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【定番品】メンズ&レディス スリーピース・スーツ

2017年9月11日

スリーピース・スーツ は紳士服の原点です。

 

 

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日本語のチョッキは英語でウェストコート(waistcoat)、米語でベスト(vest)と呼ばれます。

 

15世紀頃には袖が付いていた「チョッキ」は現在の上着と同じ役割でジャケットのように着用されていました。

 

時と共に身体にぴったりしたサイズになり、遂には防寒用のジャケットコートが登場すると、袖が無くなり「中衣」として使われるようになりました。

 

19世紀後半には共生地で作られた上衣、中衣、下衣の三揃いが当時の社会の正式なスーツ姿となりました。

 

 

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以来、スリーピーススーツは社会やビジネスの大切な場面で着用される最も正統な服として、その品位を保ち続けています。

 

また、ウェストコートが一枚お身体を包んでいますから、防寒着としてもお役に立てます。

 

 

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 【BESPOKE=フルオーダーの場合】

 

三洲堂テーラーでは、BESPOKE(仮縫い付き・ハンドメイド)であれば、スーツS上下お仕立て上りプライスに加え、

 

基本的に¥30,000(税別)の追加工賃で「ウェストコート(チョッキ/ベスト)をお仕立ていたします。

 

 

 

 

【パターンオーダーの場合】

 

毎日ビジネスでスーツを着用しなくてはならないビジネスマンからのご注文が多い、パターンオーダースーツ。

パターンオーダーでもスリーピースは人気が高まっています。

 

 

 

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ジャケットの下に垣間見えるウェストコートが、とてもクラシックな雰囲気になりますね。

 

オフィスでウェストコート+トラウザーのスタイルで仕事をするのも、信頼感を醸成するお姿になります。

 

 

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パターンオーダーでスリーピースにするには、

スーツS上下+約¥20,000~¥28,000のプライスになります。

こちらは生地によって変動いたします。

 

 

 

 

 

【レディースオーダーの場合】

 

 

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レディスのウェストコートは、女性のお身体にフィットさせるために、製図上難しいポイントもあります。

 

 

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三洲堂テーラーではお身体を包み品格ある雰囲気のウェストコートをお仕立ていたします。

 

 

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こちらもBESPOKE(仮縫い付き・ハンドメイド)であれば、スーツS上下お仕立て上りプライスに加え、基本的に¥30,000(税別)の追加工賃でウェストコートをお仕立ていたします。

 

 

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品格あるクラシックな装い、スリーピース(三揃い)スーツ、オーダーをお待ちしております!

 

 

 

 

【新商品】マゼラン海峡の港町、プンタ・アレーナスから届いた良質ウールスーツ

2017年8月11日

マゼラン海峡は1520年にポルトガル人のフェルディナント・マゼラン率いるスペイン艦隊により発見された、大西洋から太平洋へ抜ける海峡です。

 

 

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マゼラン海峡突破の冒険談は、私が小学生の頃国語の教科書に載っていました。

数々の水路の探索と失敗、僚船の反乱など、手に汗握る内容でした。

 

マゼランはじめ、誰もがもはや海峡突破が無理ではないかと絶望しかけた時に、切り立った断崖の狭い海峡の中で停泊中の艦側の潮の流れを見ていた見張りが、「流木が今までと逆方向に流れている」事を発見、そこから数日かけて広大な太平洋へ抜け出るくだりはとても印象的でした。

 

 

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プンタ・アレーナスはそんなマゼラン海峡の中継点として栄えている港町です。その歴史はチリ政府の犯罪者流刑地として数度の反乱や破壊を経て、今に至っています。

 

そのプンタ・アレーナスから集荷される良質のウールが、「プンタ・ウール」になります。

そのプンタ・ウールは、滑らかな毛の細いウールが採取される「メリノ種」と、毛足の長いウールが特徴の「リンカーン種」を交配した「コリデール種」という羊から採取されます。

 

角が無く、おとなしく飼い易い性質のコリデール羊は東京の上野動物園でも見る事ができます。

 

 

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そのプンタ・ウールを原毛として織り上げた、フレスコ織りの通気性の良い盛夏向けの生地を使って、スーツをお仕立ていたしました。

 

 

