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【ご案内】フレッシュマンおススメのスーツはコチラ!

2018年2月3日

4月から始まる新生活に向けてのオーダーが増えてきました。

 

ご卒業、ご進学、ご就職、ご転勤やご栄転など、3月末から4月アタマは区切りと新しい生活のスタートになります。

 

 

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現代では人生最初のスーツは濃紺か黒が基本です。私どもテーラーの考えでは100%濃紺なのですが、紳士服量販店では黒が7割らしいです。

 

 

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・・・ちなみに私の初めてのスーツは大学に入学する際に仕立ててもらいました。忘れもしない英国ドーメルの銀色(に見えた)の上下でした。ライトグレーのモヘア入りシャークスキンの硬く光る3PLY生地だったのです。かなり強烈で18歳の自分はとても着る勇気がおきませんでした・・・

 

 

ということで、ご卒業、ご入学、ご就職の際に三洲堂テーラーがおススメするスーツをご紹介いたします。

 

①濃紺のオールシーズン生地で作る、シングル2個ボタンスーツ。

 

 

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下の生地は、クオリティの割にリーズナブルなイタリアのカノニコ(CANONICO)。

Super120ウール、240g/mのほぼオールシーズン生地です。

スーツS上下・お仕立て上りプライス(税別)

フルオーダー(仮縫付・ハンドメイド)・・・¥178,000~

パターンオーダーメイド・・・・・¥72,000~

 

 

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こちらは、イタリアの高級生地メーカー、ゼニア(Ermenegildo Zegna)

のトラヴェラーウール生地です。250g/mの完全なオールシーズン物です。

高品質なトラヴェラーウールは、深い光沢があります。また皴(シワ)からの回復性が高いので、ハードに着用する方にもおススメです。

 

フルオーダー(仮縫付・ハンドメイド)・・・¥228,000~

パターンオーダーメイド・・・・・¥108,000~

 

 

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ブラックスーツもシングル2個釦は基本デザインです。

背中のベントはシックなイメージのセンターベントがおススメです。

フルオーダー(仮縫付・ハンドメイド)・・・¥188,000~

パターンオーダーメイド・・・・・¥76,000~

 

 

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コチラの生地もカノニコ(CANONICO)製です。

ウール&モヘア(16%)240g/mのシャリ感のある春夏向け生地です。

モヘアが入っているので、生地に張りがもたらされ仕上りに立体感が出ます。

 

 

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現在の納期は、今週末5日までににオーダーをいただけますと、

 

●パターンオーダー・・・3月15日頃

 

●フルオーダー・・・・・3月上旬

 

パタンオーダーのご納品日から逆算いたしますと、

 

①3月20日にご納品・・・2月9日・金曜日まで

 

②3月30日にご納品・・・2月19日・月曜日まで

 

③4月5日にご納品・・・2月25日・日曜日まで

 

になります。

 

 

この春新しいスーツを着て、新しい立場で気持ちよくスタートされてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【今年の目標】趣味の服を揃えようと思います!

2018年1月31日

20年以上前、東京に住んでいる時代はよく登山をしていました。職場に山好きな先輩がいて、手近な場所では神奈川の丹沢山系に度々行きました。さらに遠く足を延ばして奥多摩から八ケ岳、ついには北アルプスの剣岳まで登ったものでした。

 

休日の楽しみは山小屋やテント泊り。特に丹沢の鍋割山荘では美味しい料理がふんだんにあって、皆で持ち寄った様々なアルコールを星空の下で痛飲する・・という具合で楽しいものでした。

 

 

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鹿児島に帰り、山にはとんとご縁がなくなりました。ここ20年で行けたのは、子供のお伴でえびの高原か大浪の池、高隈山に登った位です。

・・・そんな折、久しぶりに5月に山行きのお誘いが来ました。

 

 

