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【新作品】I Know , It`s only Rock`n Roll !(But I like it!)

2017年8月4日

表題の「イッツ・オンリー・ロックンロール」は、ロックバンド「ローリング・ストーンズ(Rolling Stones)」が1974年にリリースしたヒット曲および収録アルバムです。

 

 

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シングルカットされた原題は「It`s only Rock`n Roll (But I like it!)」ですから、たかがロックンロール、されど大好き、という意味です。

PVが印象的で、セーラー服姿のストーンズのメンバーが大きなバルーンの中で演奏するというものです。途中からバルーンの中に泡が充満し、最後はドラムのチャーリーワッツが逃げ遅れてしまう、というユニークな作品でした。

 

 

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今日ご紹介するジャケットは第一印象が、「ロックンロール!」という感じの突き抜けた一着です。

 

 

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ご覧のように、ダークネイヴィーのシルク&ウールの光沢ある地に、なんと3.5センチもある水玉が配された驚きの色柄です。

 

 

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生地は数々のこだわりの色柄を備えた、イタリアのBIELLESI(ビエレッシ)。

ウール72%+シルク28% 250g/mのオールシーズン物です。

 

 

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この個性的な柄を活かすデザインは、シングル1個ボタン、ショールカラーすなわちヘチマ襟となりました。

 

 

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ショールカラーも細めのスッキリした形にして、エンターティナーな雰囲気を少なくしました。

 

 

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生地にとても弾力性があり、ご体格のいいお客様のお身体を包みこむ立体的な仕上げが出来ました。

 

 

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ボタンは生地に合った練りボタンです。

 

 

 

 

そして、個性的な表生地に負けず劣らず、素敵なライニングをお選び頂きました。

 

 

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英国LBD社の綺麗なサークル重ねのライニングは、着る自分も周囲の見ている人も楽しくさせます。

 

 

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お客様はパーティなどで着用したいとのことです。

楽しい時間に楽しくなる服を着ることを、テーラーとしてお手伝いさせて頂きました。

私たちもより一層この服作りを楽しませてもらいました。

 

 

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It`s only Bespoke Suit (But I like it.)!

 

 

COLLEZIONI BIELLESI Made in Italy

 

Super120′s Wool & Silk(28%) 250g/m

 

ジャケットお仕立て上りプライス(税別)

 

BESPOKE(フルオーダー・仮縫い付きハンドメイド)・・¥176,000

 

SARTORIA(パターンオーダーメイド)・・・¥91,300

 

 

 

 

 

 

 

【西郷どん】西郷さん陸軍大将軍服レプリカを延岡市に納品しました

2017年7月26日

今年の大河ドラマは鹿児島を舞台にした「西郷どん」です。

 

 

 

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三洲堂テーラーでは、これまで鹿児島市の依頼で西郷さんや大久保さんのお洋服のレプリカを仕立ててきました。今回は宮崎県延岡市、北川町からの依頼で西郷さんの軍服を作製いたしました。

 

 

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この話題は、本日7月26日の地元紙、南日本新聞の記事に取り上げられました。

 

 

 

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この一か月、裁断士と二人の裁縫士のトリオで、陸軍大将軍服に取り組んできました。

この軍服のオリジナルは鹿児島県の歴史資料センター黎明館に展示されています。これと同じデザインと寸法で型紙を起こし裁断しました。英国の分厚い「イングリッシュ・メルトン」ウール生地は、なんと600g/mのへヴィーウェイトです。生地をカットした裁断士の伊達は、分厚いメルトン生地を正確に裁断するのに、通常の二倍の時間がかかったと申しております。

 

 

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軍服本体は最高齢のベテラン仕立て職人・黒木幸が仕立てました。黒木が仕立てた土台の袖やカラーに、美しい金モールを貼りつけていったのは、最年少の職人・水迫です。

 

 

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このほど完成した当時の明治陸軍唯一の大将、西郷隆盛軍服です。

 

上着丈88センチ、肩幅57センチ、バスト上り138センチ、胴回り上り130センチという大きい服です。実際の西郷さんは身長約180センチ、体重110~120kgという巨漢ですから、十分この軍服ほどの大きさになると思います。

 

 

 

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早速仕上がった軍服を持参し、宮崎県延岡市北川町にうかがいました。

北川町では至る所に西郷さん関連ののぼりや看板が建っています。この地域の人たちにとって、西郷さんが大変身近な存在だったことがうかがえます。

 

 

