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【エッセイ】遅くなりましたが、伊勢志摩サミットに見る各国首脳のスーツ姿は・・

2016年6月12日

5月26、27日の両日にわたって開催されたG7・伊勢志摩サミット。

初日は各国首脳が伊勢神宮に参拝したことも印象的でした。

オバマ大統領の広島訪問まで含め記憶に残る2日間になりました。

 

 

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こちらは伊勢神宮での記念写真です。

 

 

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首脳たちが伊勢神宮の参道を歩いていく姿とともにUPします。

 

各国首脳のスーツスタイルはほぼ予想通りでした。

基本的にダークスーツ。白シャツにブルーかエンジ系のネクタイを締めています。

 

靴は全員黒?と思いきや・・・・違う色の方がお一人。

詳細は後半で述べておきます。

 

 

 

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まず、我らが安部首相はライトネイヴィーといいますか、青いスーツが印象的でした。ネクタイは国旗のイメージを少し取り入れた明るいエンジです。

 

開催国の議長らしくクールに振舞おうという意思を感じます。同時に会議の中心人物ですから少し目立たなくてはなりません。そこまで考えての明るいネイヴィーとエンジのネクタイの組み合わせだったと思います。

 

 

 

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サミットの中心と云えば、米国のオバマ大統領。任期満了に近いせいか、開放的で明るい表情です。

190センチの高身長を生かした、第一ボタンが比較的下に付いている、スマートなシングル2個釦のスーツを着ています。

 

濃いグレーやブラックのスーツを好むオバマ大統領、サミット初日は定番のチャコールグレーのスーツ、レギュラーカラーのシャツに薄いブルーのネクタイというシンプルかつ信頼性を漂わせるコーディネートでした。

 

 

 

 

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※ちなみにオバマ大統領が好んで仕立てるスキャバルのスーツ生地、

EATON Super130`s Wool 280g/mは、とても雰囲気の良い合服生地です。

実際にオバマ大統領がご着用している生地も入手可能です。

 

 

 

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英国のキャメロン首相は、ことのほかシックで控えめな印象のスタイルです。

パナマ文書問題で揺れるキャメロン首相ですが、英国人らしいネイヴィースーツにブルーのネクタイという伝統的な保守党スタイルでした。写真は25日の到着時の首相ですが、翌日のサミット初日も同じ組み合わせのコーディネートでした。

 

 

 

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パリのテロ事件以来、厳戒態勢下のフランスのオランド大統領は、ダークネイヴィーにやはり暗めなネイヴィーのシックなネクタイの組み合わせです。

サミット期間中も同じスタイルであまり笑顔を見せませんでした。

気持ちがスーツ姿に表れているかのようでした。

 

 

 

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今回最も注目していたイタリアのレンツィ首相です。

 

26日朝セントレア空港到着時は濃紺のダークスーツに白いワイドスプレッドのシャツ、グレーのモード風細身のネクタイでした。

ところがお昼の伊勢神宮参拝時にはタブカラーのシャツに着替えて登場しました。

翌26日にはやはりタブカラーシャツに、エンジの細身のネクタイを付けていました。身体にフィットした動きやすそうなイタリアらしい仕立てのスーツです。

 

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この写真・・・よく見て下さい。

サミット出席者の首脳の中でただ一人、写真右端のレンツィ首相の靴の色は、ピカピカに磨き込まれたダークブラウンでした。

ポーランド出身のトゥスクEU理事会議長と何やら談笑するレンツイ首相

・・・さすがイタリア人です。

 

 

 

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27日のサミット宣言発表後の記念写真です。

相変わらず青いスーツの安部首相が目立っていますね。

 

メルケル首相の服装は基本的に毎回同じなので、感想は割愛させていただきますが、噂では26日のワーキングランチから相当ワインを飲んで良い調子だったらしいです。

安部首相の財政出動に根強い反対をおしだしてきたメルケル首相ですが、顔で笑って本当の態度は厳しく当たる・・・これが「外交」なのでしょう。

 

 

 

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イケメンのカナダのトルドー首相のスタイル講評は今回はございません・・・。(イケメンは何を着ても似合うので・・・)

 

 

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サミット後に忘れがたい出来事がありました。オバマ大統領の広島訪問です。

 

この時はネイヴィーのスーツにシックなブルーグレーの無地のネクタイ姿です。安部首相も例の青いスーツから濃紺のスーツに着替えていました。

 

 

 

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世代を、国境を超えて伝わる自然な感動が広がりました。

 

被爆者の肩をそっと抱き締めるオバマ大統領。

何かと賛否両論の米国大統領ですが、人間としてのオバマさんを感じます。

 

 

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ということで、各国首脳のスーツスタイルと表情を観察し、比較したり論評が出来るのも「ネットの時代」だからこそ。

 

そんな時代だから、なおさら現実の服装や振る舞いの一つ一つに、意味と意思を込めなくてはならない、と感じる今回のサミットでした。

 

 

 

 

【エッセイ】夏の仕立でコロニアルな風を・・・・・

2016年6月4日

本格的な梅雨入りを控え、少々気温も下がり気味です。

しかし気象庁はこの夏の長期予報で、例年通りの「猛暑」と発表しました。

 

この猛暑を「見た目も」「着心地も」涼しげに乗り切ることが、「Gentleman」または「Lady」の心がけではないでしょうか?