昔フル活用していた山ウェアを引っ張り出しましたがもうボロボロです。しかし靴だけは随分前に古くなった登山靴を処分し、替わりに鹿児島の街中で英国製の「ドクター・マーチン」の革製トレッキング・シューズを発見し衝動買いしたものがあります。久しぶりに保管箱からマーチンを取り出すと、様々なアイデアが流れ込んできます。

 

 

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このクラシックな靴を中心に山行きの服装を考えた場合、自分の職業にも照らし合わせ、20世紀前半の「オールド・トレッキング・スタイル」で行こうと決めました。

 

 

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雪山に行くわけではないので、ズボンはニッカボッカー、シャツはダンガリーのチェック。ゴアテックスなどの化繊の雨具などは、当然ながら20世紀前半まで無かったので、天然素材で服装を考えなくてはなりません。

おそらく雨具は防水加工されたウールまたはコットン生地の、サファリジャケットがいいでしょう。

ニッカボッカーは、最近オーダーを多くこなしています。ふわりとヒザ下でたるませていきたいですね。

 

 

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生地は5月なのでしっかりした織りの、やや薄手のツイードまたはサキソニーのヘリンボーン柄、またはチェックで行きたいです。アーガイルの山行きソックスを持っていないので、探さなくてはなりません。

 

 

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ダンガリーシャツは生地が結構揃っています。パターンオーダーで身体が自由に動ける感じに作っていこうと思います。

 

 

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山登りついでに、私は釣りも好きなのでクラシック・フライフィッシングも始めたいと考えています。こちらもジャケットに長ズボン、ゴム長靴で揃えましょう。山行きの服が結構使えるようです。

 

 

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さらには、得意ではないゴルフも再開しようかと思います。

当然ゴルフ用のニッカボッカー、共生地のウェストコート(ベスト)が必要ですね。

 

 

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・・・おかげさまでアトリエは現在フル稼働中です。

裁断士の伊達も写真のように忙しく仕事していて、サファリとニッカボッカーの話がなかなか切り出せません。

このままでは、「自分で型起しして下さいよ~」と云われかねません。

 

 

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・・・・好きな服をいくらでも作れると云われてテーラーの道を選びましたが、そう簡単ではなさそうです(笑)。

 

ということで、趣味の服が完成しましたら、こちらのブログで随時公開していきますので、よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

【新作品】シックでノーブル・・英国チェック生地のスーツ!

2018年1月24日

日本列島は全国的に強い寒波に覆われているようです。

 

現在体感気温0度。冷たい北風が吹いています。

窓外に位置する大正時代に建てられた県立博物館屋上に翻る日の丸も、寒風に激しくはためいています。

 

 

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先週は日本を代表するモデリスト、柴山登光先生に技術指導をいただきました。

その成果を早速生かすべく、加治木が衿付けと肩入れ、袖付けをご指導通りに作業しました。

 

 

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そして、シックでノーブルなスリーピース・スーツが完成しました。

 

 

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英国の老舗ミル(織物工場)、テイラー&ロッジ(TAYLOR&LODGE)社のLUMB`S GOLDEN BALEウール、330g/mのしっかりと織り上げられた生地を使いました。

 

 

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織柄チェックは、スーツを見る角度により際立ったり無地に見えたりする、とてもいい雰囲気です。単なるダークスーツ地ではない、奥深さを感じさせる生地です。

 

 

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柴山先生の御指導により、衿がネックに寄り添い昇るように、そして衿そのものも構造上の改善を行いました。また、日本人に多い前肩体型に対応する為の肩の向きを補正する仕立て、立体尾的な袖の作りなど、このジャケットには新しいエッセンスが盛り込まれました。

 

 

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男性らしい胸のボリュームを出しつつ、脇から裾にかけてすっきりとしたラインを作りました。背中からウェストにかけてのドレープは機能として必要なシワと考えました。

 

 

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立体的な丸みを帯びた袖を、ソラマメ形状のアームホールに取り付けました。「肩にソフトに乗り包むような着心地」。BESPOKE(フルオーダー)ならではの立体的な仕上がりになっています。