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依頼元の延岡市北川総合支所、地域振興課さんと教育委員会のメンバーの方と記念写真をとりました。

 

 

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その後、西郷隆盛宿陣跡資料館へお邪魔しました。

今年の秋には資料館がリニューアルされ、納品した軍服もこちらに展示される予定です。

 

 

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ここで私たちは驚くような場所を拝見しました。薩軍最後の組織的戦闘となった「和田越の戦い」で敗北した西郷さん達は、この資料館である児玉邸に起居し、その後の方策を話し合いました。そしてこの地で薩軍に解散を命じました。

 

本宅の中には、ロウ人形で西郷さんと幹部達の最後の軍議の模様が再現されています。

 

 

 

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その際に明治天皇陛下から下賜された陸軍大将の軍服や重要書類を中庭で焼却しました。その場所が残されていました。説明用のボードと軍服の写真もあり、資料館の児玉さんに当時の様子も詳しく聞きました。

 

 

 

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・・・児玉館長さんのお祖母さんは、明治10年に西郷さん達が投宿した時にわずか7歳でした。親から西郷さんや幹部に近づかないよう言われていましたが、洗濯物を取り込む際に西郷さんの前を素通りしたそうです。近くにいた幹部が「なんごっや!(何をしてるんだ!)」と7歳のお祖母さんを叱りつけたところ、西郷さんは幹部を制して、大きな身体を小さくかがめ、「こげん迷惑をかけっせぇ、すんもはんなぁ。」と優しく語りかけたそうです。

後年児玉館長は西郷さんの姿をお祖母さんに聞くと、「すごく眼の大きい方だった」「眼は真っ赤だった」と語られたそうです。

 

 

 

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資料館では今まで気づかなかった事も学べます。西南戦争当時宮崎県は鹿児島県に編入されていた為に、延岡市からも多数の若者が出征しました。そして戦死された方も多かったようです。

 

日本史上最後の内戦は、熊本、宮崎を戦火にさらし鹿児島で終焉しました。

 

 

 

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西郷さんの軍服と大久保さんのフロックコートを仕立てるたびに、この二人をはじめとする薩摩や日向の若者たちの姿が目に浮かぶようです。

大河ドラマが西郷さんの人間性にどこまで迫るのか、そして歴史的事実をどのように描くのか、楽しみになりました。

 

 

 

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三洲堂テーラーではこのような歴史上の偉人の方々や祖先の着用されていたお洋服、思い出深いクラシックな軍服、制服、マントなど、当時の資料を出来る限り調べて再現しレプリカをお仕立てしています。

 

ご相談は当店HPのお問い合わせページ、

↓↓↓↓↓↓↓↓

ココです!

 

または、TEL 099-224-6255 福留まで

 

お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

 

【新商品】ザ・ローリング・ストーンズのファッションとゼニア極上「トロフェオ」生地のストライプスーツその①

2017年7月9日

オーダーメイドを生業としていますと、たびたび訊かれる質問があります。「この今のスーツのデザインはどれほど持つのか?」、言い換えますと「今の着丈短めタイトなスーツスタイルは、お金かけてオーダーしても流行はすぐ変わらないよね」という了解を求められます。

 

そんな時はスーツスタイルは約10年~15年周期で変動するので大丈夫!とお答えしています。

 

細やかな変遷は一度調べてみる予定です。

 

・・・そんな事を考えてふと自分が生まれた頃、1964年頃のスーツスタイルはどうだったんだろうと思い、ネットで当時の写真を探してみました。

 

 

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おお・・・ありました! 今なお現役のロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)が1962年にデビューして間もないころのプロモーション写真です。ストーンズのメンバーは制服のように同じ服を着て演奏したり、写真を撮られたりする事が嫌いでした。なので貴重な一枚だと思います。

 

 

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こちらの写真の方がストーンズらしいですね。良く観るとジャケット丈はほぼ標準的な長さで、3つボタンが多い。右端のビルワイマンのダブルブレストは当店のスポーティーなダブルのデザインにそっくりです。ミックを見れば判るように、パンツはノータックで丈は短く裾巾も細くなっています。ほぼ全員ブーツをはいているようです。

 

 

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ストーンズのスーツ姿の写真は70年代に入ると急激に減ります。フラワーチルドレンやヒッピーブームもあって、服はより装飾的に中性的に変化し、派手目のメイクもするようになりました。

 

