ブログ

【BESPOKE】エレガントなウール&シルクのノーカラージャケット

2017年11月26日

 

001

 

 

ノーカラージャケットを着ている有名な方・・・・といえば、すぐにザ・ビートルズのメンバーを思い出す方も多いことだと思います。デビューから間もない若き日のメンバーたち。初々しいですね!

 

 

002

 

 

ノーカラー、スタンドカラー問わず、アーティスティックなお仕事に携わる方は、ノーマルなラペル付きのジャケットやスーツより、このシンプルかつ必ずしもネクタイの必要のない服装がお好きなようです。

写真は指揮者の小澤征爾さん。男たるものこのようにカッコよくなりたいものです(笑)。

 

 

3

 

 

さて、とてもシンプルかつエレガントなノーカラージャケットが仕上がりました。

お客様はアーティスティックなお仕事ではありませんが、ご自身の才能、知恵と経験で毎日お仕事をされていらっしゃいます。

 

 

2

 

 

生地はイタリア製ウール&シルク(25%)、260g/mのスリーシーズン向けのものをチョイス頂きました。フェイスにこまやかなドットが施され、シルクならではの質感と陰影が生まれます。

 

 

4

 

ノーカラージャケットはワイシャツにネクタイを締めなくてもエレガントな雰囲気になります。

 

 

0

 

 

ここが便利なポイントです。もちろんビートルズのメンバーのようにタブカラーにネクタイ姿もカッコいいですね。ちなみに写真のワイドカラーのシャツ(トーマスメイソンです!)にネクタイを付けて合わせても全くおかしくありません。

 

また、普段は釦をきっちりハメル必要はありません。下の写真のように外して自然な格好でいてもカッコいいのが、ノーカラージャケットです!

 

 

5

 

 

ご結婚式やパーティー、クラシック系のコンサートや観劇に、銀座三越の2階の「ラデュレ」で淑女と一緒にマカロンなどかじる時なども(笑)、映えると思います。

 

 

7

 

 

 

6

 

 

ボタンは透明感のあるベガという名前のプラスティック練釦。

ライニングはこのような美しい濃いピンクベースの花柄のものをお選びいただきました。表生地と意外なほどマッチングしていてこちらもエレガントです。

美しいいライニングを選ぶ気持ちは、車の内装に革張りのいいものを付ける感覚に似ています。

 

 

8

 

 

9

 

 

 

ノーカラーやスタンドカラーのジャケットをお仕立てするのに、特別なオプション料金は要りません。しかし、仮縫いと補正はしっかりお時間をいただく事になります。

 

ご納品の際に記念写真をお撮りしました。

足の長いスリムなお客様ですが、ジャケット上下がとてもお似合いです!

 

 

 

11

 

 

 

 

貴方だけのノーカラージャケット、一度トライしてみては如何でしょうか?

 

 

1

 

 

 

COLLEZIONI BIELLESI (ITALY) Super130`s Wool&Silk(25%)

 

ジャケット・お仕立て上りプライス(税別)

 

BESPOKE(仮縫い付きハンドメイド)・・・¥161,000から

 

 

 

 

【BESPOKE】ダブルブレストのウェストコート付スリーピース!

2017年11月23日

連日のオーダーで大好評です!

 

トーマスメイソン ノベルティフェア

 

12月10日まで開催中!

 

 

8

 

 

通常¥21,000~¥28,000のメイソン生地オーダーシャツが、

 

期間限定 一枚¥16,000。ロゴ入り白蝶貝釦付!

 

ミニノートも付いてきます(未見ですが・・・)

 

メーカーからの情報では、前回好評だった「カンクリーニフェア」末期に大量品切れを起こした反省から、メイソン生地はストックをかなり増したと事。

 

・・しかしここまで人気があると終盤は在庫切れになるかもしれません! 

「いいシャツ欲しいんだよな~」とお考えならぜひお急ぎ下さい!

