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【エッセイ】4月がスタートしました!ラジオ出演、イベントなどなど

2018年4月6日

あっという間に新年度、4月6日になりました。

 

私、三洲堂テーラーの福留が、鹿児島のFMラジオ番組に出演します。

 

 

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4月6日・金曜日 19:00~19:30 KTSトーク イン トーク

 

テーマは、新社会人の男性諸君に向けてのスーツの着こなし方 です!

 

 

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KTS 鹿児島テレビ放送の、坪内一樹アナウンサーと軽妙に(?)語っております。

 

再放送・・・一週間後の同じ時間、4月13日・金曜日 19時~19時半です!

 

 

 

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三洲堂テーラーでは、春のオーダーシャツ&スーツ

 

VIP INVITATION FAIR 開催中です!

 

オーダーシャツが、一枚▲3000円OFF

 

オーダースーツも、一着▲5000円OFF

 

↓↓↓↓↓↓↓

詳しくはコチラをご覧ください。

 

 

今回は定価¥14,000のジャガードプリント生地から、▲3000円OFFになっています。

とてもお買い得なVIPフェアですが、4月16日・月曜日が最終日になります!

 

 

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日本を代表するモデリスト柴山登光先生の指導で、アトリエの仕事工程、内容、採寸と製図展開など技術面での仕事の見直しに取り掛かり、3か月が経とうといています。

 

そしてようやく、服飾資材大手メーカーとともに開発していた、当店の製図を基にしたオリジナル芯地の試作品ができました。先日はメーカーの技術者の方々と裁断士、裁縫士を交えて新芯地の出来上がり具合を検証しました。

これからより着心地が良く、よりフィット感があり、かつクラシックな雰囲気のジャケットをお届出来るようになると思います。

 

 

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この3月は怒涛のように忙しくなりました。

 

ご帰省のわずかな間にオーダーされたスーツを、翌日仮縫いという事も数回あり、裁断士の伊達も一人アトリエで黙々と製図と型起し、カットをしています。

 

 

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身長約190センチの長身のお客様のピッタリとしたスーツや、大柄なお客様のタキシードなど、個別の技術が試された春でした。

 

 

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そんな中でたまには、息抜きを・・

 

当店が2階に入居しているBIGI鹿児島ビルの5階には、「オールド・バレル」さんというBarが営業していますが、このほど大規模にリニューアル、地産地消レストランとして生まれ変わりました。

 

美味しいランチの営業も開始されました。当店にお立ち寄りになられたら、2階からの眺めとは全く異なるパノラマが広がる「オールド・バレル」さんもぜひのぞいてみて下さい。

 

 

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最後にテーラーならではのお付き合いをしている、個性的な取引先をご紹介します。

当店の裁ち鋏を全て研いでもらっている、仙台のラリーさんです。

 

 

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この4本は、高齢の故に引退されていった先輩職人の残された鋏です。しばらく湿気のある処に収納されていた為に、錆びて赤茶色くなっていました。

 

しかし、4本とも先輩の職人が自分の 人生を懸けて使っていた愛洋品です。ラリーさんに預けて約一カ月、何という嬉しさでしょうか! ピカピカに磨かれ研磨された鋏がまるで新品ように戻ってきました。切れ味も抜群です!

 

 

 

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ということで、最後にご紹介するのは一週間前に満開となった、中央公園エントランスの桜です。この桜は2011年3月12日(!)に九州新幹線全線開業の祈念樹として鹿児島市が植樹したものです。

 

痩せていて花が咲くのはいつだろうと思っていた桜も、このように9年後に満開となり、近所の私たちの心に潤いをもたらしてくれました!今年もありがとうございます。

 

 

【エッセイ】ドラマ「BG・身辺警護人」キムタクのスーツに誤差あり?

2018年3月15日

元SMAPの「キムタク」こと木村拓哉さんが主演しているドラマ「BG・身辺警護人」が本日最終回を迎えます。

 

ご批判を承知で書きますと(笑)、「BG」は視聴率の高いドラマです。そして脚本、舞台設定、助演陣、すべてがキムタクを中心に押しているドラマだと毎週観るたびに思います。

 

そして観終わった後に、いつも微妙な違和感を持ってしまいます。 

 

最も違和感を感じるポイントは、「現職の大臣なのにやたらとキムタクにまとわりつく石田ゆり子・・・」でしょうか?

