以前にもご紹介しましたが、290g/m、スーパーファインウール95%+カシミア5%という構成です。
手触りはあくまでも「ふっくら」そして「ソフト」。しかし、ただ柔らかいだけではなく、290g/mという目付からも判りますように、芯はしっかりしたタッチです。
なんといっても、生地の表情が素敵です。バイアス状に織りあげられ、畝の底はブルー、山はネイヴィーという色使いですから、見る角度によって表面の色合いや光沢が変化していきます。
仕立てし易く立体になり易い、職人にはありがたいトロフェオ・カシミアです。
肩やウェストラインへの美しいドレープを表現する事ができました。
ボタンは本水牛、ライニングはほぼ同系色のダークブルーです。
シャツにネクタイを付けて着ていただいても良し、タートルネックのニットとも愛称良し。
・・・・ということで素敵なゼニアのブレザーが仕上がりました。
Ermenegildo Zegna TOROFEO CASHMERE 290g/m
95% Superfine Australian Wool
ブレザー・お仕立て上りプライス(税別)
BESPOKE(仮縫い付き・ハンドメイド)・・・¥182,000
SARTORIA(パターンメイド)・・¥102,100