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【コート】快適な着心地、ラグラン袖のハーフコート

2017年11月3日

ラグラン袖・・・

普通袖と違い、首の付け根から脇にかけてと、肩線を通り袖の先端まで縫い線が通る袖のことです。普通袖に比べ脱ぎきし易く、パッドが無い物も多く着心地が快適です。

 

 

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「ラグラン袖」という名前の由来には2つの説が存在します。

 

どちらの説にしても、初代ラグラン卿、フィッツロイ・ジェイムズ・ヘンリー・サマセット英語: FitzRoy James Henry Somerset, 1st Baron Raglan,)という英国陸軍の軍人の名前に由来しています。

 

 

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ラグラン卿は1788年生まれ、ナポレオン戦争期の英国の名将ウェリントン公爵に従い、公爵の姪と結婚しているほど親しい間柄でした。

 

 

クリミア戦争

 

 

ラグラン袖 誕生説その①

 

1815年のワーテルローの戦いで片腕を失ったラグラン卿は、戦後外套や軍服を着るのに苦労しました。そこで懇意の仕立屋に相談し、簡単に着る事が出来るコートをデザインさせました。

この時に出来た袖がラグラン袖であり、以降この袖を付けたラグランコートは、卿の個人的な思惑だけではなく、英国から世界中にファッションとして広がっていった、というものです。

 

 

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ラグラン袖 誕生説その②

 

1954年にクリミア戦争が始まると、ラグラン卿は英国陸軍大将としてロシアに派遣されました。戦場は冬になると非常に寒くなり、本国からの衣服の補給が途絶えがちの兵士たちは、寒さに体調を崩す者が続出しました。見かねたラグラン卿は戦場の後方に山積みされていたジャガイモ袋の底の両端を斜めにカットし、かつ首を出す穴を作って、寒さに凍える兵士たちに着せました。

このカットの方法と、後から急場しのぎで付けた袖のデザインは兵士たちに好評で、戦後の英国でラグラン袖として広まった、というものです。

ちなみにラグラン卿は1955年、祖国を遠く離れたロシアの地で戦病死してしまいました。

 

 

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ということで、①の説が今では有力なのですが、英国発祥の洋服の例にもれず、このラグラン袖のコートは戦争により誕生した意匠となります。

 

 

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この秋冬はラグランコートのオーダーが続き、私も検品試着を繰り返しましたが、最初に書いたようにラグランコートは、着る際にとても楽です。少し五十肩が出ている私には特に楽でした。

 

 

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このハーフコートは晩秋や春先用にお客様がオーダーされました。

生地はイタリアの、タリア・デルフィノ(TALLIA DELFINO)、290g/mのSuper130ウールです。

 

 

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チャコールグレーの中柄バーズアイが、風合い良くしっくりとくるコートです。

 

 

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先人の方々が色んな理由で考案したデザイン、時を経て次第に広がり洗練され、私たち現代の日本人にも愛される服となっている事が感慨深いものですね!

 

 

ラグランコート・お仕立て上りプライス(税別)

 

BESPOKE(フルオーダー・仮縫い付きハンドメイド)

 

・・¥140,000から

 

納期:約一カ月です

 

【エッセイ】三洲堂テーラー、最近のトピックスは・・・?

2017年10月31日

意外に風雨が強かった台風一過の月曜日、素晴らしい好天に恵まれました。

 

 

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照国神社には日の丸が強い風にたなびいていました。関東では木枯らし一号が吹いたらしいですが、ここ鹿児島でも夜は冷えてきました!

 

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三洲堂テーラー店頭のボディは、イタリア南部ナポリのマーチャント、カチョポリのソフトツイードと、アリビアーテのデニムシャツを着ています。

 

 

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ここ最近いよいよスリーピース・スーツのオーダーが増えてきました・・・といいますか、三揃いばかり!というくらいウェストコート(ベスト、チョッキの事)追加でのオーダーが多いのです。

 

その中でも、ダブルブレストのウェストコートも意外に流行しているので、最近もお客様からオーダーをいただきました。

 

 

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写真はナポリの高級レディメイドスーツブランド、キートン(Kiton)のインスタグラムから。今年流行のグレーのチェック生地のスリーピース・スーツです。

 

 

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この写真は韓流ドラマ「月桂樹洋服店の紳士たち〜恋はオーダーメイド!〜」に出演している韓国人俳優、カン・テヤンが劇中で着用しているスーツです。こちらもダブルブレストのウェストコートを着ています。

 

 

 

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カンテヤンさんの後に失礼します!