 

三洲堂テーラーはそんな皆様のご期待に応え、

 

 

BESPOKE LINEN&COTTON

 

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6月末まで開催中です!

 

 

ピュアリネン(麻)、ピュアコットン(綿)のスーツやジャケットのBESPOKE(仮縫い付き・ハンドメイド)でのオーダーは、すべてお仕立て上りプライス10%OFFでご案内いたします。

 

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ピュアリネンやコットンジャケットの着心地を「軽く涼しく」するために、昔から仕立て職人は工夫を積み重ねました。

 

 

 

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※map of great britain in the 1920`s

 

背広発祥の母国である英国は、19世紀には全世界に広大な植民地を持ち、人材を派遣していました。インド、ケープ、マレー、西インド諸島等、植民地のほとんどがいわゆる「熱帯」地域です。

 

官僚や軍人、商業者などのいわゆる「ジェントルマン」以上の階級に属している以上、服装をおろそかにする訳にはいきません。

 

何故ならその時代、目の前にいる人間の「服装」の盛装レヴェルだけが、相手が何者でどういう階級に属するかを判断する第一の基準であったからです。

 

 

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といっても、寒冷な英本国と同じ衣服をそのまま着ていると、熱中症でダウンしてしまいます。そこで、ウールやカシミアなどの獣毛由来の生地ではなく、リネン(麻)やコットン(綿)といった植物繊維の生地が重宝されます。

 

これらの生地は熱や湿気を発散し易く、時には丸洗いもできるメリットがあります。

 

 

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植民地で愛用されていたピュアリネンの明るい生成りのスーツや、コットンのジャケットなどは、夏の英国でもお洒落な紳士の間で広まり、盛んに用いられるようになりました。

 

 

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夏用のリネンやコットンのジャケットの仕立ても進化しました。

生地自体が高級品であった19世紀は、ジャケットの裏は全てライニングを貼った「総裏」でしたが、それでは暑すぎます。

 

夏物の「背抜き」仕立てが広まりました。当時の裏地はアルパカや厚手のコットンでしたから、背中の裏地を一枚抜くだけでとても助かります。

 

 

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それでもまだまだ盛夏の暑さには耐えがたいので、職人が工夫したのは「夏仕立て」というスタイルです。これは写真のように、背中の裏地とともに、前身頃の裏地も半分にしてしまいました。

 

 

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いよいよ軽く涼しくなってきました・・・。

 

しかし、まだ裏地が付いている・・・・ということで、「夏仕立て」からさらに進化した「一枚仕立て」が生まれます。

背裏を残して裏地を排除しつつ、共生地で各パーツを作ります。各パーツはライニングで縁を包みます。これを「パイピング」と称します。裁縫職人の腕の見せ所です。

 

 

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さあ、行きつくところまで来ました。

 

あとは背裏を外すのみです。肩パットも外してしまえば・・・極上の着心地になるでしょう。

しかし、あくまでもジャケットです。シャツではありません!

ということで、完全な一枚仕立ての完成です。

 

 

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このジャケットの詳細なご紹介は後日アップいたしますが、パイピングでくるんだ縫い代もごくごく省き、徹底的に軽さを追求しました。夏のカーディガンのような着心地です!

 

 

ということで、英国伝来のピュアリネン&コットン、英国、アイルランドそしてイタリアから今年も沢山揃えましてお待ちしております!

 

 

気になるプライスは以下の通りです。

 

 

スーツS上下・お仕立て上り(税別)・・¥168,000~

 

ジャケット・お仕立て上り・・¥130,000~

 

※一枚仕立ては、別途¥10,000かかります。

 

【エッセイ】大好きなパンツスタイルと靴について想う事(雨の静かな日に)

2016年5月28日

今朝は雨。店までの通勤…とは言っても天文館の徒歩5分。

 

アーケードが伸びたお陰で傘をさして歩く所もわずかなのですが、先ずは、今日の靴は何を履きますかね? とコーディネートを考え出します。

 

それは、靴が好きだから?…

 

 

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季節が変わって衣替えをする時、靴の入れ替えもする事になりますが、秋を前にはそろそろブーツかなと靴を出し、夏を前にはサンダルを出し、梅雨を前には少し傷んだ汚れてもいい靴を出し、おもむろに玄関で磨き出します。

(勿論、シーズンを終えた時も磨いてはいますが、たまに湿気でかびていたり、ヒールの滑り止めが削れていたり…久し振りに見る相棒たちのご機嫌をみます。)

