今年の流行柄といえば、プレタの世界ではチェックが代表格です。ショップの店頭から雑誌まで、あらゆるファッションの場に、チェックを使ったジャケットやパンツ、スカート、インナー・・・
見かけない時がありませんね。
上下ともにチェックであるだけではなく、ジャケットあるいはボトムスに使ったり、色柄の世界では相変わらずのブリティッシュ・トラディショナルが人気です。
今回オーダーをいただいたレディスのお客様は、当店で今までダークスーツをメインにお仕立てになってました。しかし、今回は秋冬物はちょっと変わった柄でいきたい、というご依頼がありました。
様々悩んだ末にDrapersの生地でいいチェックが見つかりましたので、デザインを考えて、このようなスタイルをご提案いたしました。
ジャケットはギャザースリーブの長袖。肩周りがたっぷりしているので、機能的にも優れています。
注目は前身頃センターに刻まれたピンタック。これは黎明館で発表した大島紬スーツにもあしらわれていた意匠です。
スカートは、ギャザースカートにしました。当初細かく入れていたギャザーですが、全体の印象が幼く見えましたので、少し間隔を広げました。
スカートの裾にもタックが折りたたまれていて、より立体感を出しています。
上下揃いますと、トラディショナルなレディスウェアを思い起こさせますが、生地がイタリアものですので、ヨーロッパ的スノッブ感も表現したつもりです。
着用されるお客様は、霞が関にお勤めの方です。
ダークスーツだけではなく、個性的な質感のあるスーツのほうが、庁内で調和が取れていることに気付いたそうです。ぜひこのフェミニンながら、着る方のパワーをプラスするようなスーツをご活用いただきたいと思っております。
レディススーツ 仮縫い付きハンドメイド
お仕立て上がり・¥158,000から
これからは、オフィスで活躍する女性の方に、上質なレディススーツを着ていただき、さらに存在感をUPさせていただきたいものです! 三洲堂テーラーはそんな女性のお客様を応援いたします!