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【新作品】ジョン・フォスターと伝統あるブラック・ダイク・バンド

2016年9月7日

世界を代表する高級生地マーチャントブランド、スキャバル(SCABAL)からネクタイが入荷しました。

毎シーズン全て売り切れてしまうスキャバルのネクタイ。ご来店の折にはぜひご覧ください!

 

 

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英国のジョン・フォスター社は、古く1827年創業のイングランドでも老舗のミル(織物工場)です。

 

創業者ジョン・フォスター氏は今もその跡が残る、ウェストヨークシャー州のクイーンズベリー村のブラック・ダイク・ヒルという丘陵に、ブラック・ダイク・ミルズという紡績工場を建立しました。

 

 

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このブラック・ダイク・ミルズは19世紀中葉には英国でも最大の毛織物メーカーに成長し、世界中にハイクオリティな紳士服地を輸出していました。

一方創業者ジョン・フォスターはクイーンズベリー村のブラスバンド(金管バンド)に、フレンチホルンの奏者として加わっていました。村の小さなバンドはそのうちに資金難になり、ジョン・フォスター氏の工場、ブラック・ダイク・ミルズの一部屋を借りて存続することになりました。

 

 

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そしてバンド名を「ブラック・ダイク・ミルズ・バンド」と名付け、19世紀後半から活発に演奏活動を開始、英国の全てのコンクールで金賞を獲得し、数ある英国ブラスバンドの中で最も早く「グランドスラム」を達成、1905年には英国バンド・オブ・ザ・イヤーにも選出されました。日本にも過去数回ライブに訪れたこともあります。

 

 

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ところが、バンドの母体だったジョン・フォスター社は1996年に折からの繊維不況で、工場を売却することになりました。ただし、現在も大手繊維グループの傘下で、英国らしい生地を織り続けています。

 

一方、バンドは英国中のファンや地元の企業からの支援で存続することとなり、「ブラック・ダイク・バンド」として活動し続けています。

 

 

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そんなブラック・ダイク・バンドが26年ぶりに来日公演することになりました。

私もぜひ聴きに行こうと思っております。

 

詳細はこちらの「日本公演」ページをどうぞ。

 

 

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19世紀の英国の繊維産業の企業家は、このような文化的な活動を支援するパトロンとしての役割を持っていたようです。さらにジョン・フォスター氏と息子たちは英国中部の古い城を買い取り、補修改築し現代まで残したりしています。

 

 

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ということで、英国ジョン・フォスター社が展開する別ブランド「ダロー・デール(DARROW DALE)」の生地で仕立てたスーツが仕立て上りました。

 

2個釦、センターベント、背抜きのシンプルなデザインです。

 

 

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夏向けの強撚糸で織り上げられたダロウ・デイルの生地で仕立てたスーツは、通気性に優れシワからの回復性も強いです。ドレープが美しいクラシックな一着になりました。

織り柄が施された生地は、角度により織り柄が浮き立ち、深みを感じる一着になりました。

 

 

 

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英国生地の弾力性を生かし、肩やウェストラインのドレープを立体的に出せました。

また、職人のきめ細かいラペルの裏の「ハ刺し」が綺麗なロールを作り出します。

 

 

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ボタンは練り釦。凝った作りで高級感があります。

 

 

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ライニングは美しいネイヴィーのペイズリーです。

 

 

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英国紳士服地の歴史を感じさせるジョン・フォスター=ダロウ・デイルのスーツ。

様々な歴史を経て、昔ながらの英国で織られた生地、加えて英国発祥の仕立て技術は極東の果てまで伝播し、今や20代の若い職人がお客様の正統派クラシックスーツを仕立てる。・・・これが文化といわずして何でしょう? 

 

 

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ということで、気になるプライスは

 

John Foster / Darrow Dale purewool

 

スーツS上下・お仕立て上り(税別)

 

BESPOKE(仮縫い付き・ハンドメイド)・・・・¥167,000より