今日の南九州は、どこまでも続く夏空にぽかりぽかりと真っ白な入道雲が流れ、最高気温33度と、相変わらずの「夏」が続いています。
島津斉彬公を祀る、照国神社周辺の杜と参道の緑も、夏の太陽のもと輝き続けています。
・・・・しかし、朝晩街を歩いてみると、大気にかすかな柔らかさが増し始めていることを感じます。目には見えませんが、「秋」はすぐそこまで来ています・・・。
楽しみな「秋」は、一年で一番お洋服を楽しめる季節です。
ブルーやネイヴィーそれにホワイト、といった色合いは、ブラウン、ベージュ、グレーといった、自然界の移ろいに合わせた色調に変化します。生地の風合いも劇的に変化します。起毛がかけられた、柔らかく温かみのある色とタッチ(触感)が懐かしく思い出されます。
ロロ・ピアーナの「ウール&カシミア」バンチブックは、「秋」という季節を見事に生地の中に表現した、ジャケットの見本帳です。
そして、ウール&カシミアのシンプルな2個釦サイドベンツのジャケットが仕上がりました。
ウール+カシミア(5%)のミドルグレー、バーズアイ柄。ベーシックな雰囲気ですが、オーダーをされたお客様は、数々のお洒落をご経験されてきた方です。このシックなジャケットを秋の「ちょっとした一着」とお考えになられているとのことです。
控えめながら、チェンジポケットをフラップ付きで付ける替わりにに、玉ブチのみのポケットをおつけになられました。ミニマムなポイントでオリジナルな雰囲気をだしてらっしゃいます。
鹿児島の残暑を考慮して、ライニングは背抜きにしました。
ボタンは本水牛の艶消し。ライニングはロロ・ピアーナのオフィシャルです。
これから訪れることになる「秋」を一歩先取りして、
お洋服を早めにオーダーいたしませんか?
8月はアトリエ閑散期で、少々お買い得な三洲堂テーラーです。
http://sansyudo.co.jp/2015/08/fall-winter-2015-pre-fall-fair/
ご来店をお待ちいたしております!