 

この秋はコートのオーダーも多く、本日もいわゆる「合コート」を納品いたしました。ステンカラーのラグランコートですが、生地をタリア・デルフィノ(イタリア)の290g/mという、コート素材としては軽めのSuper130ウールにしました。見た目はチャコールグレーで落ち着いていますが、着心地は軽やかで温かい。理想の合コートです。

 

 

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また、オーダーメード専門店ならではのご注文もいただいております。

 

写真のM様は小柄なお客様で、今まで既製品はほとんど体型に合わず、だぶだぶのお洋服で我慢されていました。冬のお誕生日とクリスマス前に、バランスの丁度良いスリーピース・スーツが仕上がりました。

 

 

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パターンオーダーで仕立てましたが、なかなかいい雰囲気になりまして、周囲の皆さんからも「Mさんお洒落~!」というお声が上がっていました。

 

 

 

このウェブサイトの製品紹介のページは、時系列でお洋服が古いほうからならんでいるので、新作が前になる様にメンテナンスを始めました。順次この秋冬の新作スーツやジャケット、コートなどご紹介いたします。

 

取り急ぎUPした記事は、こちら ↓↓↓ です!

 

① AW ウィンタータスマニアンのスリーピース・スーツ

 

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②AW ゼニア、トロフェオのスリーピース・スーツ

 

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③AW ウール&カシミア フランネルのスリーピース・スーツ

 

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過去にブログでご紹介したスーツの中で、印深いものをセレクトしました。

 

ここ最近ブログのアクセス数も伸びてきました!

 

完成品が見えないテーラーのお洋服、その制作過程、お客様のご紹介などなど、コアな情報をこれからも発信いたします!

 

今後ともよろしくご覧くださいませ!

 

【新作品】「我が名はジュリー(笑)」パンツ編!

2017年10月10日

1977年頃のジュリー(沢田研二)のスーツにインスパイアされて2タックのワイドパンツを仕立ててみました。樹木希林の「ジュリーッ!」が今になって判ります(笑)!

 

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葛利毛織のウールフランネル、420g/mというしっかりした打ち込みの生地を使いました。

 

 

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いい感じに仕上がったのですが、フロントの股上が浅く感じてしまします。このシルエットなら前の股上を1.5センチ深くすればよかった・・・・と感じました。

 

 

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約2ヶ月前にテレビで昭和のヒット曲という安住アナウンサーの司会する番組がありました。安住アナの一番心に残った曲というのが番組最後に演奏され、それが沢田研二の「カサブランカ・ダンディ」でした。

 

 

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この曲は、1979年に大ヒットした曲でまあまあ記憶に残っていたのですが、その当時私の一番印象に残っていた沢田研二の曲は「勝手にしやがれ」でした。

 

 

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これは1977~1978年にヒットした曲で、その年のレコード大賞やその他の賞にも輝きました。当時の私は13才。中学生で運動部に熱中し暗くなるまで活動してたので、思ったよりテレビを見ていなかったかもしれません。。。が「夜のヒットスタジオ」や「ザ・ベストテン」は見ていました。当時、部屋にポスターを貼っていたのは「郷ひろみ」でした(笑)なので、沢田研二の事は、あまり興味がなかったです。もちろんGS時代も知りませんでした。ただ、ジュリーのヒット曲の数々は耳で聴いていて歌えますしとっても懐かしいです。

 

 

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「勝手にしやがれ」やそれ以降のヒットも曲覚えていますが、衣装が派手になりメイクが目立つようになったな~、と感じた事もありました。

