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【パターンオーダー】清涼感あるグレー、カノニコのウール&モヘア夏服

2018年4月9日

一見地味に見えますが、シックで上品なミドルグレーの春夏スーツが仕上がりました。

 

生地はイタリアのカノニコ(Canonico)、ウール&モヘア(16%) 230g/m。モヘア混で適度な通気性があり、しなやかで光沢のあるまさにこれからの春夏服として活用頂けます。

 

 

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「グレー」という色には、ポジティブイメージとして、上品、落ち着き、穏やか、信頼などがあります。

 

一方、ネガティブイメージとしては、曖昧、無気力、地味という最近流行の言葉で言えば、「テンション低め」といった感じでしょうか。

私たちテーラーの世界では、グレーはお洒落で合わせやすいシックな色というイメージです。

特にミドルからライトの明るめなグレーは春夏に着ると清涼感もあり、おススメです。

 

 

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日本人は江戸中期以降、グレーを「鼠」=「ねず」と呼び、日本の伝統色として、かつ着物のお洒落な色として流行させました。
微妙な色の違いを楽しむ独特の庶民文化から、「百種類の鼠色」と呼ばれるほどです。
銀鼠、利休鼠、深川鼠、鳩羽鼠、梅鼠、素鼠、小町鼠など灰色系統の和名がたくさん生まれています。

 

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こちらのスーツの色は和名なら「銀鼠」でしょうか。
ちなみに利休鼠は抹茶のような緑がかったグレー。深川鼠は湊鼠ともいわれた藍色がかったグレーです。
色に対する日本人の表現感覚は言葉に現しても素敵です。この感覚は次世代に伝えていきたいですね。

 

 

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2個ボタンシングルブレストの基本デザイン。ただしグレーの生地でサイドベンツにしているので、エレガントな英国調の雰囲気を漂わせます。

 

 

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ボタンは光沢ある本水牛の茶色、ライニングは同系色をお選びいただきました。

 

 

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季節は春。このシックで上品な「銀鼠」のスーツが活躍してくれるとありがたいですね!

 

 

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カノニコ ウール&モヘア(16%)230g/m

スーツS上下・お仕立て上りプライス(税抜き)

パターンオーダー(SARTORIA)・・・・・・¥72,000

フルオーダー(仮縫い付きハンドメイド)・・¥178,000