 

下駄箱に手入れが済んだ靴を並べて眺め、箪笥の洋服を整頓したら新しい季節の始まりです。

 

 

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洋服のコンディションもみます。

 

今朝は雨なので、靴は、ずーと前に買った焦げ茶のウエッジサンダルに、昨年作った茶チェックの麻シャツ。このシャツは、太ってウェストがきついのでいつも背中に横シワがよって、食事後は胃の前のボタンが開く事になっていました(泣)。

 

背中のダーツを解かなければと…おもむろに裁縫箱を出し、アイロンで仕上げて作業終了。折角だから今日着るぞー・・・

 

 

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そのシャツにベージュのタイタン(真夏には暑い)のストレートのオジサンぽいパンツにバックルの大きいヌバックのベルトをして…。サンダルの季節に備えてフットジェルネイルだけは、先日して頂きました(良かったー)。

 

足の爪の色は、これまた濃いラメベージュ色。

 

あれ?色が被り過ぎました(まあいいっか)。(ハンドネイルは針を持つし、短い爪に自分でマニキュアをぬります。)ある日のコーディネートがこうして決まります。

 

 

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また、実用性ばかりじゃなく、靴はアクセサリーの様でもあります。

洋服を引き立たせてくれるのも、靴のように思います。同じ洋服でも靴を替えるだけで雰囲気が変わります。

 

ちょっと気分を変えたいなと、ピアスかインパクトのあるネックレスを買おうと決めて2か月。

なかなか選べなかったのは、靴が一挙に傷んで履けなくなり靴を入れてのコーディネートがマンネリ化して、アクセサリーだけでは代わり映えせず面白くないように思ったからです。

女性らしい華奢なアクセサリーを付けるのも素敵ですが、どうも私には似合わないみたいです。

 

ところが、昨今風のレースアップ・プラットフォームシューズを新調して気分が上がりました。

 

今まで持っているパンツにも合い、最近作っサルエルパンツにも合うので、これは重宝です。アクセサリーはまた今度になりました(アクセサリー屋さんごめんなさい)。

 

 

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三洲堂テーラーメイドのパンツあれこれに、それぞれの日の靴。

 

合わせて体型カバー効果を狙います。長めのパンツには、ヒールの高さが大事になるので、合わせて履かれる靴の高さを想定して仮縫いしたいものです。

 

 

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短い丈のパンツには、思いっきり靴を目立たせたコーディネートでアクセサリー要らずです。アクセサリーも欲しいですが何でも買うことは出来ませんので要検討ですね。

 

 

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靴のコーディネートで、あなたはどんな雰囲気のパンツ美人になりますか・・・

 

【パンツ】初夏の候、パンツ(トラウザーズ)のご新調は如何?

2016年5月23日

当店舗のある、鹿児島市の照国表参道通りには商店街の努力で、多数のアジサイの植え込みが置いてあります。もうすぐ6月ということで、アジサイの花もいよいよ咲いてきました。

 

下のアジサイは、「ガクアジサイ」といいます。

 

 

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アジサイの原産地は日本です。ガクアジサイは日本古来の自生しているアジサイの一種で、中央の小さな花を囲むように大きな花の額がとりまいています。

 

また、一般的なイメージのアジサイは、花が密集して咲く「ホンアジサイ」です。

密集してこんもりと咲いています。

 

 

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アジサイの花の色は、大きく青と赤にわかれます。花の色は土壌の性質により変化します。

土壌が酸性なら青色に、アルカリ性なら赤色になります。

アジサイの色合いを変化させるために園芸家は意図的に肥料の種類を変えています。

 

 

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ということで、初夏のアジサイの美しさと可憐さは何とも形容しがたいほどです。

 

さわやかな5月の内に、お散歩用の素敵なパンツがあれば・・・・ちょっと歩いてアジサイ鑑賞をゆっくり楽しめますね(笑)!

 

 

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このレディスパンツは、「サルエルパンツ」です。

サルエルパンツは、従来イスラム圏の民族衣装であったものが、パリコレで取り上げられて世間に広まったとのことです。股下が深く下がり、膝から下裾までかなり幅を狭く作っています。

レディスだけではなく、メンズで着用する方も多くなってきました。

 

 

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こちらは、ストレートのレディスパンツです。

ズボンの裾は折り返してあり(ダブル)、丈も長めでたっぷりとしたストレートです。

パンツ単品で楽しめますね。

 

 

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メンズの夏のトラウザーは、コットンシアーサッカー生地で仕立てました。

シアーサッカーはとにかく着心地が良く、ついついいつも履いてしまいます。

 

 

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起伏感がある表情が夏らしく快適です。

麻のジャケットとも組み合わせてみました。

 

 

最近ではゴルフ用のニッカボッカ(ニッカーズ)のオーダーも増えてきました。

 

 

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パンツはオーダーメイドの隠れたベストセラーです。

パターンオーダーでも¥25,000から。

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