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シンプルなシングルブレスト2個ボタン、センターベントのデザイン。外見はシンプルですが特長は一枚仕立てであることと、ノーパッド、一枚芯の軽涼でコンフォートな仕上がりです。

 

 

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太めの糸を使ってフレスコ織りにしている為、生地の手触りはドライでカリッとしています。シワになりづらく弾力性があるので、コンフォート仕立ての割には立体的な仕上がりになりました。

 

 

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ボタンは明るめの本水牛・艶消しです。

 

お客様は以前から袖の釦を本切羽仕様にしており、ついでに一番下の釦ホールをエンジ色に替えています。この糸色を替えるこだわりは、ご自身が流行させたといっても過言ではないほどです。採取はかなり奇異な目で見られたとか。

 

 

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 裏はほぼライニングの見えない大身返し仕立てです。

そのライニングはストライプの袖裏を使いました。このストライプ柄の選定もお客様の悩まれたポイントですが、うまくいったようです。

 

 

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まだまだ夏のビジネスは続きます。

通気性の良い快適なパタゴニア育ちのウールから作られたスーツに袖を通す時、500年の時の経過を考えてみるのも楽しいかと存じます。

 

 

 

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ンタ・ウール WOOL100% 305g/m

 

スーツS上下・お仕立て上り金額(税別)

 

BESPOKE(仮縫い付きハンドメイド)・・・¥178,000

 

SARTORIA(パターンオーダーメイド)・・・¥61,500

 

【新作品】I Know , It`s only Rock`n Roll !(But I like it!)

2017年8月4日

表題の「イッツ・オンリー・ロックンロール」は、ロックバンド「ローリング・ストーンズ(Rolling Stones)」が1974年にリリースしたヒット曲および収録アルバムです。

 

 

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シングルカットされた原題は「It`s only Rock`n Roll (But I like it!)」ですから、たかがロックンロール、されど大好き、という意味です。

PVが印象的で、セーラー服姿のストーンズのメンバーが大きなバルーンの中で演奏するというものです。途中からバルーンの中に泡が充満し、最後はドラムのチャーリーワッツが逃げ遅れてしまう、というユニークな作品でした。

 

 

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今日ご紹介するジャケットは第一印象が、「ロックンロール!」という感じの突き抜けた一着です。

 

 

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ご覧のように、ダークネイヴィーのシルク&ウールの光沢ある地に、なんと3.5センチもある水玉が配された驚きの色柄です。

 

 

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生地は数々のこだわりの色柄を備えた、イタリアのBIELLESI(ビエレッシ)。

ウール72%+シルク28% 250g/mのオールシーズン物です。

 

 

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この個性的な柄を活かすデザインは、シングル1個ボタン、ショールカラーすなわちヘチマ襟となりました。

 

 

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ショールカラーも細めのスッキリした形にして、エンターティナーな雰囲気を少なくしました。

 

 

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生地にとても弾力性があり、ご体格のいいお客様のお身体を包みこむ立体的な仕上げが出来ました。

 

 

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ボタンは生地に合った練りボタンです。

 

 

 

 

そして、個性的な表生地に負けず劣らず、素敵なライニングをお選び頂きました。

 

 

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英国LBD社の綺麗なサークル重ねのライニングは、着る自分も周囲の見ている人も楽しくさせます。

 

 

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お客様はパーティなどで着用したいとのことです。

楽しい時間に楽しくなる服を着ることを、テーラーとしてお手伝いさせて頂きました。

私たちもより一層この服作りを楽しませてもらいました。

 

 

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It`s only Bespoke Suit (But I like it.)!

 

 

COLLEZIONI BIELLESI Made in Italy

 

Super120′s Wool & Silk(28%) 250g/m

 

ジャケットお仕立て上りプライス(税別)

 

BESPOKE(フルオーダー・仮縫い付きハンドメイド)・・¥176,000

 

SARTORIA(パターンオーダーメイド)・・・¥91,300

 

 

 

 

 

 

 

【西郷どん】西郷さん陸軍大将軍服レプリカを延岡市に納品しました

2017年7月26日

来年の大河ドラマは鹿児島を舞台にした「西郷どん」が放映されます。

 

