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【BESPOKE or Pre BESPOKE?】用途によって使いたいオーダーメード手法

2018年12月8日

学生時代に柔道をされていた体格の良いお客様から、パターンオーダーメイドでスーツを作りたいとご相談がありました。

 

当店のパターンオーダースーツは、クオリティが高くてかなりの補正が出来ますので、お任せ下さい!とお受けいたしました。

 

 

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メージャーリングしていき、補正用のゲージ服をご試着していただいたところで、お客様はあまりにも胸板が厚く肩幅が広いので、当店のパターンオーダー・SARTORIAでは、とてもご満足いただける服がご用意できない事が判りました。

 

そこで当店で型起しをして型紙を作り、仮縫いフィッティングをした上で、お身体に最もバランス良くお仕立てする、BESPOKEすなわちハンドメイドのフルオーダーをご案内いたしました。

 

もう一着の仮縫いはいたしますが、Pre BESPOKEすなわち、協力ファクトリーでのマシンメイドで縫製する事になりました。

 

 

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ということで、BESPOKEとPre BESPOKEで仕立てたジャケットを2着並べてみました。

 

 

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皆様にも比べていただきましょう。

さてどっちがBESPOKEでしょうか?

 

 

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正解は・・・・

向かって「左」の上衣がフルオーダーです。

 

全く同じ型紙を使ってお仕立てしていますので、まず普通の方には判断が付かないと思われます。よく見ると左の上衣はマシンのハンドステッチが入っていたり、肩パッドの雰囲気が違ったりします。

 

 

 

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BESPOKEスーツは、ロロ・ピアーナのFOUR SEASON 260g/m Super130‘sの生地を使いました。

 

 

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ダークネイビーにマイクロヘリンボーンが刻まれた、張りとコシのあるクラシックなダークスーツ地です。

 

 

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 BESPOKE(ハンドメイド)

 

BESPOKEである上のジャケットは、エッジに職人のハンドメイドによって、伝統的な星ステッチが入れてあります。ほとんど見た目が判らないほどの細やかなステッチです。

 

 

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Pre BESPOKE(マシンメイド)

 

こちらはブレザーなので、エッジから7mmのポイントにいわゆる「ハンドステッチ」が入っています。AMFハンドステッチというミシンによるステッチです。

これはこれで味のある仕上がりになります。

 

 

 

胸のボリュームは,、バストとウェストから伸びるダーツにより高さを出してします。厚い胸板をすっぽり覆う補正は、お一人づつ型紙を起こすBESPOKEの技術ならではです。

 

 

 

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 厚い胸にはゆっくり稼働できる袖をおつけします。ただし太過ぎないようにすっきりとした袖のフォルムにいたしました。

 

 

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ボタンは本水牛、ライニングはロロピアーナのロゴ入りオフィシャルです。

 

 

 

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合わせてマシンメイドでお仕立いただいたノヴァラ(NOVARA)のシルクカシミアのブレザーともに、ご愛用いただけますとありがたいですね。

 

 

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Loro Piana FOUR SEASONS Super130`s WOOL 260g/m

スーツS上下・お仕立て上がりプライス(税別)

BESPOKE(フルオーダー・仮縫い付きハンドメイド)・・・¥222000

Pre BESPOKE(仮縫い付き・マシンメイド)・・・・・153400

パターンオーダーメイド・・・¥103400

 

 

 

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Pre BESPOKEに関しては、以下の記事もご参照ください!

 

①【新オーダーシステム】 Pre BESPOKE (プレ・ビスポーク)スタート!

 

 

②【新作品】魅力的なフェルラのジャケットをプレ・ビスポークで!

 

 

 

ということで・・・

 

正当派のダークスーツはBESPOKE(フルオーダー)

 

気軽に着たいジャケットはPreBESPOKE(マシンメイド)

 

毎日着るビジネススーツはパターンオーダーメイド

 

用途によって使い分けたいオーダーの手法があります。

 

詳細はぜひスタッフにご相談ください!

 

【イベント】第二回 東京トランクショー開催します!

