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【パターンオーダー】ウィンターコットンのスーツはいかが?

2017年12月29日

「ウィンターコットン」と呼ばれる生地があります。

基本的に生地のウェイトが340g/m以上のコットンで、ある程度厚みがある綿生地をウィンターコットンと呼んで差し支えありません。

 

無地物が多いのですがツイルというバイアスに細かい畝が入ったものや、コーデュロイもウィンターコットンの一種です。色はアースカラー的なものがほとんどで、一言でいえばシックで風合いがいいお洒落生地、ということになります。

 

 

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イタリアを代表する生地メーカー、エルメネジルド・ゼニアとロロ・ピアーナにはそれぞれウィンターコットンのコレクションバンチブック(生地見本帳)があります。

ウェイトも340g/mほどのものから、510g/mという厚いものまで揃えています。

 

ただし、今までの経験でいえばあまり分厚い生地は「もこもこ」してしまいます。また、見た目とタッチ(感触)から保温性がありそうなのですが、あくまでもコットンですからやや寒く感じます。

 

 

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このほど仕上がったウィンターコットンのスーツは、イタリアのラルスミアーニ(LARUSMIANI)の生地です。

日本ではあまり有名ではないのですが、1922年にミラノで生地メーカーとしてスタートし、事業を多角化、プレタポルテ(既製品)にも進出し、現在はミラノファッションの中心地、モンテナポレオーネ通りに高級ブティックも構えている北イタリアでは大手のアパレル企業です。

 

 

 

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そのラルスミアーニは、イタリアならではの軽やかなタッチと色使いのコットン生地コレクションで有名です。コットン98%、ライクラというストレッチ素材を2%混紡させたコットン・ストレッチ生地は当店でもジャケットやパンツとしてよくオーダーをいただきます。

 

 

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コットン・ベルベットに分類される、グレイッシュなブルーのスエード風な生地のスーツ。カジュアルでスポーティーなのですが、上下で着用するとややクリエイティブなお仕事の際などで活用できそうです。オーダーされたお客様はあくまでカジュアルウェアとして使うとのことです。

 

 

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写真の様な小紋柄のランバンのネクタイと合わせてもシックでフォーマル感がありますし、ニットやポロシャツなどと合わせていただいても素敵です。

 

 

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ボタンは本水牛の艶消しです。このジャケットのハイライトは隠れたところに潜んでいます。赤いライニングは表のシックな艶消しブルーと対照的に、眼が覚めるような効果をもたらします。

 

 

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本日ご納品させていただきましたが、オーダーされたお客様もスエード的な感触と、思った以上の上品なカジュアル感にご満足いただけたようでした。

 

 

 

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LARUSMINANI ITALY  390g/m 98%Cotton +Elastane2%

 

スーツS上下・お仕立て上りプライス(税別)

パターンオーダー・・・¥74,800~

フルオーダー(仮縫い付きハンドメイド)・・・¥178,000~

 

 

 

 

 

【映画】英国製生地スーツで「キングスマン(Kingsman)」気分?

2017年12月21日

来春早々に公開される予定の映画「キングスマン・ゴールデンサークル(Kingsman: The Golden Circle)」。一作目の「キングスマン」は個性あるスパイ映画でした。

 

私はお客様からおススメいただきDVDで鑑賞したのですが、内容も大変面白かったので今度こそ劇場に観に行きたいと思っています。

 

 

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キングスマンゴールデンサークル公式サイトはこちら!

 

 

この「キングスマン」という名前の謎のスパイ組織は、英国ロンドンの背広街、サヴィル・ロウ(Savile Row)の老舗テーラーを秘密基地にしているという設定です。

 

 

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実際に老舗テーラーのハンツマン(HUNTSMAN)でロケをしており、なんと秘密基地へのエレヴェーターは、仮縫い用のフィッティングルームというところもポイントです。当然ハンツマン仕立てのスーツを着たスパイたちも沢山登場します。

 

 

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主演のコリン・ファースや、教官役のマーク・ストロング、名優マイケル・ケインらが着用するハンツマン謹製のダブルブレストスーツを見ているだけでもワクワクしてしまいます。

 

 

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劇中では” Manners maketh man”(「礼儀が人を作る」)という格言が出てきます。”maketh”はmakeの三人称単数現在の古い形で、この格言は14世紀後半のオックスフォード大学ニュー・カレッジの創設者、ウィカムのウイリアムの言葉です。

 

 

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この Manners maketh man”フレーズは印象的で英国では結構ウケたらしく、追随してポスターも作られました。後ろに「HARRY」とか(笑)。

 

 

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2017年クリスマスのビスポークテーラー「ハンツマン」訪問の模様はコチラです。

 

当店の外壁にも掲げている、`Tailor makes the man`もそっくりの格言です。こちらは「紳士服が人を作る」になるのですが、英和辞書の日本語訳では「馬子にも衣装」となっています。ちょっと意味が違うのではないか、と昔から思っているのですが、どうでしょうか?

