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【新商品】本格的な春を告げるゼニアのクロス・プライ ジャケット!

2017年4月13日

日本本土で最も南に位置するこの地でも、ようやく桜が満開になりました。

隣県熊本ではもう葉桜だというのに、不思議な現象です。

 

 

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みずみずしい花と同様に春夏のお洋服も続々と完成しています。

今日ご紹介するジャケットはイタリア、エルメネジルド・ゼニアの夏生地の定番品「クロス,・プライ(CROSS PLY)」という名前のウール&リネン&シルクを混紡した「三者混」生地です。

 

 

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「CROSS PLY」はその名前の由来が「交差する織り」であるように、サマーウールやピュアリネンだけでは出せない、丁度微妙な塩梅の表情を持ち、滑らかながらザックリ感もある手触りが特徴の夏生地です。

 

 

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今回オーダーを頂いたネイヴィーの生地は、クロスプライならではの複雑な表情を持っています。明る過ぎない丁度いい明度のネイヴィーは、とても若々しい表情です。

 

 

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ご身長が高く締まったご体格のお客様からのオーダーは、3つボタン中一個掛けサイドベンツのデザイン。

 

2個ボタン全盛の最近のトレンドとは別に、ご自身に最も似合っているスタイルをお持ちになってらっしゃいます。

 

 

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一枚芯とノーパッドのコンフォート仕立てですから、身体をやさしくふわりと包みます。

肩も力みが入らないマニカカミーチャ。オンオフ様々使えそうです・

 

 

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ボタンは夏らしい黒蝶貝を、

ライニングはユニークな柄物をチョイスされました。着る本人が感じることの出来る楽しみです。

 

 

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同時にオーダー頂いたパンツは、同じゼニアのトラヴェラー生地で仕立てました。合わせやすいバーズアイ柄、ベージュのサマーウールです。

 

 

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いい季節になりました。

普段使いに、お仕事に、お散歩に、色んなシチュエーションでお使い頂きたい一着です。

 

 

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Ermenegildo Zegna CROSS PLY 

 

230g/m 32%wool 49%linen 19%silk

 

ジャケット・お仕立て上り(税別)

 

BESPOKE(仮縫い付きハンドメイド)・・・¥194,000

 

SARTORIA(パターンメイド)・・・¥104,900

 

 

 

トラウザー ゼニア・トラヴェラー(250g/m)

 

BESPOKE(仮縫い付きハンドメイド)・・・¥82,000~

 

SARTORIA(パターンメイド)・・・¥45,400~

 

 

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【新商品】表現しがたい素敵な色・ロロピアーナのジャケット

2017年4月5日

表現しがたい素敵な色、とタイトルを付けました。

 

 

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濃くないエンジ、それに薄い紫と藤色も入った、という表現しかしようのない、ロロ・ピアーナ社の生地でお仕立てしたジャケットは、控えめながら存在感があり、とてもお洒落な雰囲気が漂います。

 

 

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素材はロロ・ピアーナが今シーズン向けに提案するスーツ生地コレクション「プロポステ・アビティ(PROPOSTE ABITI)」から、ウール71%&シルク15%&リネン14%、250g/m のいわゆる「三者混」生地です。

 

 

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スーツ生地コレクションながら、このような複雑な色合いと織りの風合いの良さから、ジャケットとしてお仕立てをいたしました。

 

 

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仕立ては基本的に芯一枚、肩パッドなしのアンコンストラクテッドという柔らかい一枚仕立てです。着用するとまるで羽のように軽いタッチに驚かされます。

 

 

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ボタンは最近ラインナップに登場した「セリエ」という練り釦になります。

 

 

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ライニングはロロピアーナのオフィシャルのレッドをお付けしました。

 

 

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お花見の季節になりました。

春の宵・・・こんな素敵な色合いのジャケットを着流しのように羽織り、淡い灯に照らされた薄ピンクの夜桜のトンネルを歩いてみたいものです・・・。

 

 

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Loro Piana PROPOSTE ABITI&GIACCHE

 

Sジャケットお仕立て上りプライス(税別)

 

BESPOKE(仮縫い付きハンドメイド)・・・¥217,000~

 

SARTORIA(パターンメイド)・・・¥128,700~

 

【新作品】ダークグレーのシックなストライプ・スーツ!

