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【フランスらしい】ジャン・パトゥの「甘い」カシミアのジャケット

2013年12月20日

フランスのJean Patou というブランドは、フレグランスの「Joy」などのベストセラーを持つ、1910年代創業のパリのオートクチュール・メゾンです。

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といっても、実際には創業者のジャンパトゥ氏がデザインを担当していた1936年頃までが、メゾンの全盛期です。以降、メゾンを継続しつつ、香水のベストセラー「Joy」を発表、フランス本国のロングタイムベストセールとなりました。

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日本でも知名度が高く、数年前まで、大手商社により「ジャン・パトゥ」ブランドで高級生地のライセンス生産をしていました。

ただし、幾多のライセンスブランドとは違い、生地のデザインと素材の品質に徹底的にこだわった、非常にハイクラスのブランド生地として、私たちBespoke Tailorも「高級ライン」として、取り扱っておりました。

 

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このほどオーダーをいただいた、このピュアカシミアも「ジャンパトゥ」ブランド生地です。ソフトな色合いのピュアカシミアの上質生地を、程良いチェックに納めた、とても「甘く、柔らかい」ジャケットです。

 

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「甘く柔らかい」という言葉以外の表現が思いつきませんが、とても着心地が良く、かつ適度の目立つお洒落感あるジャケットになりました。

ライニングもボタンも色合いを甘めに合わせて、パンツはブラウンを合わせてお仕立ていたしました。

 

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ゼニア、ロロ・ピアーナ、カノニコ、テイラー&ロッジといった生地メーカーの「ミルブランド」を主体に扱っている当店ですが、スキャバルやドラッパーズといった、「マーチャントブランド」も独特なセレクト力があります。

 

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・・・・そして、バブル時期に全盛を迎え、もはや数少なくなってきた、この「ジャン・パトゥ」や「ドミニク・フランス」といった、ライセンスブランドにも、このブランド達でしかなしえなかった、こだわりのデザインとクオリティが残っています。

 

テキスタイルデザイナーが、存分に力を振るえた時代を感じさせる、このような生地は、まだ当店に残っていて、お客さまからのオーダーをお待ちしています・・・。