 

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ということで、またも英国の老舗ミル「ジョン・フォスター(John Foster)」のスーツが登場です。

 

 

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ベースはネイヴィー。ハウンドツースの様な柄が織りこまれ、その織り柄が自然光に反射して複雑な光沢と、モード感を漂わせる英国らしい生地です。

 

 

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カリッとしたドライな手触りで、流行りの艶やかな細番手生地と違う雰囲気です。パターンメイドながら立体感がある仕上がりです。

 

 

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ボタンは同系色の本ナット、ライニングはメリハリを考えてライトグレイッシュ・ブルーをお選びいただきました。

 

 

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英国生地の良さは、しっかりとした打ち込みと、最小限の織りや柄でシックに抑えた紳士趣味を発揮するところでしょうか。まさにテーラーが仕立て易く、ジェントルマンを形作るためには必需品だと感じます。

 

 

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ジョンフォスター(=ダロウ・デイル)は、2冊の生地バンチブックからお選びいただけます。

 

スーツS上下・お仕立て上りプライス(税別)

 

BESPOKE(仮縫い付き・ハンドメイドのフルオーダー)・・・¥178,000~

 

SARTORIA(パターンオーダーメイド)・・・・・¥69,100~

 

 

 

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英国を代表する高級ミルブランド、テイラー&ロッジも2冊のバンチブックをご用意いたしました!

 

スーツS上下・お仕立て上りプライス(税別)

 

BESPOKE(仮縫い付き・ハンドメイドのフルオーダー)・・・¥222,000~

 

SARTORIA(パターンオーダーメイド)・・・・・¥106,800~

 

 

 

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英国製生地を使って、ブリティッシュなスタイルに仕上げることは、当店の最も得意な分野になります。

 

 

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クールでスタイリッシュなスーツを英国製生地でオーダーすれば、気分はジェントルマンですね!

 

 

 

 

 

【パターンオーダー】ゼニアのエレクタ登場!冬のスーツ生地御三家?

2017年12月5日

最近は暖冬傾向にある・・・とはいえ今日も北風が強く朝晩は冷え込みが厳しくなっています。

 

洋服生地の世界では、西暦2000年頃まで秋冬物の生地と言っても、今の様なスリーシーズン物はあまり出回っておらず、打ち込みのしっかりした目付き300g/m以上の「冬生地」の出番でした。

ミユキ毛織やダイドーなどの国産一流生地も軒並み肉厚でした。

 

 

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あれから17年が経ち、今では秋冬物でも260g/m~290g/mほどの冬を中心としたスリーシーズン生地、しかもSuper100以上の細番手で織り上げた柔らかく艶のある素材が人気となっています。

カノニコ、フィンテス、デルフィノ、REDA,、トレーニョ等のイタリア大手ミル(織物工場)ブランドは軒並みその方向性で生地を量産しています。

 

 

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その反動からか、最近は英国製品にみられるような、Super80程度の太い糸を2本から3本撚り合わせた糸を縦横に織りこんだ、2PLYや3PLYなどのざっくりとした手触り感のある艶消し生地も増えてきました。流行に敏感なカノニコなどは、今シーズンのコレクションにも取り入れています。

 

 

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さて、ビジネスで使う上質な「冬のスーツ」を考える際には、条件がいくつかあります。

①ある程度の肉厚がある。少なくとも目付き310g/m以上のウェイトが必要。

②生地に光沢があり、ドレッシーな雰囲気も醸し出すこと。

この2つの条件を満たせる生地があれば、冬に着るクラシックな服になります。

 

 

 

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寒い冬に贈る当店のおすすめ生地は三種類です。

写真向かって右から、

①ロロ・ピアーナ(イタリア)、「ウィンター・タスマニアン」Super150ウール 340g/m

②エルメネジルド・ゼニア(イタリア)、「エレクタ」Superfine Australian Wool 310~360g/m

③テイラー&ロッジ(英国) LUMBS GOLDEN BALE 340g/m

 

 

 

 

この三種類の冬生地を選んでおけば、まず間違いなくクラシックかつ上質、とても高級感があります。

今回は中央のエルメネジルド・ゼニアのエレクタ生地で仕立てたスーツをご紹介いたします。

 

