FALL 2016 SEASON IN !!
8月中は秋冬オーダーがお買い得です!
この春から夏まで、当店ではとにかく人気があった生地が、英国ミル(織物工場)、ウィリアム・ハルステッド(William halstead)の3PLYウール&モヘア生地です。
3PLY(=プライと読みます)とは、3本の単糸を撚り合わせて一本の糸を成形することです。
まるで毛利元就の「三本の矢」と同じような感覚ですが、3本の糸を一本に撚り合わせ、縦横に生地を織りあげると、その生地は剛性と柔軟性が増します。当然シワになりづらく、しかも光沢感とシャリ感のあるモヘアが30%ブレンドされていますから、生地自体にも美しい自然の光がもたらされます。
英国人が夏服生地として、昔から愛用していた3PLY生地は、現在ではイタリアはじめ世界中で人気が高く、それぞれのミル独自の風合いのある生地がコレクションされるようになりました。
そして、この伝統的な3PLY生地を使って仕立てた、正統派ネイヴィーブレザーが完成しました。
ネイヴィーの程よい明るさ、身体の動きにつれて光沢が変化する生地の色合い・・・。
着用しているだけで上質感が漂います。
シングルブレスト2個釦、センターベントの基本的なデザイン。
身頃正面には端から7mmのポイントにステッチが入っています。
仕立ては春夏モノらしく、一枚仕立てにいたしました。
生地そのものは、ウール&モヘア(30%)330g/m。
ウェイトだけ見るなら冬服の重さです。しかし、太めの3PLY糸で織りあげた生地は、メッシュ構造で通気性が良く、着用すると意外に涼しい事に驚きます。
ボタンは本水牛の皮付黒。良い感じにブレザーと調和を取ってくれます。
ライニングは背裏とパイピングに入ります。お客様が自らチョイスされた明るいクリーム色が、表生地のネイヴィーと対照的で、とても綺麗ですね!
日本では、冬期以外のスリーシーズン、特にこれから秋遅くまでご愛用できるブレザーです。
この立体感のあるブレザーを仕立てたのは職人の加治木です。
春にTV放映された「にじいろジーン」出演時より、さらに腕を上げて立体的で細やかな配慮の行き届いた服作りが上達してきているようです。
三洲堂テーラーには、加治木を始め5人の若手職人(20代~30代)、4人のベテラン職人達(うち2人は下職)がお客様の為によりクラシックな服作りを目指して日々仕事をしています。
アトリエは店内にあり、10時から18時まで、かれらの仕事ぶりを見る事が出来ます。
鹿児島市にお越しの際は、ぜひお気軽にお越しください。
個性的な安藤忠雄設計のBIGIビル2Fでお待ちいたしております!