もうすぐゴールデンウィーク(以下GW)です。
このGWに企画されているご旅行などに合わせて、お洋服をお仕立てされているお客様も多く、今週は納品ラッシュになりました。
5月上旬の気候は、春らしいさわやかな陽気と少し曇ったり小雨が降ったりの繰り返しです。
どうしても遠出にはジャケットが必要になってきますね。
この季節におススメのジャケットは、エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegana)のクロスプライ(CROSS PLY)という生地で仕立てました。
「クロスプライ」は直訳すれば「混紡」という意味です。ゼニアでは上質のサマーウール+リネン(麻)をメインに、生地によってはシルクを追加して織りあげています。
お客様からのご注文は写真のように明るいエンジ色のジャケットです。
このクロスプライは、ウール48%+リネン47%+シルク5%、200g/m。軽く着心地も極上のジャケットになりました。
生地自体のクオリティからくる自然な光沢があり、ウェストからバスト、肩線にかけてのドレープもきれいに出ています。
生地のアップです。ピュアシルクの和服生地のように絣状のネップが入っています。
これが涼しげな印象をもたらします。ボタンはゼニアオフィシャルの茶蝶貝です。
ライニングは面白い色合いの市松チェックにしました。
基本的にパープルですが、玉虫色なので角度により色合いが変化します。エンジやライトグレーが混ざったかのようになります。
このGWから夏にかけて、クロスプライのジャケットが活躍してくれそうです。
皆さまもワードロープに一着、ゼニアのクロスプライは如何でしょうか?
参考価格
Ermenegildo Zegna CROSS-PLY 200g/m(wool+linen+silk)
ジャケット・お仕立て上り代金
BESPOKE(仮縫い付きハンドメイド)・・・¥173,000より(税別)
SARTORIA(パターンメイド)・・・¥110,100より(税別)