1982~1991年の10年間シングルレコード売り上げはトップだったようです。当時子供だった私は、魅力はわからなかったのでしょう。

 

しかし、そのテレビの「カサブランカ・ダンディ」を歌うジュリーは、カッコイイ。歌のうまさはもちろん、髪型 洋服 片耳ピアスに始まるアクセサリー 帽子のかぶり方 表情。。。全てが今見ると素敵でした。当時の年齢は29才。今のタレントさんより大人っぽいのに驚きます。あれから、ユーチューブで当時のジュリーの動画を見まくりました。

 

「サムライ」の素肌に革ジャン、短剣をかざす印象的なシーン

 

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「勝手にしやがれ」の黄色の三揃い。股上の深いタック入りワイドパンツとベスト、長めの上着に細い袖から覗くシャツのダブルカフスの袖口。

 

 

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「憎み切れないろくでなし」の紫色タキシード姿で一つ釦を外してカマーバンド見せ、ズボンのポケットに手を入れて蝶ネクタイの結んだタイを外して、歌うシーン。

 

 

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「ダーリング」のセーラー風Tシャツに白のバギーパンツ。

 

 

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「時の過ぎゆくままに」でサスペンダーの片方をたらして、大きなハットを深めに被るシーン。

その頃のお洒落なこと。ロングヘアーも全然不潔ではなく、今の誰が真似しても違う気がします。今 あんな歌手がいたら。。。どうでしょう

 

 

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ジュリーのそのころのスタイルは ある漫画家の方が考えてくれたと言っています。ジュリーが演じる3分間のドラマには、あのファッションが必需品でした。

ユニセックスな感じもするジュリーのファッションは、今でもお洒落で美しい。

 

 

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 最後に私の憧れのお二人が並んでいる写真をUPいたします。

 

鶴田浩二とジュリー・・・対談をリアルタイムで観たかったなあ・・・

 

私が男ならこのダブルのスーツを着、コンビの靴を履こうかな?

 

By Rieko Fukudome

 

【エッセイ】タイ・ストールとともに神話の里へ!

2017年10月6日

宮崎県 高千穂・・・・。

 

有名な神話の里で7つの神社巡りをしてきました。

 

 

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今回の旅行は、季節の変わり目であり 日中と朝晩の気温差が大きいので、服装には悩みました。足元は、何時もはヒールが手放せないのですが、「神社巡りの旅」なので今回はスニーカー(ですが、5cmのインソールいり(^_^)a、puma とMihara Yasuhiroのコラボシューズ)です。

 

 

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日中は25度位あるので半袖Tシャツで涼しい山あいには、自作のネクタイストールを(!)。

シンプルなプチバトーの半袖にボトムスはアディダス。何れもネイビーにストールがアクセントです。

軽くて 丸めて鞄にぶる下げるといい感じのアクセサリーにもなり、よく重宝しました。

 

 

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高千穂峡のボートは、あいにく 運行できなくて残念でしたが、そそり立つ屏風岩と深いターコイズブルーの水面には 大変感動しました。

 

 

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天の岩戸神社⛩から20分 澄んだ川沿いを歩く道は、とても爽快です。辿り着いた天安河原は、天の岩戸に隠れた天照大神を誘い出す為に、八百万神が話し合った場所とされていて 願い事が叶うと 沢山の石が積まれて 神秘的な場所です。

 

 

 

 

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高千穂神社では伝統的な「神楽」が奉納されています。

幽玄な世界とともに懐かしさも感じられるひとときでした。

 

 

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日本の神話をもう少し勉強したくなる良い旅になりました。高速を飛ばして2時間半 ずっと運転してくれた3人のお友達に、ありがとうございます!

 

By Rieko Fukudome

 

 

 

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ネクタイ・ストール・・・¥30,000-

 

8本のネクタイをヨコにつないで作ったオリジナルのストールです。

ボリューム感とシルクの様々なプリントやジャガードが織りなす彩りを楽しめます。

 

 

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この秋冬のご旅行や、コートのインナーとしておススメです!