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【リフォーム】10年前のワンピースをジャケットに!大胆リ・デザイン

2017年8月25日

10年前に作ったグレーの デルフィノ(伊)Wool Super150‘のワンピース。今よりもスリムだった体型に合わせて体にフィットするひざ丈のシンプルなデザインにしました。フォーマルにも使えるように、後ろコンシールファスナー開きのシックな雰囲気です。

 

 

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何となく飽きてしまって着ていなかったので、直す事にしました。

 

ここ何年かビッグシルエット流行りだし、ゆったりとしたラインにしよう(ウェストもきつくて入らないかも。。。)

 

ワンピースよりもトップスとして甦らせてみたい。

 

程よくカジュアルに、日常着にしたい。

 

・・・・・と、次々とコンセプトが浮かんできました。

 

 

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コンシールファスナーを外して、スカートの部分を切り落とし、四つのウエストダーツをほどいてゆったりとしたラインにし、ボトムスにマッチするウェストから10cmの長さに裾を決めました。背中側は、燻金色のオープンファスナーに取替、ジャンバーの様なスポーティーなディティールにしてみました。

 

 

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ボトムスとの組み合わせや、内側に合わせるハイネックの色も考えると沢山の着回しがたのしめます。何より、ワンピースとして活躍した洋服がちょっと違う雰囲気に生まれ変わってまた着れるようになり涼しくなるのも楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 
もう一着は、黄金色のシルク100%のタキシード生地の羽織もの。

 

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ウェストに紐でギャザーをよせ、肩にもタックの入ったドルマンスリーブの七分丈袖。長さもあるためコートのように着ていました。

 

 

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これも丈を短くジャケットとして、

ボリュームを目立たせて、

ノースリブジャケットに・・・

という具合に直してみました。

 

 

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まず丈は、お尻の中間の背丈でギャザーリングを生かし裾のヘムはアイロンで押さえずフワッと折上げました。ギャザーの紐はゴムベルトに。打ち合いは、フック止めを外して金属製磁石式の大きなホックを付けました。

 

このホック、バッグなどにも使われますが、外した時に見えても金色がマッチしてスタイリッシュでイメージにピッタリきました。

 

 

 

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この様な重みのある生地、色合いの生地の釦の選択にいつも迷いますが、今回は成功しました。

 

七部丈だった袖は、切らずに内側にスナップを付け、丈を三段階に調節出来るようにしました。

 

シルクでどんなシーズンでも着れる個性的でゴージャスな上着になりました。このような個性的な生地の上着はアクセント感覚で完成された着こなしにポンと足してみると、割と何にでも合ってしまいます。

 

着なかった洋服を再び着れるようになって、毎日の着こなしの幅がグンと広がりました。オーダーした気に入った洋服は10経ってなお新鮮になりました。

 

 

 

 

 

【リフォーム】15年前のサファリジャケットを着易くカット!

2017年7月20日

15年ほど前に仕立てたサファリジャケット。

写真のように、英国製のピュアコットンでジャケットとスカートを作りました。

 

着丈はヒップが隠れる長めの丈、ウェストを高い位置で絞ってあるデザイン。ボトムに長めのスカートや細めのパンツを合わせられます。

 

 

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生地がコットン素材、しかも長袖のため、春と秋に着用しようと思っていましたが、梅雨が明けるとあっという間に真夏の日々。着用する時間が短く、もっと活用したいのに・・・、と思っていました。

 

 

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今回長く厳しい夏に愛用できるように、思い切って大胆なリフォームを施してみました。

 

 

 

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ヒップまであった丈を、約15センチもカット。腰ポケットのふたが着丈からはみ出す位に短くしました。

 

 

 

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ダブルカフスになっていた長袖も大胆にカット、半袖の折り返し付き(ターンバック仕立て)で仕上げました。

 

 

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ボトムには最近流行のジョグパンツを合わせたり、ピュアリネン(麻)の白のタックパンツを合わせると、デザイン的に軽快感がアップ、より気軽に羽織れるようになりました。

 

 

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リ・デザイン(Re-Design)を考えて、再び楽しめるようになりました。

得した気分です!

 

【お直し】ダブダブのお洋服をスッキリ&カッコよくリフォーム

2016年4月21日

お直しの季節になりました!

