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【エッセイ】三洲堂テーラー、最近のトピックスは・・・?

2017年10月31日

意外に風雨が強かった台風一過の月曜日、素晴らしい好天に恵まれました。

 

 

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照国神社には日の丸が強い風にたなびいていました。関東では木枯らし一号が吹いたらしいですが、ここ鹿児島でも夜は冷えてきました!

 

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三洲堂テーラー店頭のボディは、イタリア南部ナポリのマーチャント、カチョポリのソフトツイードと、アリビアーテのデニムシャツを着ています。

 

 

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ここ最近いよいよスリーピース・スーツのオーダーが増えてきました・・・といいますか、三揃いばかり!というくらいウェストコート(ベスト、チョッキの事)追加でのオーダーが多いのです。

 

その中でも、ダブルブレストのウェストコートも意外に流行しているので、最近もお客様からオーダーをいただきました。

 

 

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写真はナポリの高級レディメイドスーツブランド、キートン(Kiton)のインスタグラムから。今年流行のグレーのチェック生地のスリーピース・スーツです。

 

 

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この写真は韓流ドラマ「月桂樹洋服店の紳士たち〜恋はオーダーメイド!〜」に出演している韓国人俳優、カン・テヤンが劇中で着用しているスーツです。こちらもダブルブレストのウェストコートを着ています。

 

 

 

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カンテヤンさんの後に失礼します!

 

この秋はコートのオーダーも多く、本日もいわゆる「合コート」を納品いたしました。ステンカラーのラグランコートですが、生地をタリア・デルフィノ(イタリア)の290g/mという、コート素材としては軽めのSuper130ウールにしました。見た目はチャコールグレーで落ち着いていますが、着心地は軽やかで温かい。理想の合コートです。

 

 

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また、オーダーメード専門店ならではのご注文もいただいております。

 

写真のM様は小柄なお客様で、今まで既製品はほとんど体型に合わず、だぶだぶのお洋服で我慢されていました。冬のお誕生日とクリスマス前に、バランスの丁度良いスリーピース・スーツが仕上がりました。

 

 

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パターンオーダーで仕立てましたが、なかなかいい雰囲気になりまして、周囲の皆さんからも「Mさんお洒落~!」というお声が上がっていました。

 

 

 

このウェブサイトの製品紹介のページは、時系列でお洋服が古いほうからならんでいるので、新作が前になる様にメンテナンスを始めました。順次この秋冬の新作スーツやジャケット、コートなどご紹介いたします。

 

取り急ぎUPした記事は、こちら ↓↓↓ です!

 

① AW ウィンタータスマニアンのスリーピース・スーツ

 

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②AW ゼニア、トロフェオのスリーピース・スーツ

 

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③AW ウール&カシミア フランネルのスリーピース・スーツ

 

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過去にブログでご紹介したスーツの中で、印深いものをセレクトしました。

 

ここ最近ブログのアクセス数も伸びてきました!

 

完成品が見えないテーラーのお洋服、その制作過程、お客様のご紹介などなど、コアな情報をこれからも発信いたします!

 

今後ともよろしくご覧くださいませ!

 

【オーダーシャツ】オプションフェアは続くよどこまでも(13日まで)♪

2017年10月30日

オーダーシャツを中心としたオプションフェア開催中です!

 

 

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シャツは有料オプション×3個まで、最大¥7700無料です。

 

 

ここ数日仕上がったシャツをご紹介いたします。

まず、ビジネス向けのシャツから・・・

 

 

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サックスブルーのシャツ、生地は100番手のロイヤルカリビアン・コットン。

 

カラーはショートレギュラーのスナップダウン(スナップ止め)。オプションは茶蝶貝釦とネームです。ネームは系の色糸ラヴェンダーで入れました。

 

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次に英国王室ご用達のシャツ生地メーカー、トーマスメイソン(Thomas Mason)の、交互に色違いのストライプを配置した、「オルタネートストライプ」柄のシャツです。

 

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カラーは同じくショートレギュラー、ボタンは白蝶貝です。ネームはオレンジで入れました。