三洲堂テーラーでは、これまで鹿児島市の依頼で西郷さんや大久保さんのお洋服のレプリカを仕立ててきました。今回は宮崎県延岡市、北川町からの依頼で西郷さんの軍服を作製いたしました。

 

 

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この話題は、本日7月26日の地元紙、南日本新聞の記事に取り上げられました。

 

 

 

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この一か月、裁断士と二人の裁縫士のトリオで、陸軍大将軍服に取り組んできました。

この軍服のオリジナルは鹿児島県の歴史資料センター黎明館に展示されています。これと同じデザインと寸法で型紙を起こし裁断しました。英国の分厚い「イングリッシュ・メルトン」ウール生地は、なんと600g/mのへヴィーウェイトです。生地をカットした裁断士の伊達は、分厚いメルトン生地を正確に裁断するのに、通常の二倍の時間がかかったと申しております。

 

 

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軍服本体は最高齢のベテラン仕立て職人・黒木幸が仕立てました。黒木が仕立てた土台の袖やカラーに、美しい金モールを貼りつけていったのは、最年少の職人・水迫です。

 

 

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このほど完成した当時の明治陸軍唯一の大将、西郷隆盛軍服です。

 

上着丈88センチ、肩幅57センチ、バスト上り138センチ、胴回り上り130センチという大きい服です。実際の西郷さんは身長約180センチ、体重110~120kgという巨漢ですから、十分この軍服ほどの大きさになると思います。

 

 

 

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早速仕上がった軍服を持参し、宮崎県延岡市北川町にうかがいました。

北川町では至る所に西郷さん関連ののぼりや看板が建っています。この地域の人たちにとって、西郷さんが大変身近な存在だったことがうかがえます。

 

 

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依頼元の延岡市北川総合支所、地域振興課さんと教育委員会のメンバーの方と記念写真をとりました。

 

 

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その後、西郷隆盛宿陣跡資料館へお邪魔しました。

今年の秋には資料館がリニューアルされ、納品した軍服もこちらに展示される予定です。

 

 

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ここで私たちは驚くような場所を拝見しました。薩軍最後の組織的戦闘となった「和田越の戦い」で敗北した西郷さん達は、この資料館である児玉邸に起居し、その後の方策を話し合いました。そしてこの地で薩軍に解散を命じました。

 

本宅の中には、ロウ人形で西郷さんと幹部達の最後の軍議の模様が再現されています。

 

 

 

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その際に明治天皇陛下から下賜された陸軍大将の軍服や重要書類を中庭で焼却しました。その場所が残されていました。説明用のボードと軍服の写真もあり、資料館の児玉さんに当時の様子も詳しく聞きました。

 

 

 

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・・・児玉館長さんのお祖母さんは、明治10年に西郷さん達が投宿した時にわずか7歳でした。親から西郷さんや幹部に近づかないよう言われていましたが、洗濯物を取り込む際に西郷さんの前を素通りしたそうです。近くにいた幹部が「なんごっや!(何をしてるんだ!)」と7歳のお祖母さんを叱りつけたところ、西郷さんは幹部を制して、大きな身体を小さくかがめ、「こげん迷惑をかけっせぇ、すんもはんなぁ。」と優しく語りかけたそうです。

後年児玉館長は西郷さんの姿をお祖母さんに聞くと、「すごく眼の大きい方だった」「眼は真っ赤だった」と語られたそうです。

 

 

 

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資料館では今まで気づかなかった事も学べます。西南戦争当時宮崎県は鹿児島県に編入されていた為に、延岡市からも多数の若者が出征しました。そして戦死された方も多かったようです。

 

日本史上最後の内戦は、熊本、宮崎を戦火にさらし鹿児島で終焉しました。

 

西郷さんの軍服と大久保さんのフロックコートを仕立てるたびに、この二人をはじめとする薩摩や日向の若者たちの姿が目に浮かぶようです。

来年放映される大河ドラマが西郷さんの人間性にどこまで迫るのか、そして歴史的事実をどのように描くのか、楽しみになりました。

 

 

 

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三洲堂テーラーではこのような歴史上の偉人の方々や祖先の着用されていたお洋服、思い出深いクラシックな軍服、制服、マントなど、当時の資料を出来る限り調べて再現しレプリカをお仕立てしています。

 

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