先日梅雨の雨に煙る高千穂河原に行って参りました。
高千穂峰登山の拠点となるこの河原には、霧島神宮の古宮址があります。この址は噴火による消失によって13世紀に現在の地に移るまで、祭祀が執り行われていた場所です。
現在も天孫降臨の斎場となる古宮址。高千穂河原の入口から歩いて約10分。
石段を登り鳥居を抜けると・・・・、石造りの台座だけが残り、中央に小さなご神木がある開けたスペースにたどり着きます。
不思議なことに参拝の間だけ、雨風が止みました。木々を吹き抜ける風の音と遠間に聞こえる鳥の鳴き声。何かを感じることができる静謐な空間です。
さて、スキャバルの春夏ジャケットコレクション「アカプルコ(ACAPULCO)」から、リネン+ウール生地を使用して、SARTORIAパターンメイドで仕立てたジャケットが完成しました。
240g/mのリネン+ウール生地は手触りがまるで、ウール&モヘアのようにザラりとしたタッチです。上質なリネンの光沢、深い色合いが私の目を楽しませてくれます。
今回は大見返しの一枚仕立ての仕様です。
一枚芯、ノーパッドのとびきり軽く着やすいジャケットになりました。
アウトポケット、カフスの本切羽がカジュアルな柔らかさを演出しています。
ちなみにボタンと背裏はスキャバルのオフィシャル製品です。
ボタンは黒蝶貝のロゴ入りで、個人的に丸みが好きです。
見た目は、きりっとしたパワーを感じるシルエットですから、ネクタイとシャツでビジネスシーンでご着用しても素敵な事でしょう。もちろんリネンシャツやポロ、サマーニットなどソフトなインナーを合わせて、パンツはデニムやコットンにして思いきりカジュアルでも楽しめます。
雰囲気あるスキャバルのジャケット「ACAPULCOコレクション」。
今皆さまにも最もおススメさせていただきたい逸品です。
参考価格
SCABAL ACAPULCO JACKETINGS
LINEN&WOOL 240g/m
ジャケット・お仕立て上り金額(税別)
BESPOKE(仮縫い付き・ハンドメイド)・・・¥206,000から
SARTORIA(パターンメイド)・・・¥118,720から