 

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続いて同じトーマス・メイソンのチェックのシャツ。

 

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カラーはドレスボタンダウン、カフスはノーブル型。ボタンは茶蝶貝。

 

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アルビニの珍しいチェックのネルシャツ。

 

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カラーはショートレギュラー、ボタンは茶蝶貝釦、ボタンホール糸色はブルー、ポケットチーフを付けました。

 

 

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カラーとカフスのインナーに別布パーツを用いたシャツです。

 

 

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表生地はイタリアのレッジウーノ、別布はモダンな幾何学模様。カラーはトラディショナルボタンダウン、ボタンはパープル。

 

 

 

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表生地はアルビニ、別布はペイズリーです。カラーはホリゾンタルワイド、ボタンはプラスティックのフラワータイプ。

 

 

 

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表生地はカンクリーニ、別布は黒字にドット。こちらもカラーはホリゾンタルワイドです。ボタンはポリエステルのネイヴィー。

 

 

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オプションフェアは、11月13日・月曜日まで!!

 

 

別布パーツは¥1000、貝釦は¥500~1000、ポケットチーフは¥1000・・・等々、多数の楽しいオプションもご用意して、みなさまのオーダーをお待ちしております。

【BESPOKE】北アイルランドから、ドニゴールツイードの薫り

2017年10月29日

オーダーメイドオプションフェア開催中!

 

 

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こちらは11月13日・月曜日まで!

 

 

 

 

当店ではすっかり定番となりました、英国の生地マーチャントW.BILL社のツイードコレクション。

 

 

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見開き見本帳「ジ・アルバム(THE ALBUM)」には・・・

アイリッシュ・ドニゴール・ツイード(IRISH DONEGALS)、イングリッシュ・メルトン(ENGLISH MELTONS)、ベッドフォード・コードレーン(BEDFORD CORD)など、英国冬生地で人気のある定番を集めています。

 

数シーズン繰り越しで使える、という点でもテーラーにとってはありがたい見本帳です。

 

 

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さて、「ドニゴール・ツイード」の語源の「ドニゴール」の意味は、アイルランドの北部の州の名前になります。アイルランド北部には地名として「アルスター地方」という呼び名があります。例の「アルスターコート」はこの地方で愛されているコートです。

 

アイルランド共和国に属するドニゴール州(イラストの濃い緑色の地区)を含む3州と、連合王国(英国)に属する北アイルランドという2つの地区がこのアルスター地方に含まれています。

 

 

 

余談ですが。。。

 

英国領北アイルランドはかつて、独立派と英国政府との間で非情なテロリズムが吹き荒れた地域でした。私が高校生のだった1980年ごろは「IRA」という過激派が跋扈し、解決のできない、泥沼のような紛争っだた記憶があります。当時は外務省から渡航者に対し、世界で最も危険な街として北アイルランドの首都「ベルファスト」には近寄るなという指示がでていたほどです。

 

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そんな状況の中80年半ばに台頭したロックバンド「U2」は「サンディ・ブラディ・サンディ(SUNDAY BLOODY SUNDAY)」などのアンチテロリズムのプロテスタント・ソングの名曲を発表、こうしたバンドや著名人たちの活動で、私も含め全世界の若者が北アイルランド問題に関心を持ったものでした。

現在、各派の懸命な折衝により、北アイルランドの政情は安定しています。人間が引き起こす悲劇は、人間の努力によって収めることができるのですね。

 

 

 

 

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Dunluce Castle

 

 

話をドニゴールに戻しますと、このテロリズムが吹き荒れた日々も、アイルランド共和国に属していたドニゴール州の政情は比較的静かでした。その地で織られた伝統的なツイード生地が「ドニゴールツイード」です。

その特徴は風合いのあるベースの生地に、「ネップ」と呼ばれるランダムに織り込まれた様々な色合いの太めの糸が織りなす豊かな表情です。

 

 

