ブログ

【新作品】15milmil15 ・ゼニア最高の生地でスリーピース!

2018年3月12日

ここ南九州の各地では山桜が咲き始めました。

 

当店にほど近い、明治16年に建てられた鹿児島県考古資料館前に、結構大きな山桜の老木が佇んでいます。戦前の発展、戦中の爆撃、戦後の復興などを経て毎春薄く淡い桜を咲かせ、近隣の私たちの心を春に誘う存在です。

 

 

12

 

 

イタリアの大手高級生地メーカー、エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)は、1910年にその名と同じ、エルメネジルド・ゼニア氏によって毛織物工場として創業されました。

 

1960年代には既製スーツの分野にも進出し、現在では世界80以上の国で約550店舗を展開している総合アパレルメーカーとなっています。

 

 

10

 

 

 

11

 

 

 

戦後まもなくは自由に貿易が出来なかった日本において、当店は1950年頃から沖縄、香港や台湾経由で、このエルメネジルド・ゼニアの生地を仕入てきました。

 

江戸時代の薩摩の密貿易ではないのですが、戦後の混乱期直後でも鹿児島には沖縄航路の船舶が出入りしていて、ある程度のルートが確保できれば、洋酒や輸入タバコ、舶来生地のような贅沢品を取り寄せることが可能だったのです。

 

 

 

mil

 

 

エルメネジルド・ゼニアとの取引は、様々なルートを通して長く続いています。ゼニアのスーツ生地を長く取り扱っている当店ですが、このほどお仕立てさせていただいた、15Milmil(ミルミル)15は、ゼニアの生地の中でも屈指の高級品です。

 

 

9

 

 

15ミクロンの原毛はしなやかで長い繊維になります。Super表記ではSuper170クラス。

これを束ねて糸とし、縦横にしっかりと打ち込みされて織り上げられた15Milmil15生地は、美しく光り、艶やかで、見るからに上質品だと判ります。

 

 

1

 

 

そんな15Milmil15生地を使って仕立てた、レディース・スリーピース・スーツが完成しました。

 

スーツを毎日ご着用されている女性のお客様は、3月末から4月初旬の公式行事で着用するスーツをお探しになっていました。

 

 

2-1

 

周りの男性が公式行事でほとんど「黒」を着ているのに違和感があるとのことでした。自分らしく清潔にかつ社会的に最も信用される色のスーツを着たい、というご希望からゼニアの15Milmil15、ダークネイヴィーの無地でスリーピースをお仕立ていたしました。

 

 

2

 

 

極細番手だからこその深い濃紺。女性の身体という曲線をスーツという滑らかな立体で覆う際に、上質な生地なら、より魅力的により上品に見せることが可能です。

 

 

3

 

 

 

5

 

 

 

ボタンはゼニアオフィシャルの本水牛。

ライニングもロゴ入りのオフィシャルです。

 

 

 

6

 

 

 

7

 

 

 

レディースジャケットの裏は、男性の台場仕立てとは異なり、表に響かないようバストにペンポケット、タバコポケットの位置にも小ぶりな小物入れを配置しています。

 

既製品なら、総裏でポケットは基本的に付けないのですが、BESPOKE(フルオーダー)は、使うお客様のお仕事や機能的な使い易さを取り入れる事も可能です。

 

 

8

 

 

ということで、レディースながらスリーピースで仕立てたスーツは、これからどのようなオフィシャルな会議や式典、行事でもお役に立てる事と思います。

 

すべてのBESPOKEスーツと同じく、お客様のご愛用される事を心より願ってやみません。

 

 

 

4

 

 

 

Ermenegildo Zegna 15Milmil15 230g/m Superfine Australian Wool

スーツS上下 三洲堂テーラー創業10周年記念プライス(税別)

BESPOKE(フルオーダーメイド)・・・¥300,000 (通常40万円~)