2018年12月5日

 第二回 東京トランクショー

 

メンズ&レディース秋冬物オーダー会

 

 

 

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スーツ・ジャケット・コート生地:ロロピアーナ、ゼニア、スキャバル、ドーメル、ドラッパーズ、カチョポリ

FOX Brothers カノニコ、ランバン等

 

シャツ生地・・・トーマスメイソン、カンクリーニ、アルビニ

 

メンズおよび、日本国内でも珍しいレディースウェアのBESPOKE受注会です。ご相談などでもお気軽にお越しくださいませ! 

今回は仮縫い等もあり、当店のカッター(裁断士)伊達も参加します。

 

 

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とき:

 

12月15日・土曜日 午後3時~深夜

 

12月16日・日曜日 午前11時~深夜

 

12月17日・月曜日 午前中

 

 

 

 

ところ:

 

ホテルニューオータニ

ガーデンタワー・デラックスルーム

 

〒102-8578 東京都千代田区紀尾井町4‐1
TEL. 03-3265-1111

 

 

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ご予約&お問い合わせは、下記へお電話またはメール、

 

コチラのご来店予約フォーム 

 

から、ご一報下さいませ!!

 

 

三洲堂テーラー 099-224-6255

 

担当者・福留 090-1977-5160

 

メール infor@sansyudo.co.jp

 

 

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ご来場を心よりお待ちしております!

 

三洲堂テーラー スタッフ一同

 

【秋色】美しい色・・キャメルのダブルブレザー登場!

2018年12月3日

秋色・・・というと皆様は何色を想い出すでしょうか?

 

山野を彩る紅葉や、晴れ渡った夕方にどこまでも続く茜色の鱗雲などなど。

 

 

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私たちは仕事柄、シーズンになると店内の生地ストックに並ぶカシミアコート生地の色であるキャメル、すなわちラクダ色を思い起こします。

 

 

 

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今日ご紹介するダブルブレストのブレザーは、イタリアの大手生地メーカー、カノニコ(CANONICO)社の360g/mフランネルウールでお仕立てしました。

 

 

 

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カノニコはイタリア最大規模のファクトリーを構えています。生地のバリエーションも非常に多く、ノーマルなウーステッド系からフランネル、ツイード、リネン&シルクなど魅力的な生地を数多くラインナップしています。

 

 

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例えば、個性的でハイクオリティなファブリックデザインで有名な、マーチャント(生地商)ドラッパーズ(DRAPERS)社などは、そのコレクションのほとんどをカノニコに依頼しています。

 

 

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秋のマローネ(栗色)とでも表現できましょうか?

ブラウンの深みのある素敵な色合いです。

 

 

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最近人気のブリティッシュテイストのダブルブレスト(通称ダブル)のブレザー、私もネイヴィーを愛用しています。胸を交互に深く覆って使う生地も多めですから、シングルに比べて贅沢に見えます。

 

 

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デザインはブリティッシュなので、チェンジポケットをお付けしました。

背脇には当然サイドベンツが入っています。

 

 

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このような6個ボタン×2個掛けのダブルブレストの前ボタンは、通常どのように止めておけばいいのでしょうか?

 

 

 

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いつもなら上前身頃の2つともピッタリ掛けずとも、一つだけ掛けておいてもいいのですが、フロントの釦を掛けたくないなら、内側の小ボタンだけ留めておけば、だらしなく前が広がる事はありません。

 

 

 

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ボタンは本水牛の艶有。一個づつ色合いが異なりそれが魅力になっています。

 

 

 

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注目すべきはライニングです。

「甲州裏地」という日本を代表する柄物裏地産地、山梨県で織り上げられた和柄の裏地をお選びいただきました。空に舞う無数の雁たち。歌川広重の浮世絵の名作「月に雁」を思い起こさせます。

 

 

 

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歌川広重作「月に雁」

 

※「月に雁」・・・・切手コレクターにとってはは、貴重品として有名です。私が小学校5年の頃「切手蒐集」という小学生にとってはお金のかかる趣味にはまってしまった頃、この名作「月に雁」はその頃(1974年)一枚¥8000ほどしました。とても手に入るような代物ではなく、切手図鑑を憧れをもって眺めていました。

 

 

 

 

