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【BESPOKE】エルメネジルド・ゼニア、ミドルグレーのスリーピース

2018年12月21日

エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna/ ITALY)、トラヴェラー(TRAVELLER)でスリーピーススーツをオーダーいただきました。

 

 
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【お客様】

 

お客様は会社を経営されてらっしゃる40代の方です。
175センチと身長が高く、自転車の愛好家でらっしゃることもあり、スポーツマン体型のため、胸周りが大きく、腰から下は締まったご体格です。

 

 

 

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【ご要望】

 

お仕事での大切なご会合などで活用できるスーツを必要とされてらっしゃいます。濃紺はすでにお持ちなので、グレー系のスーツをお考えでした。
ご出張での連日のご着用の機会もあり、シワになりくく、かつ着用の期間を長めにしたいので、冬を中心としたスリーシーズン向けの生地をご希望でした。

 

 

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【生地】

 

Ermenegildo Zegna TRAVELLER 280g/m Superfine Australian Wool
今回オーダーされたゼニアをはじめ、ロロピアーナ、ランバンなど様々な生地をご覧いただいた中から、表記のトラヴェラー、ミドルグレーのオルタネートストライプ(交互に太さの違うストライプ柄)をお選びいただきました。

 

 

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【デザイン】

 

大切なビジネスシーンで使える正統派のクラシックスタイルをご希望とのことで、スリーピース・スーツになりました。全体的にスマートなシルエットにとのご指示です。
ジャケットはシングルブレスト2個ボタンセンターベント。
ウェストコート(ベスト)は5個ボタンのシングル。
トラウザーはノータックのカブラ付き(裾がダブル)。

 

 

 

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【オプション】

 

ゼニアのオフィシャルライニングとボタンをお選びいただきました。

 

 

 

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【当店で心がけたポイント】

 

胸とお腹の上部が貼りだした、自転車がお好きなスポーツマン体型でらっしゃるので、胸やウェストに深めのダーツを入れた製図にしました。肩周りは立体感を出すように職人がお仕立てしました。

 

 

 

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【お客様のご感想】

 

本格的なスリーピーススーツは初めて、との事で大変ご満足いただきました。
次はシャツをオーダーして体型に合う服装を揃えていきたいとのことです。今まではレディメイドかパターンオーダーのスーツを購入されてらっしゃったとの事ですが、ご自身のお身体をバランスよく包みこみ、とても着心地が良く、見た目のクラシックな雰囲気のBESPOKEスーツにご満足されてらっしゃいました。

 

 

 

 

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【三洲堂テーラーから】
スーツの装いについての勉強会で知り合いになり、初めてのBESPOKEスーツのオーダーをいただきました。キリッとクラシックに仕上がりまして、ウェストコートのご試着の時からスーツがお似合いになるご体格だと判りました。
これから春までこのスリーピースをご愛用いただけますとありがたいですね!

 

 

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【参考プライス】
Ermenegildo Zegna TRAVELLER 280g/m
スーツS上下・お仕立て上りプライス(税別)
BESPOKE(フルオーダー/仮縫付・ハンドメイド)・¥266000~
Pre BESPOKE(仮縫い補正付き・マシンメイド)・・・182200~
パターンオーダーメイド・・・・¥132200~

 

 

【トラヴェラーのスーツ参考ページ】

 

①【濃紺】最もベーシックで上質な基本の服、スリーピース・スーツ!

 

②【礼服】桜の開花とトラヴェラーのオールシーズンブラックスーツ

 

 

 

 

【BESPOKE】ダンヒル生地でスリーピース【英国クラシック】

2018年12月13日

第二回・東京トランクショー

 

日時:

12月15日・土曜日午後4時~

12月16日・日曜日午前11時~

 

場所:

ホテルニューオータニ

ガーデンタワーデラックスルーム

 

ご予約:

お電話 099-224-6255 または 090-1977-5160福留まで

 

メール infor@sansyudo.co.jp でもOKです!

 

 

 

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かつては生地がリリースされていたのに、生地売りを止めてしまった有名ブランドは数々あります。

 

かつては、ピエールカルダン、レノマ、ランセル、ベルサーチなども、いわゆる「ライセンスブランド」生地をリリースしていました。しかし、バブル崩壊後30年も経ちますと、「ブランド信仰」自体が無くなり、それとともにクオリティはもう一つだが有名ブランドだった生地も無くなっていきました。

 

 

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しかし、ライセンスながら一貫してクオリティにこだわり続けたブランドもあります。今も継続しているランバンは素晴らしいクオリティです。

そして、残念ながら生地をリリースしなくなったアルフレッド・ダンヒルも品質にこだわっていました。

 

 

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今回お仕立てした生地には、「耳」すなわち生地の端にこう織られていました。

「ALFRED DUNHILL SUPER100`S WOOL MADE IN ENGLAND」

 

 

 

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こちらがその「アルフレッド・ダンヒル」生地で仕立てたスリーピースです。

ダンヒルは英国製の喫煙具や自動車部品からスタートして、現在では高級メンズ服飾品を幅広く提供するメジャーブランドです。

 

