一か月ほど前に、イタリア、ロロ・ピアーナ社の夏の高級生地、
「サマー・タスマニアン」のシルク混ダブルフェイス生地が入荷
しましたとの記事をアップいたしました。
Super150`s(!)Wool+SILK600(10%) 230g/mという、
まさに極上のタッチ(手触り)と、美しいドレープが豊かな表情の高級生地です。
このほど、スーツが仕立て上がりました。
シングル3つボタンのシンプルなデザインです
表のライトグレーに、裏からのゴールドがほのかに浮き出ている・・・
深みのある生地の表情です。
お客様のご希望で、ハンドステッチを施し、アクセントをつけました。
ボタンはバッファローの角から作られた、これも希少品です。
ダブルフェイス生地の面白さは、一枚仕立てすると、
裏の美しさがそのまま楽しめることです。
日本では江戸時代から、伊達男は着物を裏地で楽しむ・・・と云われてきました。
今の時代でも、着る人だけが秘かに満足できる・・・
そんな粋を感じるスーツになりました。