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【パターンオーダー】グレーのスーツを着て「北北西に進路を取れ!」

2018年6月21日

皆様はグレーのスーツのイメージを、どのようにお持ちでしょうか?

 

私の幼少期の頃は、グレーのスーツ姿のサラリーマンを「どぶねずみルック」と揶揄する風潮がありました。私はテーラーの倅として、いやな言葉だなぁ、と思っていました。

 

 

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私にとってグレーのスーツは、たびたびTV映画の中でお目にかかった、俳優ケーリー・グラントがのイメージが最も記憶に残っています。

 

映画「北北西に進路を取れ」(原題:North by NorthWest )は、1959年公開のアメリカ映画です。監督はアルフレッド・ヒッチコック、主演は「英国出身の」ケーリー・グラントです。

 

 

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映画はこれまで何度もTV放映されているので、観た事のある方も多いと思います。下の写真は、有名な平原で複葉機に襲われるシーンです。

 

 

 

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主演のケーリー・グラントが着ているグレーのスーツは、ロンドンのサヴィル・ロウのビスポークテーラー、「スタンバレー(現在はキルガーという店名に変更)」で仕立てたものです。

 

映画用にスタンバレーで同じスーツを5着仕立てたグラントは、シャツやネクタイ、靴まですべて自分で選び、コーディネートしています。スタイリストが出始めた時代でしたが、グラントは映画の中で「ニューヨークの広告代理店の重役」というイメージを演技と服装でとても上手く演じています。

 

 

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今回仕上がったグレーのスーツは、エルメネジルド・ゼニアの夏服「クール・エフェクト(COOL EFFECT)」生地を使いました。

 

 

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デザインは非常にシンプルな、シングルブレスト2個ボタン、センターベントになります。

夏服らしく背中は裏地を抜いて「背抜き」にしました。

 

 

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ゼニアのクールエフェクトは、夏服と言えどもウェイトが220g/mとしっかりとした打ち込みであり、生地自体もそれほどシワにならず、型崩れしないのでとても使いやすいスーツが仕上がります。

 

 

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ボタンとライニングもゼニアのオフィシャルを使っています。

 

 

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グレーにはネイヴィーやブルーが相性の良い色になります。

写真のランバンのネクタイのような、ネイヴィーにドット柄などとてもいい雰囲気になります。

また、グレーのスーツにはぜひ茶色の靴を合わせていただきたいですね。夏らしいいい雰囲気になること請け合いです!

 

 

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かつての高度成長期のモーレツサラリーマンは、バブルと昭和の終わりとともに消えていき、今は「ゆとり世代」が若者の中心となりました。

 

せっかくゆとりが出来たのなら、ネイヴィーやブラックだけではなく、ぜひ風合い豊かなグレーのスーツにトライしてみてはいかがかな?と思います。

 

 

Ermenegildo Zegna COOL EFFECT 220g/m SuperfineWool

 

スーツS上下・お仕立て上りプライス(税別)

パターンオーダーメイド・・・¥108,400~

フルオーダーメイド(仮縫い付き・ハンドメイド)・・・¥219,000~