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話が脱線しましたが、

この秋のマローネ色のブレザー、昨日のご試着時にお客様はホワイトデニムをはいていましたが、ピッタリとお似合いでした。

色調がやや明るいので、明るめからダークな色までボトムスは合わせやすく便利ですね。

 

 

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CANONICO (ITALY) 360g/m Pure Wool

ダブルブレステッド・ブレザーお仕立上りプライス(税別)

BESPOKE(仮縫い付きハンドメイド)・・・¥148000~

パターンオーダーメイド・・・・¥61000~

PreBESPOKE(仮縫い付きマシンメイド)・・・¥91000~

 

 

フランネルのブレザーに関してはこちらからもどうぞ

 

 

①ドラッパーズ「True Blue」極上フランネルジャケット

 

 

②Great Seamanship Navy Blazer【紺ブレ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【男なら】一度は着たい【フランネルのチョークストライプ】

2018年12月1日

かつて20代の私が毎日のように通っていた、西新宿の「思い出横丁」(通称しょんべん横丁(失礼!))の商店街にあった男くさいサングラス屋の店頭には、「死ぬまでに一度はかけたいサングラス」というコピーが書かれた看板が置いてありました。

 

残念ながら私は近眼で要眼鏡等ということもあり、サングラスをこの歳になるまでかけたことがありません。なので最近ひしひしとあの看板のフレーズを思いだすのです。死ぬまでにサングラスかける事あるのかなぁ、と。

 

 

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そして、私たちBespoke Tailorが冬になると思い起こすのが、今回のサングラス屋に近いコピー、「男なら一度は着たいフラノのチョークストライプ」です。

 

もちろん私の作なのですが、フランネルのチョークストライプのスーツは、ほとんどの男性をマニッシュに、かつ嫌みの無いエレガントな姿に導きます。

 

 

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このフラノのチョークストライプの魅力とは何なのでしょうか。起毛のかかった温かいフランネル生地は冬の寒さを防いでくれます。そして温かみのある生地にチョークで引かれたかのようなストライプは、胸からズボンの裾までしっかりと線が落ち、どんな体型の男性でもスマートに見せてくれます。

 

 

 

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このスーツが似合っている有名人は英国首相ウィンストン・チャーチルでしょう。

彼が愛したBespoke Tailorはサヴィル・ロウのヘンリー・プール。現役時の冬の装いは、ほとんどヘンリープール作フラノのチョークストライプだったようです。

 

 

 

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このほどこの魅力的なスーツをオーダーされたお客様は、ヤング・ジェントルメン(Young gentlemen)すなわち昔の英国海軍では「士官候補生」といわれたような若い方です。

 

 

 

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6個ボタン、2個掛けのヴェリークラシックなダブルブレステッドのジャケットは、チェンジポケット付きでサイドにベンツを切りました。

 

 

 

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ダークグレーベースのフランネルに2センチ弱のチョークストライプが引かれています。やや幅広なストライプは体格のいい方にもピッタリです。

 

 

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チェンジポケットはブリティッシュ・スタイルの特長ですね。

腰回りが締まります。

 

 

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ボタンは本水牛のダークブラウンの艶消しをお選びいただきました。

 

 

 

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ライニングも英国伝統柄の「ブラックウオッチ」をお選びいただきました。見えないところにもこだわる・・・大切なことです。

 

 

 

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記念写真をいただきました。

 

 

 

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お客様のお隣のヤング・ジェントルマンは、スリーピースのシングルブレスト3つボタンスーツをお仕立てされました。

 

 

 

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お身体がスリムですから、このお客様のスーツはボディに着せる事が出来ませんでした。

 

 

 

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スリーピースがとてもお似合いになる若いお二人。

写真公開OKとのことで、掲載させて頂きました。

 

 

 

 

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これから様々なシーンでスーツを使う事も多くなるでしょう。

そんな機会にお二人のスリーピースが最大限のサポートをしてくれる事でしょう!

ご愛用いただけますとありがたいです!

 

 

 

ダブルブレスト・スーツ お仕立て上りプライス(税別)

 

生地: カノニコ(イタリア) 340g/m pure wool

 

Bespoke (フルオーダーメイド)・・・¥195000〜

 

パターンオーダーメイド・・・¥88000~