まさに極上の着心地を実現したかのような、コットンジャケットが仕立て上りました。
仕立てた職人は、「にじいろミラクルチェンジ」で鹿児島の有名人になった(笑)加治木です。
このジャケットの生地はイタリア、ドラッパーズ(DRAPERS)のピュアコットンです。
コットンで240g/mというとかなり軽く薄いウェイトです。生地が薄くなると当然仕立ても難しくなります。
御客様からのオーダーは、通常の「一枚仕立て」よりもさらに着心地を追求して、羽のようにふわりと羽織るような極軽の一着にしてほしい、という条件です。
ちなみに通常の一枚仕立てはこのようになります。↓↓↓↓
今回はこのような仕立て上りになりました。
担当職人の加治木は、一枚仕立てを基本にして、唯一ライニングで付いていた背裏を取り除きました。
また、肩パッドを無くし袖裏も外しました。
通常のメンズの仕立てなら、将来の体形変化に備えて縫い代をたっぷり確保するのが、英国伝来の仕様になります。しかしお客様は女性で今現在の最高の着心地とシルエットを欲してらっしゃいます。加治木はなるべく余分な縫い代を取り除き、パイピング自体も細く仕上げました。
しなやかな一枚芯だけで作られたジャケットは、裁断士・伊達が描く合理的なダーツと展開により、二次元の生地が立体的に立ち上がります。
最終的にはシンプルなフォルムと、何よりもごく軽く羽織れる最上の着心地を実現したことと思います。この夏活躍してくれる一着になりそうです!
DRAPERS(ITALY)
PURE COTTON(250g/m)
レディスジャケット・お仕立て上り
BESPOKE(仮縫い付き・ハンドメイド)・・・¥170,000~