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大西洋から渡ってくる冷たい風に耐える地元アイルランドの羊からウールを採取し、この地ならではの大地、植生、空と渡っていく雲の色、海や河川の移ろいゆく表情、吹く風が耳元を通っていく音までも、多色使いのネップとともに織り込まれているような、テキスタイルのデザイン。

 

 

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厳しい自然の中で培われ、生活の為に織られた生地で仕立てられたジャケットやセーターは、北アイルランドから英国を通り、世界中に広まり、この極東の国でも冬の冷たい風から身を護ってくれます。

 

 

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ドニゴールツイードの特性として少しうれしい事は、ハリスツイードより少し手触りがソフトで着心地がいい点です。ツイードはハード過ぎるとお考えの女性の方にもおススメです。

 

 

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ツイードジャケットらしいなシングル2個釦、アウトポケットでサイドベンツ。上衿(カラー)にはタブという持ち出しが付いています。

 

 

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太めの糸をしっかり打ち込みよく織り上げたツイード生地は、立体感を出していく仕立に向いている素材です。肩やバストからウェストへ立体感のあるドレープがきれいに出てくれます。

 

 

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本水牛の艶消しのボタン、ライニングは同色のブルー系のキュプラです。

 

 

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お客様はこのジャケットを冷たい風が吹く冬の関東でご着用される予定です。

タートルネックのセーターや厚手のネルシャツを合わせてカジュアルに着てもいいし、ニット系のネクタイを合わせても素敵です。

 

 

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このジャケットの詳細はコチラから!

 

皆様にもぜひ一度お試しいただきたいドニゴールツイードのお洋服、オーダーはぜひ三洲堂テーラーにお任せ下さい!

 

 

 

 

 

 

 

 

【BESPOKE】さらりと着るカシミアのラグランコート

2017年10月28日

10月も終りに近いのに、またも台風がやってきます。。。

 

いよいよこの台風が過ぎると、秋も終盤になり冷え込むようになってくることでしょう。

ひたひたと近づいてくる冬に備えて、温かいカシミアを使ったお洋服がほしくなります!

 

 

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イタリアの大手生地メーカー(ミル)、ロロ・ピアーナ(Loro Piana) は高級カシミア生地の生産量No.1です。内モンゴル産のカシミア山羊の原毛を厳選して買い付け、コート、ジャケット、そしてピュアカシミアのスーツ生地まで自社の工場で織り上げています。

 

 

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こちらはピュアカシミアをベージュとブラウンの色で織り上げた柔らかい雰囲気のラグランコートです。

 

 

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お客様のご依頼は、シンプルなデザインで軽く温かくさらりと着ることのできるラグラン・コートでした。

 

 

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そこで、シングルのステンカラーをつけた、ラグランコートをおすすめいたしました。ラグランコートは見た目も着心地も柔らかいイメージです。コートのボディと衿の芯地も一枚にしてソフトな手触りです。

 

 

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生地はやや甘い織ですが、ウェイトは500g/mという重さです。

しかし、生地自体の織が立体的で空気を含んでいるために、実際に着用するととても軽く感じます。

 

 

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判りにくいのですが、ステッチはエッジから9mmほどのポイントに、やや明るめのシルクの穴糸で仕上げました。このポケットの写真をよく見ていただくと判りますね。

 

 

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横から見たラグランコート。

 

 

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ボタンホール部分は比翼にしました。ちなみにボタンは高級品のバッファロー・ホーン釦を使いました。

 

ライニングは無地のブラウンです。温かみのある色合いを選び頂きました。

 

 

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基本的にカジュアルコートとしてご着用されますから、セーターなどニット類やネルシャツなどをインナーとして考えたサイズです。

この柔らかく温かいラグランコート、この冬にぜひ沢山着てほしいものです!

 

 

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ラグランコート・お仕立て上がりプライス

 

BESPOKE(仮縫い付き・ハンドメイド)・・・¥148,000~(ウール)

 

ピュアカシミアを使うと・・・・¥280,000~(PIA CENZA)

 

ロロピアーナのピュアカシミアなら・・・¥480,000~