ブログ

【新作品】ワイルドなBESPOKEデニムジャケット!

2017年9月13日

デニム(Denim)生地の名称の由来は有名です。

 

フランス南部の古都ニーム地方で織られていた生地であった為に、地域の名称が訛り、そのままデニムと呼ばれるようになりました。

 

 

14

 

 

 

デニム生地をよく見ると、右上から左下に向かって斜めに織り線が入っている、「右綾デニム(Z織り)」と、その逆で左上から右下に斜め織り線が刻まれる「左綾デニム(S織り)」という2種類の織り方が存在する事がわかります。

 

 

12

 

 

右綾デニムはざっくり感がでるので、リーバイスなどのジーンズメーカーが自社製品の原材料として、主に取り入れています。

 

それに対して左綾デニムは表面がフラットになり、光沢感やソフト感が生まれます。したがって我々のようなテーラーがお客様にご提案するデニム生地の多くが左綾デニムになります。

 

今日ご紹介するデニムジャケットも左綾デニム生地を使っています。

 

しかもライクラ繊維を2%混紡させ、ストレッチが効くように織り上げました。

 

 

 

2

 

 

 

ジャケットのデザインは、

シングルブレスト2個ボタン、サイドベンツ。3パッチポケット、襟にタブを付けてあります。

 

 

1

 

 

 

また、端から7mmのポイントにジーンズステッチ糸をミシンで刻んでいます。

このミシンステッチがジャケットをよりスポーティーな雰囲気にしています。

 

 

4

 

 

 

3

 

 

 

カラータブもスポーティーでカジュアルな印象を深めます。

もともと、シューティングジャケット(狩猟用)の機能的なデザインで、右身頃の衿の裏には、左身頃のカラータブを止める為の釦が隠されていました。ただし今は形骸化して、このジャケットのカラータブにも機能性はありません。

 

 

 

5

 

 

ボタンは本水牛の皮付黒ボタンです。

黒というよりグレーに近いこのボタン、当店ではアウタージャケットの釦として人気があります。

 

7

 

 

 

デニム生地はそれ自体が430g/mと結構重いので、出来上がると厚みと同時に重みを感じます。従って一枚仕立てにして、裏地類をなるべく省きました。

 

 

9

 

 

 

8

 

 

 

 

6

 

 

 

グレイシュネイヴィーのデニムですから、シャツにネクタイを付けてもよし、ノータイでももちろん、タートルのセーターなども相性良くコーディネート出来ます。

 

 

11

 

 

この秋お客様のご旅行やお散歩、ちょっとしたお出かけのお伴にしていただけるとありがたいですね!

 

 

Denim Jacket LARUSMIANI (ITALY) 430g/m 98%COTTON & 2%Rycla

 

ジャケットお仕立て上りプライス(税別)

 

BESPOKE(仮縫い付きハンドメイド)・・・¥148,000から

 

SARORIA(パターンオーダーメイド)・・・¥72,000から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【定番品】メンズ&レディス スリーピース・スーツ

2017年9月11日

スリーピース・スーツ は紳士服の原点です。

 

 

1

 

 

日本語のチョッキは英語でウェストコート(waistcoat)、米語でベスト(vest)と呼ばれます。

 

15世紀頃には袖が付いていた「チョッキ」は現在の上着と同じ役割でジャケットのように着用されていました。

 

時と共に身体にぴったりしたサイズになり、遂には防寒用のジャケットコートが登場すると、袖が無くなり「中衣」として使われるようになりました。

 

19世紀後半には共生地で作られた上衣、中衣、下衣の三揃いが当時の社会の正式なスーツ姿となりました。

 

 

3

 

 

以来、スリーピーススーツは社会やビジネスの大切な場面で着用される最も正統な服として、その品位を保ち続けています。

 

また、ウェストコートが一枚お身体を包んでいますから、防寒着としてもお役に立てます。

 

 

2

 

 

 

三洲堂テーラーでは、BESPOKE(仮縫い付き・ハンドメイド)であれば、スーツS上下お仕立て上りプライスに加え、

 

基本的に¥30,000(税別)の追加工賃で「ウェストコート(チョッキ/ベスト)をお仕立ていたします。

 

 

 

 

また、最近ではレディススーツでもスリーピースのオーダーが増えています。

 

 

1

 

 

レディスのウェストコートは、女性のお身体にフィットさせるために、製図上難しいポイントもあります。

 

 

h1

 

 

三洲堂テーラーではお身体を包み品格ある雰囲気のウェストコートをお仕立ていたします。

 

 

3

 

 

こちらもBESPOKE(仮縫い付き・ハンドメイド)であれば、スーツS上下お仕立て上りプライスに加え、基本的に¥30,000(税別)の追加工賃でウェストコートをお仕立ていたします。

 

 

L3P1

 

 

 

品格あるクラシックな装い、スリーピース(三揃い)スーツ、オーダーをお待ちしております!

 

 

 

 

【イベント】秋のオーダーシャツ&スーツVIPフェア開催!

2017年9月10日

恒例、秋のお買い得フェアを開催します!

 

2017A/W  VIP INVITATION FAIR 

 

期間:9月10日(先行予約開始) 

 

9月23日・土曜日~10月10日・火曜日

 

 

1

 

 

 

シャツ・・・一枚¥16,000以上のオーダーシャツ

 

全品一枚あたり▲3000円OFF!