 

 

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 ドラマでキムタクが着用しているスーツやシャツ、ネクタイのブランドは、フランスのブランド「ディオール・オム」。これがかなりモードなデザインです。

 

衿巾はおそらく5センチ位。 モードなブラックスーツに合わせる白シャツのカラー(衿)も超ショート。加えてこれも幅4センチほどの超細身のネクタイ。

 

このキムタクのスーツ姿こそ「違和感」だと感じます。

 

 

 

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その原因の第一は、実はスーツが身体に合っていない、という事実です。

 

キムタクは細身で鍛えてらっしゃるのだろうけど、若干頭部が大きく、身長がそれほど高くないようです。(公称176センチと言ってはいますが・・)

 

このディオール・オムのスーツは、キムタク的体格を基準にすれば。最もフィットする身長は178センチ、体重は66kgほど。つまりとてもスリムで高身長の男性向けではないでしょうか。

 

 ・・・そうすると細身の若い世代が対象になります。もちろん40代以上でも似合う人もいるかもしれませんが。

 

ついでに若い世代ででディオール・オムのスーツを購入出来る人は、年齢の割に非常に高収入でしょう。そしてその職業は「BG」ではないのでは・・・?    

 

そこがこの違和感につながるのではないかと思います。  

 

 

 

そんな事を考えながらもドラマを見続けています(笑)。

 

 

 

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バリバリに決めているはずのキムタクとは正反対に、警視庁SPの江口洋介さんと、上司の川上隆也さんのブラックスーツ姿は違和感が無く、とても安心して観ていられます。

 

お二人のスーツのブランドは不明ですが、ノーマルな衿巾、普通の肩幅と着丈、ネクタイの幅も普通です。だけどピッタリ似合っています。

 

江口さんは公務員であるSP、上川さんは民間警備会社の課長という設定です。スーツ姿が見事にその設定をビジュアルで表現しています。おそらく二人のコーディネートは衣装スタイリストもやり易かったのではないでしょうか。

 

 

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キムタクの細身のスーツ姿は、せめてディオールオムではなく、フィット感ある中庸なモードにしていれば、違和感はなかったのではと思います。

 

・・・あるいはBESPOKEなら、ドラマの設定をいかしつつスタイリッシュかつキムタクに似合うデザインのスーツを生み出せるのではないでしょうか?

 

 

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・・・・キムタクとはビジュアルで比べ物にならない人間がこのエッセイを書いています。まさに「お前が言うか!」ですね。

 

 

しかし「スーツ姿」は、私はじめ世の男性ががどのようなビジュアルであろうとも、着ている男性の信頼感と男性らしさを演出してくれます。

 

だからこそ、「BG」で衿が細すぎるモードのスーツを着る木村拓哉さんには、本当に似合っているスーツを着てもらいたいのです!

 

【今年の目標】趣味の服を揃えようと思います!

2018年1月31日

20年以上前、東京に住んでいる時代はよく登山をしていました。職場に山好きな先輩がいて、手近な場所では神奈川の丹沢山系に度々行きました。さらに遠く足を延ばして奥多摩から八ケ岳、ついには北アルプスの剣岳まで登ったものでした。

 

休日の楽しみは山小屋やテント泊り。特に丹沢の鍋割山荘では美味しい料理がふんだんにあって、皆で持ち寄った様々なアルコールを星空の下で痛飲する・・という具合で楽しいものでした。

 

 

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鹿児島に帰り、山にはとんとご縁がなくなりました。ここ20年で行けたのは、子供のお伴でえびの高原か大浪の池、高隈山に登った位です。

・・・そんな折、久しぶりに5月に山行きのお誘いが来ました。

 

 

昔フル活用していた山ウェアを引っ張り出しましたがもうボロボロです。しかし靴だけは随分前に古くなった登山靴を処分し、替わりに鹿児島の街中で英国製の「ドクター・マーチン」の革製トレッキング・シューズを発見し衝動買いしたものがあります。久しぶりに保管箱からマーチンを取り出すと、様々なアイデアが流れ込んできます。

 

 

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このクラシックな靴を中心に山行きの服装を考えた場合、自分の職業にも照らし合わせ、20世紀前半の「オールド・トレッキング・スタイル」で行こうと決めました。

 

 

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雪山に行くわけではないので、ズボンはニッカボッカー、シャツはダンガリーのチェック。ゴアテックスなどの化繊の雨具などは、当然ながら20世紀前半まで無かったので、天然素材で服装を考えなくてはなりません。

おそらく雨具は防水加工されたウールまたはコットン生地の、サファリジャケットがいいでしょう。

ニッカボッカーは、最近オーダーを多くこなしています。ふわりとヒザ下でたるませていきたいですね。

 

 