 

 

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ボタンは本水牛の艶のあるダークブラウンです。

 

 

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ライニングは玉虫色の美しいキュプラです。

 

 

 

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まだまだ寒い冬が続きます。

 

英国製のシックでノーブルな生地を使い、スリーピースで仕上がったシックなこのスーツは、着用するお客様に温かみと、信頼感を与えてくれると思います。

 

 

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TAYLOR & LODGE (英国)

 

LUMBS GOLDEN BALE WOOL 330g/m

 

スーツS上下・お仕立て上りプライス(税別)

 

BESPOKE(仮縫い付き・ハンドメイド)・・¥222,000~

 

SARTORIA(パターンオーダーメイド)・・¥108,000~

 

 

 

【フルオーダー】ハーディ・エイミスのシックなダークスーツ  

2018年1月14日

ハーディー・エイミス卿 (Sir Hardy Amies)は英国のデザイナーでした。1909生まれで2003年に93歳で亡くなりました。サヴィル・ロウに店舗を構え、紳士服。婦人服のオーダーからレディメイド(既製品)まで扱うブランドの創立者です。

 

※写真は80歳ころのエイミス卿。

 

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戦前は英国陸軍情報部に所属し、対ナチスドイツのパルチザン運動を地下で指揮していました。その頃からファッションに興味を持っていたようです。

戦後すぐに自分のブランドを立ち上げ、サヴィルロウに自分の名前を冠した店舗を出店しました。後にエリザベス女王お抱えの仕立屋として英国王室御用達店の称号ももらっていました。

 

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私にとってハーディー・エイミス卿は、英国起源であるスーツの学術的な先生として尊敬する存在です。著書「イギリスの紳士服(The Englishman’s Suit)」は、スーツがいかにして今のスタイルになったのか、エレガントな装いの基本的な条件とは、サヴィルロウとは・・などなどとても面白くためになる本です。店頭でしゃべっているほとんどの豆知識はエイミス卿の受け売りだったりします(笑)。

 

 

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また、亡くなる少し前にMensEx誌に掲載されたインタヴューでも印象に残るこんなフレーズがありました。

 

問・・・英国では、3つボタンスーツの釦は、普通どこを留めればいいのですか?

 

卿の答え・・・普通にスーツを着て生活する際に、スーツのボタンはどれを留めても大仰だね。特に座っているときは基本的にボタンは外します。どうしても礼儀正しくしなくてはならない場合は、ようやく真ん中1つ掛ける、というのがいいと思います。つまり、スーツを着るならいつも周囲に堅苦しいイメージを持たれない事が大切なのです・・・

 

 

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ということで、エイミス卿の名前が由来の、英国製「HARDY AMIES」のスーツが完成しました。ハーディー・エイミスがミル(織物工場)に依頼して織った生地は、英国製のしっかりした打ち込み(310g/m)です。

 

 

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ダークネイヴィーに3センチ間隔の濃いめのベージュの縞が入り、その間にはヘリンボーンの細やかな織りが入る、昔からの英国の凝った作りのダークスーツ生地です。

 

 

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お身体が大きいお客様なので、肩周りバスト周りはある程度のゆとりを持たせて着心地良いようにお仕立てしました。

 

 

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ボタンもやや大きめのサイズの練ボタン。ライニングは少し紫の入ったネイヴィーのペイズリー柄です。表生地がシックならばライニングはお洒落に・・・。英国的な考えですが、羽織の裏地に凝る日本人も気質が似ています。

 

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ハーディーエイミスの生地は取り扱いが終わり、今は入荷しておりません。貴重な一着となりました。

久しぶりに卿の「イギリスの紳士服」を手に取ると、宝石の様な紳士服のスピリットがあふれ出るようです。ご興味のある皆さま、ご一読されてはいかがでしょうか?