 

 

20cfce153c6dcbd30dc35695758066ae1

 

※THOMAS MASON , CANCLINI , MONTI , ALBINI 

LIBERTY PRINT etc..

 

al

 

話題のアルビアーテデニムシャツも対象です。

 

 

 

 

 

パターンオーダースーツ

 

税込¥80,000以上のスーツまたはジャケット

 

一着あたり、▲¥3,000 OFF!

 

 

3

 

2

 

 

 

2

 

 

 

 

 

なお、BESPOKE製品については期間中、

 

リンクルフリーオーダーシャツ 一枚サービス!

 

をいたします。

 

 

 

4

 

 

5

 

 

 

1

 

 

 

秋冬シャツ&スーツをご計画の皆様、

 

ぜひこの機会をご利用下さい!

 

 

【定番品】ゼニアの麻スーツが象徴する受け継がれる服

2017年9月8日

「定番品」とか「一生もの」というフレーズは、大人の心をくすぐる響きを持っています。

 

「定番品のロロ・ピアーナのウィンタータスマニアン濃紺スーツ」

 

「一生ものの、ゼニアのピュアカシミアのチェスターコート」

 

などなど。

 

 

 

coats (8)

 

 

実際に私もほぼ一生ものになるであろうチェスターコートを20年以上着ていますし、定番品でいえば、ライトベージュの麻のスーツやヘリンボーンのハリスツイードのジャケットなどを持っています。

 

どの服も役になってくれていますが、しばらく着用せずほったらかしになる期間もありつつ、長々と着用しています。

 

 

t (1)

 

 

例えば現在当店では久しぶりにアルスターコートの試作品を計画しています。30年以上前には店頭でもアルスターコートやナポレオンカラーのコートのオーダーが多かった時代もありました。

 

こうしたコートの既製品も多く流通していましたから、男性の服飾産業は現在に比べ、より繁盛していたと思われます。

 

 

t (4) 

 

アルスターコート向けの英国、スコットランド&アイルランドツイード生地見本です。コートやジャケットを作る際にこの見開きブックを見ていると楽しい気分になります!

 

このアルスターコートは「一生もの」カテゴリーに入ります。微妙にダブルブレストのチェスターコートにも似ていない事もないのですが、かつては「定番品」に入っていた事でしょう。

 

 

 

t (3)

 

そんな「定番品」の一つがこちらのゼニア(Ermenegildo Zegna)のピュアリネンのスーツです。イタリア大手のミル(生地メーカー)、ゼニアは定番品を数多く持っています。

 

当店の経験でいえば、このピュアリネン生地の中でも、ライトベージュとネイヴィー色に関しては、ゼニアは一貫して同じ色合いと目付きの生地を提供し続けています。

 

 

2

 

 

当店の昔からのお客様方がお直しなどで持ってくるお洋服には、このゼニアのピュアリネンスーツが必ず入っています。明るいベージュなので襟や袖が汚れたり、ほつれたり・・・。

 

30年以上着用されたピュアリネンのスーツのお直しをお預かりした際には、麻スーツなのに、言いようもなく柔らかくトロリとした手触りとなり、全体的にシミがあったり、かぎ裂き補修がしてあっても、服自体に風格と過ごした月日が感じられる存在となっていました。

 

 

1 

 

 

今回オーダーをいただいたピュアリネンのスーツは、まさにゼニアの定番品です。

 

シンプルなシングルブレスト2個ボタン、一枚仕立て、サイドベンツ、ハンドステッチ、カフスは本切羽・・・と、麻のスーツならこれ!というべき仕様です。

 

 

3

 

 

295g/mのピュアリネンは、盛夏でのご着用には少し暑く感じます。どちらかといえば、春夏ものというべきでしょうか?

 

 

4

 

 

最も、コロニアルな環境、例えば地中海沿岸、東西インド諸島、インド、シンガポール、ケープなどの旧植民地で社交的に過ごすなら、この服はシーズンを問いません。

 

 

5

 

 

このライトベージュのリネンスーツは、生み出したヨーロッパ人がアジアやアフリカの暑さと湿気から身を護る為に生み出し、長い時間をかけて「定番化」させた服です。

 

日本人である私たちも明治以降、海外に出る際はこのようなピュアリネンのスーツが必要になったことでしょう。なにしろヨーロッパに行くには赤道付近をひたすら航海しなくてはならなかったのですから。

 

 

 

7

 

 

 リラックスしてご着用するために、裏地や芯地はなるべく控えめに・・・。

一枚仕立ての一枚芯です。

 

 

6

 

 

ボタンはゼニアのオフィシャルな白蝶貝をお選びいただきました。

トロピカルな気分になりますね!

 

 

8

 

 

背裏とパイピングは裁縫士の腕の見せ所です。

これもゼニアオフィシャルのライトパープルのライニングが表生地を引き立てます。

 

 

6-1

 

 

 

ご試着の際に、お客様とともに写真をお撮りしました。

 

 

IMG_2107

 

 

これからの人生航路のお伴に、この定番品のゼニアの麻スーツが、ぜひお役に立って欲しいものです!