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【新商品】秋のスタート!正統派ストライプ・スーツ登場。

2016年8月17日

リオ・オリンピックも後半戦に突入、様々な種目で日本選手が活躍していています。

 

 

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こうオリンピックの報道が続きますと、理想的な体格をした選手たちのカッコいいスポーツウェア姿が脳内に焼きつき、仕事のスーツ脳にも影響を及ぼしてしまいます。

 

そんな中、劇的にメダル獲得数を上げた「柔道代表チーム」が帰国した会見を観ました。

 

 

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選手たちはおそろいのチョークストライプのブレザーに、白いシャツ、少し不思議な水色のパンツ、白い革なのか合皮なのかわかりませんが、スニーカー風の紐靴をはいていました。

 

体格のいいスポーツマン達にはとても雰囲気があっていて、さわやかかつフォーマル感を漂わせていて良い感じです。入場式の赤いブレザーと白いパンツは日本代表のお決まりですが、明るいネイヴィーのストライプジャケットは、男女ともにお似合いでした。

 

 

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ストライプ柄の起源はいろいろと説があります。ただし、古代、中世、近世までのフォーマル的な衣装の画像にはストライプが見当たらず、わずかに1900年を超してから男性のスーツやジャケットに用いられるようになった事が判ります。下の写真は、英国王の写真になりますが、順に1901年即位のエドワード7世、1920年頃のジョージ5世、1930年代のウィンザー公(英国王を辞めてしまいましたが)の写真です。

 

 

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20世紀初頭から第二次世界大戦間において、それまで無地が圧倒していたスーツの柄は、エスタブリッシュメントの頂点に立つ英国王周辺からの発信で、一気にカジュアル化していったとされています。

 

保守的で頑固なジョージ5世でもウィンドウペンのスーツを着ています。さらに「永遠のダンディ」ウィンザー公に至っては、チョークストライプダブルブレストにチーフを差し「粋」なことです。

 

 

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ストライプ柄の中でも、一番シャープな「ピンストライプ」から、縞の色がややファジーで若干太めの「チョークストライプ」、まるでチョークでラインを引いた様な「チョークストライプ」など、着用する場面や雰囲気でストライプも選ばれています。

 

ピンストライプは、細やかなピンヘッドが一列に並び、大変ドレッシーになります。反面お洒落度が行き過ぎになることもあります。

 

 

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今回オーダーを頂いたスーツの柄は「チョークストライプ」ですが、目立たずシックですから、クラシックなフォーマル感も漂わせつつ、柔らく程よいカジュアル感も持っています。

 

 

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生地はエルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)のクール・エフェクト、210g/mの夏物です。

夏に着用しても快適で、シワなどの回復性も良く、今シーズンも大変人気がありました。

 

 

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オーダーされたお客様は今月末にイタリア、ローマで国際会議があり、場面に合ったスーツを着用しなくてはならないとのこと。様々な生地をご検討された中で、最終的にこのシックなストライプ生地でお仕立ていただきました。

 

 

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ボタンとライニング(裏地)もゼニア社のオフィシャルを使いました。

いつも思うのですが、ゼニアの本水牛ロゴ入りボタンは立体的で雰囲気があります。上質な表生地はもちろん尚ですが、ボタンやライニングにもこだわって質の良いものを選ぶと、仕上がりが違ってきます。

 

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このストライプ・スーツが、来週にはイタリアへ旅立つお客様のご活躍の一助になれば、テーラーとしてありがたいことです!