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【英国チェック】今シーズン一番の美しいチェックのジャケット

2015年1月5日

今、日本国内の大手縫製工場で例年にない異変が起きています。

 

ほとんどのファクトリーの仕上がり納期が大幅に遅れ、中には2カ月近く待たなくてはならない工場もでてきました。

 

原因の一つは、景気の穏やかな回復の影響があげられます。ファクトリーの担当者によると、昨年10月以降、例年の120%ほどの受注増になっているとのことで、この流れは「本物」ではないかとのことでした。

 

本当だとすると、嬉しい話ですね~!

 

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第二の原因は、ずぼり「英国ブーム」で、受注分の「チェック柄」がとても多いので、納期が遅れているとのことでした。

 

皆様も、ご自身がお持ちのチェック柄のお洋服の、ボディや袖全体を見渡して下さい。

大きな格子になればなるほど、ボディと袖、ポケットなどの格子を合わせてあることと思います。

 

この格子を合わせる作業すなわち「柄合わせ」、実は服地をカットする際に、とても時間がかかる作業です。

無地モノが30分で線引きから裁断まで行けるなら、大きなチェック柄は45分かかってしまうほどです。

 

 

ということで、今回ご案内いたしますスーツも、お仕立て上がりまでお時間をいただいてしまいました。

 

PH

 

 

生地は、歴史ある英国のミル「織物工場」、Poter & Harding (ポーター&ハーディング)社のツイードです。

 

※ポーター&ハーディングは、1947年にカントリースポーツを愛した2人の人物、ジョン・ポーターとビル・ハーディングによって設立されたカントリー服地専門マーチャントです。英国原産のチェヴィオット種の羊毛を使用したツイード地が特に有名で、それらは創業当時と同じ製法で現在も織り上げられています。

 

質実剛健でありながら、英国紳士のカントリーライフを彩るスーツ、ジャケット地として、英国本国は勿論のことそんなカントリーライフに共感を持つ世界中の紳士から愛されています。 厳しい気候のムーア(荒野)で鍛えられたポーター&ハーディングのツイード地は、強くそして暖かく、まさに”男の為の1着”に相応しいストーリー性溢れる服地です

 

 

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435g/mという、冬のツイード・スーツにおあつらえ向きのウエイト、うつくしい大柄なチェックは、このお洋服に英国の伝統柄のエッセンスを詰め込んだかのようです。

 

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3ッ釦、チェンジポケット付きというデザインも、英国人が好きなスタイルです。

ボタンは革製のものをお付けしました。もちろん本切羽にしあてあります。

 

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ジャケットの構造は、「レジェーロ仕様」という一枚仕立てになっていて、着用する際に表地も大きく見えて、ちょっとした楽しみになります。また、総裏ではなく、かつ肩パッドも入っていませんから、ウェイトも軽く、着心地も良くなります。

 

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スーツをご納品させて頂きましたその夕刻、御宴席があるとのことで、お客様はさっそくご着用され、夜の街にお出かけになりました。きっといい雰囲気のパーティーになられたことと思います!

 

Poter&Harding

GLENROYAL wool 435g/m

スーツS上下お仕立て上がり

SARTORIA(パターンメイド)・・・・¥94,000+tax