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【痩身長躯】厳粛な大久保利通卿のフロックコート

2014年4月27日

昨日ご紹介した、鹿児島の維新の英雄、西郷さんと大久保さん。

 

幼馴染の二人は、回天の偉業を成し遂げ、近代日本の礎を築きました。

しかし、二人の物語は、まるでギリシャ悲劇をみているかのようです。

 

ペア2 (2)

 

大久保さんは、西郷さんと同じく身長178cm。体重は70kgでした。

 

鹿児島市からの依頼でお仕立てした、このレプリカ、

コート丈は約90cm。肩幅は50cmありますが、

身頃の幅は、スリムにできていて、「長身痩躯」というイメージ通りです。

 

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明治維新の頃の、世界の要人の服装といえば、このフロックコートや、

モーニングコートであり、仕事服としては、とても重かったことと思います。

ちなみに、現代風な背広の登場まで、約40年ほど待たなくてはいけません。

 

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襟は、サテンを貼り、切り替えが施されています。

ボタンはサテン生地の「くるみ釦」です。

 

ウェストは、モーニングコートと同じように切り替えてあり、

背中のデザインも同じように切り替えが入っています。

 

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明治初期、大久保卿が内務省に登庁し、その靴音が廊下に響くと職員たちは私語を止め、それまでざわついていた庁舎内が水を打ったように静まり返ったと云われています。

 

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そんな大久保利通卿の姿勢の正しさと気合がこの服から伝わってくるようです。

 

ペア4

 

この「大久保卿のフロックコート」も、鹿児島の維新ふるさと館にて、

6月下旬にあると思われる、「来観300万人記念セレモニー」で

お披露目される予定です。