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【新作品】パターンメイドで仕立てる、ハリスツイードジャケット

2015年11月2日

ハリスツイードの魅力は、そのローカルな産地の特徴からもたらされたものでしょう。私たちにとって遠い異国であるスコットランドのさらに北西のへブリディース諸島に位置する、ハリス島は写真でも分かる通りの雰囲気です。写真とは違って、もう初冬を迎えて、北大西洋を渡って来た冷たい北風がびゅうびゅうと吹きわたっている頃でしょう。

 

 

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スコットランドからイングランド、アイルランドにかけて育成される羊は、チェビオット種という、強く縮れた毛が特徴です。荒々しい季節風から体温を守り、急変する気候で雨に降られても、有る程度の撥水力を持っているからこそ、その羊毛は良質なツイードに生まれ変わります。

 

 

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ハリス島で生活している住民が、地元で採られた羊毛を美しい天然染料で染め、ほぼホームスパンのように手で紡いで織り上げたハリスツイード。原毛を脱脂していませんので、撥水効果も持っていて、かつ保温性に優れています。肉厚の生地は世界中に輸出され、ジャケットからコート、バッグや特産品まで様々な用途で使われています。

 

 

ハリス (2)

 

 

パターンオーダーで仕立てたハリスツイードのジャケットが完成しました。

「ベージュ」と一言では言い表せない色合い。なぜなら実に様々な色に染められた糸が紡がれて、このツイード生地を織り上げているからです。

 

 

ハリス (1)

 

 

 

ハリス (6)

 

 

シングルブレスト、3つ釦、サイドベンツ。チェンジポケット付き、という王道のデザイン。

長身のお客様にとても良くお似合いでした。

 

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肩は少し柔らかく、ノーパッドにして、芯地をいれただけにしています。生地自体の分量があるので、肩パッドを付けなくとも、立体的に仕上がっています。

 

 

ハリス (3)

 

裏地は美しいグリーンのペイズリー、ボタンは本水牛の天然物をチョイスされました。表のナチュラルな優しい色合いに比べて、ちょっとヒネリを効かせました。英国では伝統的にホワイトのライニングを付ける習慣があります。

 

 

ハリス (4)

 

 

いよいよ寒くなって参ります。

ハリスツイードはじめ、温かいお洋服の冬の支度は、ぜひ当店にお立ち寄りください。

 

 

ハリス (5)

 

 

ハリスツイード ジャケット

SARTORIA パターンメイド

お仕立て上がり・・・・・¥75000〜