 

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濃紺に一見マイクロヘリンボーンの様な織り縞がはいっている、シックなエレクタ生地で仕立てました。

 

 

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シンプルにシングルブレスト2個ボタン、センターベントでお仕立てしました。50代後半のお客様は今までデパートの紳士服コーナーなどで、特にデザインも考えることなくスーツをご購入されてらっしゃいました。

 

 

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当店のパターンオーダー「SARTORIA」を着用するようになってから、「お洒落ですね~」「若いですね!」と言われるようになってきたとの事です。

 

 

 

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短めの着丈、ジャケットのジャストフィット感とフロントのラウンドカット、パンツも裾幅狭く丈もやや短かくして、お裾はダブル(カブラ)にされました。

 

 

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ただ流行を追うだけではなく、クラシックな雰囲気、立体的な仕立て、背広姿の男性美を感じるところなど、このSARTORIAの特長です。

 

 

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ボタンはナット型、ライニングは表生地よりやや明るいネイヴィーをお選びいただきました。

 

 

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ゼニアの冬生地、エレクタが持つ高級感あふれる仕上がりになりました!

この冬ぜひご愛用いただきたいものです!

 

 

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Ermenegildo Zegna ELECTA 310g/m Superfine Austaralian Wool

スーツS上下・お仕立て上りプライス(税別)

パターンオーダーメイド・・・¥104,800から。

フルオーダーメイド・・・・・¥224,000から。

 

 

 

 

 

 

【ダークスーツ】仕事でもパーティーでも着たい服は?

2017年11月30日

 

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ジェームスボンドも愛した英国王室御用達シャツメーカー

 

 

 

トーマスメイソン・リミテッドノベルティフェア 

 

 

 

~12月10日まで開催中です!!

 

 

 

 

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フェア詳細はコチラ!

 

 

男性も20代後半になると、様々なシーンで「ちゃんとしたスーツ」を着なくてはならなくなります。自分自身も結婚したり、友人知人の披露宴や会社のパーティーなど、社会的に信頼感のおける服装が求められます。

 

 

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ビスポークテーラーへのご相談で多い物は、仕事上の大切なシーンで着用しつつ、パーティーなどにも着ていく服はどのようなものがいいですか、という問い合わせです。

今日ご紹介するスーツは、まさにそのようなシーンで着ていただきたい服です。

 

 

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イタリアの高級生地メーカー、「エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)」がビジネススーツの代表格としてコレクションしている「トラヴェラー(TRAVELLER)」生地を使ったスーツです。

 

 

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ダークネイヴィーに織りストライプがおよそ1センチ間隔で刻まれている、とてもドレッシーな素材をシングルブレスト2個ボタン、センターベントの非常にオーソドックスなスタイルにまとめました。

 

 

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ビジネスでは真意感あるダークネイヴィースーツは、夜のパーティーなどで着用してrも色気のある服になります。

 

 

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ボタンはゼニアのオフィシャルナット釦、ライニングは特別にペイズリー柄にしてみました。

 

 

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このゼニアのトラヴェラー生地で仕立てたスーツは、BESPOKE(フルオーダー)のお仕立て上り、¥224,000からのプライスになります。パターンオーダーは、¥106,400から。

 

 

 

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当店では他に、イタリアの大手生地メーカー、カノニコ(CANONICO)の光沢あるSuper110ウール生地もおすすめいたします。

BESPOKE(フルオーダー)・・・¥178,000

SARTORIA(パターンオーダー)・・¥72,600。

 

 

 

 

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また、光沢を追求するなら英国の老舗「テイラー&ロッジ(Taylor & Lodge)」のSuper160ウールブレンド生地は、胸からウェストにかけて素晴らしいドレープ(陰影)を出してくれます。

スーツS上下のプライスは・・・

BESPOKE(フルオーダー)・・¥222,000

SARTORIA(パターンオーダー)・・¥104,800

 

 

 

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最後にダークスーツと言えばこの人を忘れてはいけません。

現在のジェームス・ボンド、俳優ダニエル・クレイグが着るスーツは、信頼感もあり男の艶感もある美しいシルエットを描きます。

 

 

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みなさまもぜひ、あんな要望、こんな願望(笑)を私たちテーラーに「ぶつけて」ほしいです! きっとご満足のいくお洋服に巡り合えます!

 

三洲堂テーラーのドアーは、皆さまのご来店をお待ちしております。

 

 

夜警

 

 

 

まずはお気軽にご相談からどうぞ!

 

TEL 099-224-6255

 

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