上の写真ではバンド設立時のリーダー、ブライアン・ジョーンズが姿を消し、凄腕のギタリスト、ミック・テイラーが加入しています。音楽的な充実度は1970年代初期のこの写真の頃が高く、私も当店でBGMに流したりしています。

 

 

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最後の写真はストーンズ1972年のものです。

 

ミックとキースの服はよりワイルドになっています。このころの彼らの姿は動画や写真で多数観る事ができますが、少し近づきにくいカリスマ性と凄みが感じられます。

 

 

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そういえば、ミック・ジャガーのこのスーツはロンドン、サヴィル・ロウで当時大人気だった「トミー・ナッタ―」というテーラーで仕立てたものです。

 

 

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トミー・ナッタ―は年代に1970年代に大活躍したテーラーですが、80年代とともにそフェードアウト、80年代はアルマーニやベルサーチなどのイタリア勢がスーツスタイルを席巻する時代となりました・・・。

 

 

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・・・ということで、本日は「ゼニアのトロフェオの美しいストライプスーツ」に入る前に力尽きましたので、一枚だけ写真を載せまして、残りは明日以降UPさせていただきます。

 

 

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ちなみにこの鹿児島で「ストーンズが好きな方」とお会いしたことはほとんどありません。例外的に見た目も趣味もロックしているY様というお客様がいらっしゃる位です。

 

もしブログをお読みの方でお好きな方がいらっしゃいましたら、ぜひお声をおかけ下さいませ(笑)!

 

【ご紹介】テーラーおススメのクリーニング店さん

2017年6月28日

お洋服の長期管理で最も大切な要素は、ずばり「クリーニング」でしょう。

クリーニング店に求められる二大条件は、①汚れをきちんと落とすこと、②もとどおりの状態にプレスする事、になります。

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羊毛主体のスーツやジャケットを始め、リネンやコットン、化繊混紡まで、スーツやジャケットを水洗いすることはできません。

もちろん、ポリエステル100%または特殊加工の「ウォッシャブルスーツ」も世の中には存在しますが、上記②の元通りのきちんとしたスーツに戻ることはありません。

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ということで、全般的に汚れを取るドライクリーニングと、ピンポイントでシミや汚れをとる「シミ抜き」の技術を持っていて、なおかつ一着一着「手で」上手にアイロンをかける職人が存在するクリーニング店こそ、知っていいて大切にしなくてはならないお店なのですね。

そこで、非常にお問い合わせの多い「おススメのクリーニング店」を3軒ご紹介いたします。上の条件を満たしていて、頼りになるクリーニング店さんです。3軒とも鹿児島市に所在しています。

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①中村ドライクリーニング

 

お世話になりましたが、廃業されました。

 

中村ドライ様、ありがとうございました。

 

鹿児島玉龍高校近くにあります。上町、吉野方面にお住まいの方なら便利かも。

 私が個人的に利用しているお店です。アットホームなお店ですが、ドライクリーニングとシミ抜き、手仕上げによるプレス技術が信頼できるお店です。店主の中村さんが少々体調を崩されていましたが、いよいよ復帰されます。カシミアやダウンも綺麗にクリーニングしてくれます。

 依頼する際には、生地や仕立ての事をきちんと伝えてくだされば、よりよく対応されます。(これはどこのお店でも同じですね・・。)

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②白晴舎クリーニング

住所 : 鹿児島市平之町9-7

電話 : 099-222-4585

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きちんとした仕事をされる事で有名なクリーニング店さんです。

デリケートな生地の汚れ落としや、きちんとした仕立て服の再プレスなど評判が良いお店です。しかも翌日仕上げが基本なので忙しいビジネスマンの方に向いています。

お店のHPはこちらです。

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③若松ドライクリーニング

住所 : 鹿児島市東千石町20−19

電話 : 099-222-6220

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家族経営のお店です。フロントに個性的なオヤジさんが陣取っていて、難しい素材、特にシルクや薄手のカシミア、一流ブランドの非常に難しい縫製物など、特別なお洋服のクリーニングやシミ抜きを相談できます。お値段のやり取りもその場で決めます。

フェイスブックページはこちらです

3軒ともそれぞれの個性がありますが、真摯に仕事に取り組まれているクリーニング店さんです。鹿児島市中心部のお店だけご紹介しましたが、各地区に真面目で技術力のあるクリーニング店さんが存在しています。

どこにクリーニングを出そうか迷ったら、個人店で職人さんが存在しているお店で、上の2条件をお伝えしてみたらどうでしょう?

ちゃんとしたお店なら必ず応えてくれるはずです!