 

補正担当の薄窪が大車輪で働きだすと、季節の変わり目を感じます。

 

毎日メンズスーツからレディスまで、しかも全国からご依頼があります。

 

 

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県外からのご依頼で多いものは、ダブルブレストのスーツをシングルブレストへ仕立て直す仕事です。

 

15~20年前はダブルのスーツを着用する事も多く、40代以上の男性なら、その頃の上質な生地で作られた良い状態の有名ブランドのダブルのスーツをだいたい1,2着は持っています。

 

しかし、せっかく持っていても、ダブルのダブダブジャケットは流行っていませんし、着る気持ちになれないものです。

 

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そこで、このように思い切ってシングルに仕立て直して、再び活用していただけるようにいたします。

 

このダブル→シングルへのお直し料金は¥26,000です。しかしこのお値段は皆さまから「意外に安価ですね」と言われます。

 

 

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また、とても大切なお洋服のお直しは、「仮縫い」フィッティングをおすすめします。

特に大幅なデザイン変更を伴う場合、実際に仮止めしたお洋服をご試着いただき、補正をできるので安心です。

 

「仮縫い」は総額2万円以上のお直しの場合無料ですし、それ以外でも3000円で済みます。

 

 

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私が20年前に仕立てたシングル2個釦のジャケットのサイズ直しを考えました。衿のゴージラインも低く寝ています。また、ボタン位置も下がっていて、ウェストや肩幅のお直しだけでは、バランスが悪くなります。

 

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生地もロロ・ピアーナのウール&カシミアで全く痛んでいませんが、いかんせん時代感が合わず、クローゼットに突っ込んだままでした。

これを何とかしたいと思い、お直しをすることにしました。

 

補正の手順としては、

 

①ボタンを1個増やして、シングル3個釦にデザイン変更しました。 ¥3000

 

②着丈をカットしてバランスを今風にしました。 ¥5500

 

③そして肩幅とウェストを適度に絞りました。 ¥3000

 

+¥3,000で仮縫いをしましたので、合計¥14,500 のお直しになりました。

 

 

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こうして、今でも普段着で楽しめるジャケットが1着復活しました!

 

三洲堂テーラーのBESPOKE服なら、10年20年ご着用できますし、それなりのブランド服ならしっかり作ってあるものを捨てるのは「もったいない」ですよね。

 

 

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お直し事例はこちらのページもご参考ください! 

 

 

皆さまも大切なお洋服の再活用をお考えなら、ぜひ当店までご一報ください!

職人やスタッフと一緒に考えていきましょう。お待ちしております。

 

 

【お直し】衣替えの季節・・・最近の「お直し事情」について

2015年9月21日

ご愛用いただいたスーツやジャケット、コートなども、購入後10年ほども経ちますと、少々古さを感じるようになってきます。最も、20~30年位経ちますと、何故か「時代の流れ」を通り越して、とても良い風格が漂うお洋服になることも多々経験があります。そこは時間のスケールは違いますが、古い建物などの評価とも似ています。

 

 

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私が20年前に仕立てた、ロロ・ピアーナのウール&カシミア生地のジャケットは、それこそ母国イタリアへも旅し長年愛用していましたが、サイズとデザインがかなり古く感じられるようになりました。

着丈が長く、サイズも大きく、どうにもダブダブ感がありました。1996年製ですからバブル後のゆったり感の影響が残っていたのでしょう。

 

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しかし、いきなり大幅にサイズ変更をするのは、ちょっと心配でしたから、「お直しの仮縫い」をいたしました。余談ですが、仮縫いをしている当時のスタッフ満留と、着用している私の人相が悪いですね(笑)。お見逃しください・・。

 

出来上がったジャケットは、着丈が72cmから68cmに短くなり、見幅と肩幅も詰めました。

ずいぶんすっきりとなり、今でも冬の散歩着として重宝しています。

(これまた、ドヤ顔でスミマセン・・・)

 

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こちらのジャケットは、モードなブランド、イタリアの「ドルチェ&ガッパーナ」のブラックジャケットです。

デザインは、一個ボタンのシングルですが、ご購入されたお客様には、少しジャケット丈が長すぎて、しかも釦位置が非常に低く感じられましたので、なんとかならないだろうか、とのご相談でした。

 

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そこで、一個ボタンを2個ボタンのフロントに作り変え、ジャケット丈も詰めることにしました。

 

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最終的には、このようなスリムなモードのジャケットに変わりました。

 

 

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数年前までの「お直し」はどちらかといいますと、ご体型が太られて、ウェストのサイズが合わなくなり、しかたなくなく、ウェストを出したり、ジャケットの肩幅を出したりと、「大きくする」方向でした。

しかし、最近のお直しのご相談のほぼ7割は、「小さくする」方向です。

「小さくする」には、お洋服の構造とバランスが判っていないと作業ができません。デパートのお直しコーナーや「街のお直し屋さん」では、そこが難しいところです。

そこで、私たちテーラーの出番が増えているのだと思います。

 

 

アトリエのベテラン

 

 

ということで、大切なお洋服の「お直し」や「デザイン変更」は、ぜひ三洲堂テーラーにお任せいただきたいと思います。

 

これからの衣替えの季節、お直しがありましたら、お気軽にご相談下さいませ!