いよいよ吹く風にも冷たさが増してきました。
さくさくと落葉の公園を歩いていると、ツイードの母国イングランド、スコットランド、アイルランドといった、英国の晩秋を想いおこします。
Tweed という生地の名称は、イングランドとスコットランドの国境線を流れる川、ツイード・リヴァーが由来です。ツイード川の中流、スコットランド側に、英国羊毛を使った、地元の方たちが秋冬に着用する、起毛された厚手のウール生地を指しています。
スコットランドのハリスツイード、アイルランドのドニゴールツイード、など英国各地の風土から織りあげられてきたツイード生地は、まさにその地域に住む人たちの感性から色染めがされ、織り柄が施されてきました。
この時期、日本の私たちも秋冬服地の愉しみとして、ツイードのスーツやジャケットを誂えます。
スーツとして着ているだけで周囲に、温かみと親しみを与えますし、ジャケットならお持ちの厚手のウールのスラックスや、デニムに合わせても相性がいいのが、ツイードの特徴です。
SCABALのスコットランド製ツイード生地のジャケットは、かの地の土地の色合いを思わせます。
何色・・・と決められない、沢山の糸を使ったツイード生地。
かつて当店でツイードを誂えていただいた、海老原喜之助画伯は、「生地の色とは、こんなに様々な糸を使って表わされているんですね・・」とおっしゃられていたことを思い出します。
素敵なツイード、フランネル、カヴァート、といった冬生地で仕立てるお洋服。
貴方様のご生活に、彩りを加えてくれることと存じます。
いちど、お手にとっていただき、その色合いと質感をお楽しみいただきたいと思っております。
ツイード スーツS上下
BESPOKE (仮縫い付きハンドメイド) ¥238,000から
ツイード ジャケット
BESPOKE (仮縫い付きハンドメイド) ¥168,000から