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【新作品】漆黒のマント、ロマンある歴史的なコスチューム

2014年11月27日

「マント」manteau というフランス語には、ノスタルジックな貴族的な感覚を覚えます。

 

 

私は50才ですが、この世代ならポプラ社刊のアルセーヌ・ルパン シリーズの表紙絵
イメージでしょうか。
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私たちの先輩方なら、黄金バット辺り。若い世代は「ロードオブザリング」のホビット達、
あるいはゴッサムシティの摩天楼に立つバットマンのイメージでしょうか。
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大先輩即ち戦前、戦後間も無くの世代の方なら、旧制高校の、白線帽、高下駄に防寒用の黒マントというバンカラ学生達のスタイルをイメージされるでしょう。
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鹿児島の旧制七高跡は、往時の彼らの面影が記念像になっています。
高下駄にマントの学生達の意気揚々とした姿には、心を動かされました。
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ということで、お客様のご依頼で仕立てた旧制高校のマントが完成しました。
お客様と同じ位の体格である、裁縫士の宮原が試着しました。
漆黒の生地は英国Taylor&Lodge社の重厚なの黒ドスキン。
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シンプルですが、お客様のご希望でネックに共生地のリボンを取り付けました。
ライニングにもご指定の赤を貼りました。漆黒の中身は艶のあるレッド・・・
この辺りがマントの官能的な部分です。
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県外のお客様とのやり取りからオーダー頂いたマント。
ご満足頂けましたらありがたく存じます。
当テーラーにとっても、ありがたい勉強の機会になりました。
この場を借りまして心から御礼を申し上げます。
ありがとうございました。