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【新作品】マオカラースーツあるいはネルージャケット

2017年9月15日

スタンドカラー(立襟)の付いた背広や上衣の事を、「マオカラージャケット」または「ネルージャケット」と呼びます。

 

 

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「マオ」は中華人民共和国の初代首席「毛沢東」の事であり、

 

「ネルー」はインド共和国の初代首相「ジャワハルラール・ネルー」の事です。

 

 

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ただし、マオカラーと言う割には、毛沢東は普段シャツカラーのジャケット、いわゆる人民服を着用していました。マオカラーの写真が残っているのは青年時代のみです。

 

 

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インドのネルー首相の方が、スタンドカラーのジャケットを常日頃着用していましたから、英国では「ネルージャケット」の呼び名が一般的です。

 

 

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ということで、新しいマオカラースーツが完成しました。

 

お客様との間では「マオカラー」スーツと呼んでいましたので、この名称を使います。

 

 

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大きめのラペルとカラーが付いたノーマルなジャケットに比べ、マオカラーは隠れた場所にダーツを取る事が出来ません。

 

したがって、胸幅の大きなご体格の立派なお客様には、既製品やパターンオーダーのマオカラースーツではうまく着こなす事が出来ないのです。

 

 

 

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したがって胸幅が大きい逆三角形のご体格のお客様は、身体をすっぽりと包み込むマオカラースーツにはなかなか巡り合えない、とのことでした。

 

 

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BESPOKE TAILORとしては、ダーツを入れるべきポイントを製図上で展開させて、バストの高さと幅を出しました。その結果無理なくバランスの良いジャケットが出来ました。

 

 

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「マオカラー」という呼称のスタンドカラー(立襟)。

すっきりとした凛々しい印象です。

 

 

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4個ボタン、サイドベンツ、スラントポケットのシンプルなマオカラージャケット。

生地は明るいブルーのゼニア、トラヴェラー(250g/m)です。

 

 

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ボタンは本水牛の革付白釦です。

雰囲気がある立体的な釦になります。

 

 

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総裏のライニングはシルバーの柄物です。

表のブルー対照的なはっきりとした色合いが美しく映えています。

 

 

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お客様は、このスーツをご結婚式にご着用されるとのことです。

 

 

 

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美しい光沢とバランスのよいマオカラースーツが、ご結婚式にまたひとつ華を添えることでしょう・・・。

 

 

マオカラースーツ・お仕立て上りプライス(税別)

 

BESPOKE(仮縫い付きハンドメイド)・・・¥178,000~

 

SARTORIA(パターンメイド)・・・・¥78,000~

 

 

【新作品】ワイルドなBESPOKEデニムジャケット!

2017年9月13日

デニム(Denim)生地の名称の由来は有名です。

 

フランス南部の古都ニーム地方で織られていた生地であった為に、地域の名称が訛り、そのままデニムと呼ばれるようになりました。

 

 

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デニム生地をよく見ると、右上から左下に向かって斜めに織り線が入っている、「右綾デニム(Z織り)」と、その逆で左上から右下に斜め織り線が刻まれる「左綾デニム(S織り)」という2種類の織り方が存在する事がわかります。

 

 

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右綾デニムはざっくり感がでるので、リーバイスなどのジーンズメーカーが自社製品の原材料として、主に取り入れています。

 

それに対して左綾デニムは表面がフラットになり、光沢感やソフト感が生まれます。したがって我々のようなテーラーがお客様にご提案するデニム生地の多くが左綾デニムになります。

 

今日ご紹介するデニムジャケットも左綾デニム生地を使っています。

 

しかもライクラ繊維を2%混紡させ、ストレッチが効くように織り上げました。

 

 

 

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ジャケットのデザインは、

シングルブレスト2個ボタン、サイドベンツ。3パッチポケット、襟にタブを付けてあります。

 

 

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また、端から7mmのポイントにジーンズステッチ糸をミシンで刻んでいます。

このミシンステッチがジャケットをよりスポーティーな雰囲気にしています。

 

 

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カラータブもスポーティーでカジュアルな印象を深めます。

もともと、シューティングジャケット(狩猟用)の機能的なデザインで、右身頃の衿の裏には、左身頃のカラータブを止める為の釦が隠されていました。ただし今は形骸化して、このジャケットのカラータブにも機能性はありません。

 

 

 

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ボタンは本水牛の皮付黒ボタンです。

黒というよりグレーに近いこのボタン、当店ではアウタージャケットの釦として人気があります。

 

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デニム生地はそれ自体が430g/mと結構重いので、出来上がると厚みと同時に重みを感じます。従って一枚仕立てにして、裏地類をなるべく省きました。

 

 

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グレイシュネイヴィーのデニムですから、シャツにネクタイを付けてもよし、ノータイでももちろん、タートルのセーターなども相性良くコーディネート出来ます。

 

 

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この秋お客様のご旅行やお散歩、ちょっとしたお出かけのお伴にしていただけるとありがたいですね!