 

 

 

3

 

 

 

とても個性的なスリーピースが仕上がりました。

ウェストコート(ベスト・チョッキの事)のデザインを6個ボタンのダブルブレスト、ピークトラペル付き、でオーダーをいただいたのです。

 

 

3

 

 

この写真は韓流ドラマ「月桂樹洋服店の紳士たち〜恋はオーダーメイド!〜」に出演している韓国人俳優、カン・テヤンが劇中で着用しているスーツです。こちらもダブルブレストのウェストコートを着ています。

 

このスタイルがいいな!と思われたお客様からのオーダーでした。

 

 

1

 

 

5

 

 

襟付きウェストコートがあると、バスト周りが賑やかになります。

何故か、「いい服着てるね~!」と思わせる雰囲気になりますね。

 

 

4

 

 

生地はフランスのブランド、ランバン(LANVIN)のSuper100ウール・300g/m。

ダークネイヴィーのベースに、細やかな織りとブルーのドットが施されたエレガントな生地。「ランバン・ブルー」と言われる「青」の使い方が上手なランバンらしいお洒落な雰囲気ですね!

 

 

6

 

 

 

 

ウェストコートは俳優カン・テヤンさんと同様の、フロントを水平に切ったスタンダードなダブルブレスト。

 

 

 

ピークトラペルがあるので、ジャケット専門の職人が仕立てました。そのベテラン職人にしてもこのようなウェストコートのデザインはあまり記憶がないよ、との事でした。

 

 

7

 

 

ウェストコートの背中には、ジャケットのライニングと同じ裏地が入ります。これもまた雰囲気がある仕掛けです。

 

 

8

 

 

ボタンは滑らかな練り釦をお選びいただきました。本水牛の自然な存在感もいいのですが、プラスティックな感じのする練り釦の方が、全体の雰囲気に合っていました。

 

 

10

 

 

9

 

 

ライニングは玉虫色のペイズリー。

オレンジを基調にして、ブルーのペイズリーが垣間見えるエレガントなキュプラです。

 

 

12

 

 

 

11

 

 

 

お客様は来月にあるご親戚の結婚披露パーティーにご着用されるご予定です。

華やかなパーティーに華を添えるスリーピースになりました!

 

 

2

 

 

 

LANVIN COLLECTION Super100wool 300g/m

 

スーツS上下・お仕立て上りプライス(税別)

 

BESPOKE(フルオーダーメイド)・・・¥224,000~

 

SARTORIA(パターンオーダーメイド)・・・¥108,000~

 

 

 

13

 

 

ウェストコート、BESPOKEの場合、

 

ノーマルタイプ・・・+¥30,000~

襟付き・・・+¥40,000~

上記ダブルブレスト襟付き・・・+¥50,000~

 

パターンオーダーの場合は、

ノーマル・+¥20,000、ダブル衿付き+¥30,000です。

 

 

【英国生地】冬到来!フランネルのダークグレースーツ

2017年11月6日

当サイトのTOP画面も寒そうなドナウ川の風景に変わりました。

いよいよ朝晩冷え込んで来ましたね。店舗の目の前に広がる中央公園のケヤキも色づき落葉しはじめています

 

 

8

 

 

冷え込んでくると、当然温かい服が欲しくなってきます。

今日ご紹介する英国バルマー&ラム(Bulmer & Lumb)社は、1920年に英国毛織物の産地ウェストヨークシャーで創業されました。

 

 

16

 

 

14

 

 

両大戦間に急成長し、戦後付近の同業の工場を次々と買収し、現在では大手の毛織物メーカとして、世界中のアパレルやテーラーに生地を供給する一方、英国軍はじめ各国の軍服生地の生産と、旅客機の特別なシートの開発なども展開しています。

 

 

15

 

 

そのバルマー&ラムの冬生地、380g/mのフランネルウールのスーツが完成しました。色はダークグレーのプレーン。フランネルらしい起毛がかった温かみのある生地です。

 

 

2

 

 

3

 

 

加えて生地にあるていどの腰があり、英国生地らしい現地でハードに使っても、「よれよれ」にならないしっかりとした打ち込みになっています。

 

 

4

 

 

5

 

 

デザインはシンプルなシングルブレスト2個ボタン、センターベント。オーダーされたお客様はベテランのお客様で、ご子息様とご一緒にオーダーをされました。

 

 

1

 

 