 

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ミドルグレーのシックなヘリンボーン生地は、英国織物ならではのSuper100ウールのタテヨコ双糸使いで、しっかりとした打ち込みがされた重厚な一着です。

 

ダンヒルは勿論生地を織っておりませんので、おそらくハダスフィールドあたりの「テイラー&ロッジ(Taylor&Lodge)」や「ボワー・ローバック(BOWER ROEBUCK)」といった高級紳士服地メーカーが依頼されて織り上げた生地でしょう。

 

 

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ミドルグレーという色は、ある意味むかしから「ねずみ色」と表現され、サラリーマンのおじさん達を象徴する色でした。「どぶねずみルック」なんて云われて、ひどいものでした。

しかし、ダークスーツばかり流行している最近では、グレーは風格ある大人の男性を包むスーツの色として、お洒落感を漂わせています。

 

 

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このようなクラシックな生地でスリーピースを着ると、まるでロンドンのシティを闊歩する英国紳士のようになり、テンションも上がります。(少なくとも私は)

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しっかりとした英国生地ならではの仕立て映えするポイントは、

ラペルのロール感と肩周りの立体感、そして美しく前に向いた袖筒でしょう。

 

 

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存在感あるウェストコート(ベスト、チョッキ)が着る人の胴回りをしっかり包みます。

 

 

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そのウェストコートの背裏は、ジャケットと同じブラック地に赤いペイズリーという、ヴィヴィッドなライニングが存在感を放っています。

 

 

 

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ボタンは本水牛をお選びいただきました。

 

 

 

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このスリーピーススーツなら、明日英国議会の廊下で信任を得たばかりのメイ首相とすれ違っても物怖じすることはございません。

 

 

・・・残念ながらアルフレッド・ダンヒル生地は当店でも残り少なくなりました。

今からでもお仕立てしてみたい方は、ぜひお声をおかけ下さい!

 

 

 

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ALFRED DUNHILL  スーツS上下お仕立て上りプライス(税抜き)

BESPOKE(フルオーダー・仮縫い付きハンドメイド)・・・¥258000~

Pre BESPOKE(仮縫い付き・マシンメイド)・・・¥170000~

パターンオーダー・・・¥120000~

 

 

 

 

 

【BESPOKE】ゼニア、美しいコーデュロイ・スリーピース登場!

2018年12月9日

全国的に強い寒波に襲われているようです。

鹿児島も気温7度。北風も強く沁み入るような寒さです。

 

私も今日からカシミアのチェスターコートを着ています。

 

 

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冬の風物詩的な生地といえば、ウールフランネルやツイード、素材ではカシミアやアンゴラなどが上げられます。

今日ご紹介するコーデュロイ(通称コールテン)も冬ならではの温かみを感じる素材です。

 

 

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イタリアの高級生地メーカー、エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)は、自社生産の膨大なウールコレクションを持っています。

 

それに加えて、秋冬ならコーデュロイやウィンターコットン、夏ならリネンやコットン生地を「Selected by Zegna」シリーズとしてラインナップしています。

 

 

 

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このほどオーダーをいただいたお洋服は、この「ウィンターコットン&コーデュロイ」バンチブックから、

1.コーデュロイのダークブラウンでスーツS上下を、

2.同じくエンジ色をピックアップいただいてウェストコート(ベスト)を、

合わせてスリーピースをお仕立ていただきました。

 

 

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スーツ、ウェストコートともに350g/mのコットン98%、エラスティン(指定外繊維)2%というコーデュロイ生地です。

 

 

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エラスティンはストレッチ素材ですから、全く伸びの無いコットンコーデュロイに比べ若干のストレッチ効果もあり、着心地が良くなっています。

 

 

 

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コーデュロイは生地の表情でその質の良しあしがはっきり判ります。

ゼニアのコーデュロイ生地の表情はとても複雑で美しい色合いです。

スーツの生地はダークブラウンの濃淡、うすいエンジ色、ベージュ、黒など多種多様な色合いの糸を使っています。

 

 

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ジャケットはシングルブレスト2個ボタン、サイドベンツ。ポケットはノーマルのフラップ付き。ただしボタンかがり用の太めの穴糸を使い、ステッチをお入れしました。

 

 

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少し薄めの肩パッドにして、あまり気張らないような作りを心がけました。ラペルやポケットフラップの角もやや小丸にしてあります。

 

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陸上選手として鍛えてらっしゃるボディを「包むように」仕立てるために、バストにボリュームを持たせたフォルムになりました。

 

 

 

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ちらりと見えるウェストコートは、エンジ色のコーデュロイをお選びいただきました。

 

 

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スーツにセットアップするだけではなく、単体として楽しめるようにVゾーンを高い位置に上げて、6個ボタンにしました。

 

 

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ウェストコートのコーデュロイも、少し明るめのエンジ色と一口で言ってしまえない複雑な表情です。エンジの濃淡、黒、ピンクといった色糸で織り上げられています。

 

 

 

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ボタンはゼニアのロゴ入りオフィシャル本水牛です。

 

 

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ジャケットと同じゼニアのロゴ入りライニングが、ベストの背裏にも付きます。

 

 

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このウェストコート、どうしてエンジ色をお選びいただいたのか・・・?

