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【一生物の定番品】カシミアのチェスターフィールドコート

2013年12月1日

当店仕立てのお洋服には、目立たぬところに仕立て日時や職人の名前が記載されています。この服は、「福留様、96年1月、大岡」 と読めます。

 

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これは、私物のチェスターフィールド・オーバーコートです。

 

生地はエルメネジルド・ゼニア、ピュアカシミア、460g/m。今から17年前、1996年に、今も職人として活躍してくれている、大岡源一が仕立てたコートです。確かこの時は1ヶ月後にイタリアのロロ・ピアーナ社に招待されていました。

 

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地中海性気候のイタリアですが、ロロピアーナの本社があるビエラ地区北部は、アルプスの麓でもあり、2月は当然寒いだろうと思い、急きょ仕立てた記憶があります。

イタリアの北半分を縦断する旅行では、このコートがとても役に立ってくれました。

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余談ながら、残雪の残るロロピアーナの本社地区より、その後の観光で訪問したヴェネツィアの方が寒くて、気温マイナス10度。さしものピュアカシミアも役不足で、南国育ちの身にはむちゃくちゃ寒い。

見渡すと現地の紳士淑女は皆、毛皮系のフード付きを着ていました。今ならダウンコートなんでしょうが。

 

それから17年、この季節は毎日このコートが役に立ってくれます。

 

5年前に一度、肩幅とウェストを補正をしましたが、ピュアカシミア生地の堅牢さと、仕立ての靭(しなやか)な強さによって、型崩れもせず、現役で使える私の愛用品です。これからも使っていくことでしょう。こういうものを「一生物」と呼んで差し支えないと思います。

 

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ピュアカシミアのチェスターフィールド・コート

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