 

 

Denim Jacket LARUSMIANI (ITALY) 430g/m 98%COTTON & 2%Rycla

 

ジャケットお仕立て上りプライス(税別)

 

BESPOKE(仮縫い付きハンドメイド)・・・¥148,000から

 

SARORIA(パターンオーダーメイド)・・・¥72,000から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【定番品】ゼニアの麻スーツが象徴する受け継がれる服

2017年9月8日

「定番品」とか「一生もの」というフレーズは、大人の心をくすぐる響きを持っています。

 

「定番品のロロ・ピアーナのウィンタータスマニアン濃紺スーツ」

 

「一生ものの、ゼニアのピュアカシミアのチェスターコート」

 

などなど。

 

 

 

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実際に私もほぼ一生ものになるであろうチェスターコートを20年以上着ていますし、定番品でいえば、ライトベージュの麻のスーツやヘリンボーンのハリスツイードのジャケットなどを持っています。

 

どの服も役になってくれていますが、しばらく着用せずほったらかしになる期間もありつつ、長々と着用しています。

 

 

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例えば現在当店では久しぶりにアルスターコートの試作品を計画しています。30年以上前には店頭でもアルスターコートやナポレオンカラーのコートのオーダーが多かった時代もありました。

 

こうしたコートの既製品も多く流通していましたから、男性の服飾産業は現在に比べ、より繁盛していたと思われます。

 

 

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アルスターコート向けの英国、スコットランド&アイルランドツイード生地見本です。コートやジャケットを作る際にこの見開きブックを見ていると楽しい気分になります!

 

このアルスターコートは「一生もの」カテゴリーに入ります。微妙にダブルブレストのチェスターコートにも似ていない事もないのですが、かつては「定番品」に入っていた事でしょう。

 

 

 

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そんな「定番品」の一つがこちらのゼニア(Ermenegildo Zegna)のピュアリネンのスーツです。イタリア大手のミル(生地メーカー)、ゼニアは定番品を数多く持っています。

 

当店の経験でいえば、このピュアリネン生地の中でも、ライトベージュとネイヴィー色に関しては、ゼニアは一貫して同じ色合いと目付きの生地を提供し続けています。

 

 

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当店の昔からのお客様方がお直しなどで持ってくるお洋服には、このゼニアのピュアリネンスーツが必ず入っています。明るいベージュなので襟や袖が汚れたり、ほつれたり・・・。

 

30年以上着用されたピュアリネンのスーツのお直しをお預かりした際には、麻スーツなのに、言いようもなく柔らかくトロリとした手触りとなり、全体的にシミがあったり、かぎ裂き補修がしてあっても、服自体に風格と過ごした月日が感じられる存在となっていました。

 

 

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今回オーダーをいただいたピュアリネンのスーツは、まさにゼニアの定番品です。

 

シンプルなシングルブレスト2個ボタン、一枚仕立て、サイドベンツ、ハンドステッチ、カフスは本切羽・・・と、麻のスーツならこれ!というべき仕様です。

 

 

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295g/mのピュアリネンは、盛夏でのご着用には少し暑く感じます。どちらかといえば、春夏ものというべきでしょうか?

 

 

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最も、コロニアルな環境、例えば地中海沿岸、東西インド諸島、インド、シンガポール、ケープなどの旧植民地で社交的に過ごすなら、この服はシーズンを問いません。

 

 

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このライトベージュのリネンスーツは、生み出したヨーロッパ人がアジアやアフリカの暑さと湿気から身を護る為に生み出し、長い時間をかけて「定番化」させた服です。

 

日本人である私たちも明治以降、海外に出る際はこのようなピュアリネンのスーツが必要になったことでしょう。なにしろヨーロッパに行くには赤道付近をひたすら航海しなくてはならなかったのですから。

 

 

 

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 リラックスしてご着用するために、裏地や芯地はなるべく控えめに・・・。

一枚仕立ての一枚芯です。

 

 

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ボタンはゼニアのオフィシャルな白蝶貝をお選びいただきました。

トロピカルな気分になりますね!

 

 

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背裏とパイピングは裁縫士の腕の見せ所です。

これもゼニアオフィシャルのライトパープルのライニングが表生地を引き立てます。

 

 

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ご試着の際に、お客様とともに写真をお撮りしました。

 

 

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これからの人生航路のお伴に、この定番品のゼニアの麻スーツが、ぜひお役に立って欲しいものです!

 

 

 

【新作品】ご新郎様のフロックコート三つ揃いが完成!

2017年9月1日

この週末ハワイで挙式される新郎様のフロックコート三揃いをお仕立てしました。

 

 

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レンタルだと体型に合わず、しかも結構いいお値段になる。それならオーダーメイドで理想的なフロックコートを作った方が良いとご判断されてお仕立て頂いたものです。

 

 

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生地はトラバルド・トーニャのSuper110ウール 240g/m 、鮮やかな美しさのブルーネイビー。

 

 

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引き締まったご体格の新郎様を包み込むように、スリーピースを立体的にお仕立てしました。

 

 

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3つボタン中一個掛けのコートジャケット、ボタンは本水牛、ライニングはネイビーのオーソドックスな組み合わせです。

 

 

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フロックコートについては、お式の後にリクエストがあれば、丈をカットしてノーマルなスーツとしてご着用出来るようにお直しします。

 

 

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こちらのリフォーム料金は通常なら1万円近くなりますが、ご結婚式サービスで無料になっております。

 

 

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素晴らしい初秋のハワイで、ぜひ素敵なご結婚式を挙げて頂きたいと心より祈念しております。

 

 

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ご結婚式フロックコートのご予算

 

フロックコートは、BESPOKE のみ対応しております。

生地にもよりますが、約20万円程かかります。

お式後の着丈カットは無料です。

ぜひお気軽にご相談ください。