2017年3月24日

日本には欧州から様々なルートを経て生地が届きます。

 

「ロロ・ピアーナジャパン」や「ゼニア・ジャパン」「ドーメル・ジャポン」など、日本国内に法人を設立して、生地のサプライを含むブランドのマネージメント全般を行っている企業のルートが「オフィシャル・ルート」です。

 

 

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一方、日本国内の有力な生地商社が海外のミルブランド企業から直接生地を買い付けサプライしているケースもあります。いわば「並行ルート」というわけです。

 

生地の値段だけで比較すると、前者のオフィシャルルート生地は、定価が基本ですから生地の値段も高くなりがちです。国内に在庫を持っておらずオーバーシーズで一点づつ輸入しているコストも上乗せされます。

それに比べて並行ルートは輸入する生地問屋がリスクを持って数反の買い付けをしており、国内にストックを持っています。したがって問屋としても「完売」が目標ですからメーカー推薦の定価にこだわらず値付けしています。

 

問屋としてはメーカーの機嫌をあからさまに損ねられないので、オフィシャル生地バンチに掲載されていない色や柄を中心にストックしています。それでも私のような「職業的生地バンチウォッチャー」の目は逃すことができない生地が見つかります(笑)。

 

そんなオフィシャルに近い、もしくはオフィシャルそのもののハイ・クオリティな生地を、「並行ルート」の比較的リーズナブルなプライスでお客様にお勧めするのもやりがいの一つです。

 

 

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今シーズンもこのバンチブック「European fabrics」掲載のロロ・ピアーナ生地には、ノーマルな上質ウール生地の中にさりげに掘り出し物がUPされています。ちょっとだけご覧いだだきます。

 

 

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ということで、昨シーズンはこの「並行ルート」を代表する生地問屋「H」の取り扱うロロ・ピアーナ生地バンチに何気に掲載されていた「宝物」のような生地を、最初にお客様にお勧めさせていただきました。

 

 

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このほど、そのバンチに掲載されながら見落としていたロロ。ピアーナのシックなダークグレーのSuper150`sウールを使ったスーツが完成しました。

 

 

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上質なベースとなるシックなダークグレーのSuper150ウール生地に、シャープながら控えめなピンストライプが約2センチ間隔で走ります。生地ウェイトを表記する目付きの数値がはっきりと付いていませんが、経験でいえば約250g/mほどの厚さです。

 

 

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ぺらぺらの腰のない細番手生地ではないので、仕上がりが立体的で着用すると「包まれる感覚」があります。いい仕上がりです。

 

 

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ボタンはノーマルな本ナット釦。ライニングは明るめのグレーをお選びいただいています。

 

 

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ここまでお読みいただくと、「並行ルート」生地がとてもいいように思えてくるでしょう。しかし、この並行生地には曲者も多くアップされています。腰があまり強くなくすぐ皴になってしまう生地、毛羽がたってどうしようもない生地・・・。リスクもあるので、私たちテーラーが生地をよく見てお勧めするようにいたします。

 

 

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ということで、現在三洲堂テーラーでは、

 

SPRING & VIP INVITATION FAIR 開催中です!

 

BESPOKE(フルオーダー)でスーツとジャケットを仕立てますと、

新作リンクルフリー・コットン生地のオーダーシャツをプレゼントいたします。

 

SARTORIAパターンメイドのスーツでは一着、▲3000OFF。

 

インポート&カリビアンコットンのオーダーシャツも、一枚▲3000OFF

 

 

皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております!

 

【新商品】テイラー&ロッジの「攻めてる」ヴィヴィッドなスーツ!