 

正解がお知りになりたい方は、スタッフ福留まで(笑)

 

ちなみに私もあと6年後にはエンジのウェストコートを仕立てようかと思います。

 

 

 

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Ermenegildo Zegna Winter Cottons plain&corduroy 

350g/m 98%Cotton & 2%EA

 

スーツS上下・お仕立て上りプライス(税別)

BESPOKE (仮縫い付き・ハンドメイド)・・・¥259000

Pre BESPOKE(仮縫い付き・マシンメイド)・・¥183000

パターンオーダーメイド・・・¥133000

 

 

 

コーデュロイやデニム、ウィンターコットン関連記事はコチラもどうぞ

 

①【新作品】秋といえば、コーデュロイが素敵です!

 

②【新作品】コーデュロイのツーピース+フランネルパンツ登場!

 

③【日本晴!】お洒落感溢れる..ゼニアのコーデュロイ・スーツ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【BESPOKE or Pre BESPOKE?】用途によって使いたいオーダーメード手法

2018年12月8日

学生時代に柔道をされていた体格の良いお客様から、パターンオーダーメイドでスーツを作りたいとご相談がありました。

 

当店のパターンオーダースーツは、クオリティが高くてかなりの補正が出来ますので、お任せ下さい!とお受けいたしました。

 

 

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メージャーリングしていき、補正用のゲージ服をご試着していただいたところで、お客様はあまりにも胸板が厚く肩幅が広いので、当店のパターンオーダー・SARTORIAでは、とてもご満足いただける服がご用意できない事が判りました。

 

そこで当店で型起しをして型紙を作り、仮縫いフィッティングをした上で、お身体に最もバランス良くお仕立てする、BESPOKEすなわちハンドメイドのフルオーダーをご案内いたしました。

 

もう一着の仮縫いはいたしますが、Pre BESPOKEすなわち、協力ファクトリーでのマシンメイドで縫製する事になりました。

 

 

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ということで、BESPOKEとPre BESPOKEで仕立てたジャケットを2着並べてみました。

 

 

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皆様にも比べていただきましょう。

さてどっちがBESPOKEでしょうか?

 

 

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正解は・・・・

向かって「左」の上衣がフルオーダーです。

 

全く同じ型紙を使ってお仕立てしていますので、まず普通の方には判断が付かないと思われます。よく見ると左の上衣はマシンのハンドステッチが入っていたり、肩パッドの雰囲気が違ったりします。

 

 

 

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BESPOKEスーツは、ロロ・ピアーナのFOUR SEASON 260g/m Super130‘sの生地を使いました。

 

 

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ダークネイビーにマイクロヘリンボーンが刻まれた、張りとコシのあるクラシックなダークスーツ地です。

 

 

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 BESPOKE(ハンドメイド)

 

BESPOKEである上のジャケットは、エッジに職人のハンドメイドによって、伝統的な星ステッチが入れてあります。ほとんど見た目が判らないほどの細やかなステッチです。

 

 

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Pre BESPOKE(マシンメイド)

 

こちらはブレザーなので、エッジから7mmのポイントにいわゆる「ハンドステッチ」が入っています。AMFハンドステッチというミシンによるステッチです。

これはこれで味のある仕上がりになります。

 

 

 

胸のボリュームは,、バストとウェストから伸びるダーツにより高さを出してします。厚い胸板をすっぽり覆う補正は、お一人づつ型紙を起こすBESPOKEの技術ならではです。

 

 

 

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 厚い胸にはゆっくり稼働できる袖をおつけします。ただし太過ぎないようにすっきりとした袖のフォルムにいたしました。

 

 

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ボタンは本水牛、ライニングはロロピアーナのロゴ入りオフィシャルです。

 

 

 

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合わせてマシンメイドでお仕立いただいたノヴァラ(NOVARA)のシルクカシミアのブレザーともに、ご愛用いただけますとありがたいですね。

 

 

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Loro Piana FOUR SEASONS Super130`s WOOL 260g/m

スーツS上下・お仕立て上がりプライス(税別)

BESPOKE(フルオーダー・仮縫い付きハンドメイド)・・・¥222000

Pre BESPOKE(仮縫い付き・マシンメイド)・・・・・153400

パターンオーダーメイド・・・¥103400

 

 

 

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Pre BESPOKEに関しては、以下の記事もご参照ください!

 

①【新オーダーシステム】 Pre BESPOKE (プレ・ビスポーク)スタート!

 

 

②【新作品】魅力的なフェルラのジャケットをプレ・ビスポークで!

 

 

 

ということで・・・

 

正当派のダークスーツはBESPOKE(フルオーダー)

 

気軽に着たいジャケットはPreBESPOKE(マシンメイド)

 

毎日着るビジネススーツはパターンオーダーメイド

 

用途によって使い分けたいオーダーの手法があります。

 

詳細はぜひスタッフにご相談ください!