このブログでも、ときおりタキシードのご紹介をしています。
今年は、タキシードのご注文がことのほか多く、
正統派の紳士服飾文化伝統継承者を名乗る(笑)、当店としては、
とてもうれしい事態です!
タキシード姿のカッコいい男性をを最も多く観察できる行事としては、
年に一度のオスカー受賞式に勝るものはありません。
今年、一番雰囲気の良かった、タキシード姿のアクターは、この人。
映画「ジャンゴ 繋がれざる者」 で、ドクター・シュルツ役を演じて、
見事、オスカー助演男優賞を獲った、男優クリストフ・ヴァルツ。
ノーマルなノッチラペルのタキシードを優雅に着こなしていました。
このたび完成したタキシードは、ショールカラーのエレガントなフォルム。
あまり下膨れしていない、すっきりとしたショールカラーが、若々しいです。
ショールカラーに被せてある「拝絹(はいけん と呼びます)」、
共生地でくるんだ釦、パンツの側章・・・
・・・漆黒の美は、男性の究極のフォーマルウェアと云われる所以です。
パンツには、「側章(そくしょう)」が付きます。
古き時代の、紳士(ジェントルマン)たちの軍服の名残です。
生地は、Loro Piana TASMANIAN Super150`s Wool
ウェイトは250g/m。 オールシーズン使えます。
優美なタキシードは、6月末のエーゲ海クルーズで活躍のご予定です。
船旅ならではの、「ブラックタイ」着用です。
クルーズの後も、夕方以降のご披露宴や、オペラ鑑賞、パーティーに
「決めの一着」として、ご愛用いただけることと思います!