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生地は5月なのでしっかりした織りの、やや薄手のツイードまたはサキソニーのヘリンボーン柄、またはチェックで行きたいです。アーガイルの山行きソックスを持っていないので、探さなくてはなりません。

 

 

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ダンガリーシャツは生地が結構揃っています。パターンオーダーで身体が自由に動ける感じに作っていこうと思います。

 

 

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山登りついでに、私は釣りも好きなのでクラシック・フライフィッシングも始めたいと考えています。こちらもジャケットに長ズボン、ゴム長靴で揃えましょう。山行きの服が結構使えるようです。

 

 

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さらには、得意ではないゴルフも再開しようかと思います。

当然ゴルフ用のニッカボッカー、共生地のウェストコート(ベスト)が必要ですね。

 

 

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・・・おかげさまでアトリエは現在フル稼働中です。

裁断士の伊達も写真のように忙しく仕事していて、サファリとニッカボッカーの話がなかなか切り出せません。

このままでは、「自分で型起しして下さいよ~」と云われかねません。

 

 

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・・・・好きな服をいくらでも作れると云われてテーラーの道を選びましたが、そう簡単ではなさそうです(笑)。

 

ということで、趣味の服が完成しましたら、こちらのブログで随時公開していきますので、よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

【技術講習】日本を代表するモデリスト・柴山登光先生の講習がありました!

2018年1月18日

モデリスト・・・聞き慣れない単語ですが、意味は以下のようです。

 

・・・・モデリスト(イタリアにおけるチーフ・モデリスト)とは、デザイナーと相対しながら、原型パターン作成から応用-試作サンプル-最終サンプル-工業パターン作成の全てに関与し、生産現場への指示・説明を行い、最終製品に対して品質・技術面で責任を負う立場にある人を言います。・・・(日本モデリスト協会HPより)

 

※写真はイタリア、サルトリアのNo1モデリスト、チェザーレ・アットリーニ。

 

 

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日本のメンズウェア業界でモデリストと呼ばれる人はほんのわずかしかいません。

柴山登光先生は、その中でも知識と経験そして理論面でも最も優れたモデリストです。紳士服はもちろんシャツ、カジュアルウェアに至るまでご自身がデザインし、製図と型起しをし。補正と本縫製まで全てをマスターされています。そんな人を他に私は知りません。先生の著書「服づくり大全」は当店の「バイブル」です。

 

 

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3年前に柴山先生主宰のメンズ物づくり塾で、製図を学ばせて頂いたご縁もあって、2日間にわたって当店にお越しいただき、集中的に技術指導をしていただきました。

 

 

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まず三洲堂テーラーの物づくりの進め方、各スタッフの役割分担の確認を分析していただきました。よく「ガラパゴス的進化」などといわれますが、本当に自分たちは進化しているのか? 把握できぬままガラパゴス化してはいないか、今回も眼から鱗が落ちるようなご指摘をいただきました。

 

 

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デザインと製図分野では、裁断士の伊達、レディス分野担当の福留理恵子を中心に、型紙をチェック、細部にわたり指導いただきました。

普段から柴山流で製図しているのですが、やはり補正と展開の仕方は先生のご指導により、見違えるような効果が出る事がわかります。

 

 

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縫製は加治木、水迫の若手に加えベテランの黒木や薄窪まで身を乗り出し、一つ一つの縫製技術の改善と実技指導を受けました。服作りはほんのわずかに手を加えるだけでも、出来上がりが左右されます。

 

 

 

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芯地や付属品の特製や使い方も、工夫とやり方で劇的に変化します。まさに生きている勉強です。

 

 

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一つの疑問から次の疑問点が生まれ、技術の力で解決されていく。「技術には技術を持って当たる」当たり前ですが、先生の経験と理論から生まれる技術力は眼の前で成果が生まれるので、宝物のような時間になりました。

 

 

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服づくりに携わる人について柴山先生は・・・

 

「・・・まずポケットや細部が出来上がるとうれしくなる、次にそのポケットやボタンホールの付いた大きなパーツが完成するともっと楽しくなる、襟が付き袖が付いて洋服のカタチが見えてくるとさらに気分が高揚する。最後にきちんとプレスした洋服が仕上がると、本当に嬉しくなる。この気持ちをいつも持って仕事をしている人。そんな人が服づくりの好きな人で、私もそうなのです。」

 

アトリエの若手職人が聞いていて眼が潤んでいました。

 

 

 

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さあ、明日からこの2日間の貴重な経験を生かして仕事をすすめよう!

 

さっそくブラッシュアップした型紙で仮縫いです!