しっかりとした英国フランネル生地は、BESPOKEスーツとして完成すると、型崩れせずしなやかにフォルムを保ち、安心して着用できる、長い付き合いの友人のような存在になります。

 

 

6

 

 

ボタンは本水牛の艶消し、ライニングはダークグレーに相性の良いブルー系のシックなキュプラです。

 

 

7

 

 

Bulmer&Lumb コレクションには、今シーズン流行りのグレンチェックや千鳥格子ほか、多数の冬生地がUPされています。クラシックな英国生地の見本帳をぜひごらんいただきたいと存じます。

 

 

9

 

 

Bulmer &Lumb スーツS上下・お仕立て上りプライス(税別)

 

BESPOKE(フルオーダー・仮縫付きハンドメイド)・・¥185,000~

 

SARTORIA(パターンオーダーメイド)・・・¥81,200~

 

【コート】快適な着心地、ラグラン袖のハーフコート

2017年11月3日

ラグラン袖・・・

普通袖と違い、首の付け根から脇にかけてと、肩線を通り袖の先端まで縫い線が通る袖のことです。普通袖に比べ脱ぎきし易く、パッドが無い物も多く着心地が快適です。

 

 

a5

 

 

「ラグラン袖」という名前の由来には2つの説が存在します。

 

どちらの説にしても、初代ラグラン卿、フィッツロイ・ジェイムズ・ヘンリー・サマセット英語: FitzRoy James Henry Somerset, 1st Baron Raglan,)という英国陸軍の軍人の名前に由来しています。

 

 

250px-Raglan

 

 

ラグラン卿は1788年生まれ、ナポレオン戦争期の英国の名将ウェリントン公爵に従い、公爵の姪と結婚しているほど親しい間柄でした。

 

 

クリミア戦争

 

 

ラグラン袖 誕生説その①

 

1815年のワーテルローの戦いで片腕を失ったラグラン卿は、戦後外套や軍服を着るのに苦労しました。そこで懇意の仕立屋に相談し、簡単に着る事が出来るコートをデザインさせました。

この時に出来た袖がラグラン袖であり、以降この袖を付けたラグランコートは、卿の個人的な思惑だけではなく、英国から世界中にファッションとして広がっていった、というものです。

 

 

a4

 

 

ラグラン袖 誕生説その②

 

1954年にクリミア戦争が始まると、ラグラン卿は英国陸軍大将としてロシアに派遣されました。戦場は冬になると非常に寒くなり、本国からの衣服の補給が途絶えがちの兵士たちは、寒さに体調を崩す者が続出しました。見かねたラグラン卿は戦場の後方に山積みされていたジャガイモ袋の底の両端を斜めにカットし、かつ首を出す穴を作って、寒さに凍える兵士たちに着せました。

このカットの方法と、後から急場しのぎで付けた袖のデザインは兵士たちに好評で、戦後の英国でラグラン袖として広まった、というものです。

ちなみにラグラン卿は1955年、祖国を遠く離れたロシアの地で戦病死してしまいました。

 

 

a1

 

 

ということで、①の説が今では有力なのですが、英国発祥の洋服の例にもれず、このラグラン袖のコートは戦争により誕生した意匠となります。

 

 

a2

 

 

この秋冬はラグランコートのオーダーが続き、私も検品試着を繰り返しましたが、最初に書いたようにラグランコートは、着る際にとても楽です。少し五十肩が出ている私には特に楽でした。

 

 

a3

 

 

a6

 

 

このハーフコートは晩秋や春先用にお客様がオーダーされました。

生地はイタリアの、タリア・デルフィノ(TALLIA DELFINO)、290g/mのSuper130ウールです。

 

 

a3-1

 

 

 

チャコールグレーの中柄バーズアイが、風合い良くしっくりとくるコートです。

 

 

a7

 

 

先人の方々が色んな理由で考案したデザイン、時を経て次第に広がり洗練され、私たち現代の日本人にも愛される服となっている事が感慨深いものですね!

 

 

ラグランコート・お仕立て上りプライス(税別)

 

BESPOKE(フルオーダー・仮縫い付きハンドメイド)

 

・・¥140,000から

 

納期:約一カ月です