2017年3月19日

テイラー&ロッジの「攻めている生地」で仕立てたスーツが完成しました。

 

ライトネイヴィーの織ストライプ、玉虫色に光沢とドレープを放つこのスーツ、写真で見てもかなりドレッシーです。

こんな生地を英国を代表する老舗ミルが生産している事に、彼ら英国人の持つ服飾文化の深みを感じます。

 

 

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余談ですが、英国の文化、とりわけロックミュージックの世界では飛び切り急進的なムーブメントが一定のサイクルで発生します。

 

 

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70年代初頭から中盤にかけて、ロック市場を制していたのは、レッドツエッペッリン等のハードロックやピンクフロイド等のプログレッシブロックを中心とした超絶テクニックを誇るビッグバンドでした。

 

 

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一方、そんな状況を苛立ちの眼で見てたのは、最もロックを欲していた10代の若者達でした。

当時のイギリスは「英国病」と云われるような不況の真っ只中。若い世代の失業率は上がり、保守的な階級社会に対する不満も渦巻いでいました。

 

60年代には彼ら若者たちの苛立ちを受け止めるバンドは、ザ・ローリング・ストーンズやザ・フーが存在し、皆熱狂したものでした。

特にストーンズのシングル、「ストリート・ファイティング・マン(Street Fighting Man)」は若い連中のどうしようもない苛立ちを叩きつける様な曲です。

 

 

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私も十代の頃そうでしたが、行き場のないエネルギーのはけ口として、カタルシスを発散できる激しいロックミュージックは大切な存在でした。しかし受け皿となる音楽とバンドが無い場合どうすればいいのか?

 

 

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その答えが1975年に始まったパンクロックムーブメントです。そのムーブメントを代表するバンドこそセックス・ピストルズでした。

古い話ですが、追体験ながら私も初めてセックス・ピストルズのアルバム「勝手にしやがれ(Never mind the bollocks)」にレコードの針を乗せた瞬間の驚きは未だに忘れられません。

 

 

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スピード感溢れる単純なスリーコードの激しく短い曲。権威を否定す過激なメッセージ。

ボーカルのジョン・ライドンの破れたTシャツにピンを刺しただけのファッション。ベース奏者シド・ヴィシャスの破滅的な生き方・・・その頃聞いていたツエッペッリンやクイーンがずいぶんスローに聴こえたものです。

 

 

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パンクロックに傾倒して国内でも話題になっていた、全盛期の日本のパンクバンド、ザ・スターリンのコンサートにも何度か行きました。後楽園ホールではステージに殺到する連中に揉みくちゃになり眼鏡も割れてしまったこともありました。

 

 

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おお、話題がどんどん「テイラー&ロッジの攻めているスーツ」から離れていきます。ザ・スターリンとボーカルの遠藤ミチロウの話題は後日にしましょう。

 

 

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つまり何を言いたいのかというと、1800年代から続く老舗の織物工場がリリースするコレクションはほとんどがクラシックな色柄なのに、突如尖ったスタイリッシュなデザインの生地も載っている事が、イギリスらしさを実感するのです。

 

表生地だけではなく裏地も英国物は国産やイタリア物に比べアヴァンギャルドな柄や色を使います。

 

伝統あるLBD社のライニングコレクションには、英国製の重厚な表生地からは想像の付かないようなヴィヴィッドな色遣いやポップな柄が沢山載っています。

 

 

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抑えた表の表情の裏には、エネルギーに溢れた創造性が隠れている。そんなところが英国に辿ってきた紳士服文化の層の厚みを感じるのです。

 

 

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という事で、こちらのテイラー&ロッジの320g/m、Super160Woolのスーツは大いに英国らしさを感じます。

 

 

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シンプルなシングル2個ボタン、チェンジポケットとサイドベンツがマニッシュな雰囲気です。

 

 

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交互に濃淡をもたらすネイヴィーが、バストからウェストに美しいドレープを持つこのジャケットをさらにドレッシーに飾ります。

 

 

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ボタンは本水牛の明るめ艶あり。

ライニングはブルーが少し入ったグレーのキュプラです。

 

 

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これからご結婚式や歓送迎会drこのスーツをお召しになるご予定です。

着るお客様の魅力をさらに引き立てる英国テイラー&ロッジのネイヴィースーツがお役に立てる事を願っております。

 

 

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Taylor & Lodge (テイラー&ロッジ)

LUMB`S GOLDEN BALE Wool 320g/m

 

スーツS上下・お仕立て上り(税別)

 

BESPOKE(仮縫い付きハンドメイド)・・・¥222,000~

 

SARTORIA(パターンメイド)・・・¥107,800~