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【BESPOKE】北アイルランドから、ドニゴールツイードの薫り

2017年10月29日

オーダーメイドオプションフェア開催中!

 

 

OPハガキ

 

こちらは11月13日・月曜日まで!

 

 

 

 

当店ではすっかり定番となりました、英国の生地マーチャントW.BILL社のツイードコレクション。

 

 

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見開き見本帳「ジ・アルバム(THE ALBUM)」には・・・

アイリッシュ・ドニゴール・ツイード(IRISH DONEGALS)、イングリッシュ・メルトン(ENGLISH MELTONS)、ベッドフォード・コードレーン(BEDFORD CORD)など、英国冬生地で人気のある定番を集めています。

 

数シーズン繰り越しで使える、という点でもテーラーにとってはありがたい見本帳です。

 

 

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さて、「ドニゴール・ツイード」の語源の「ドニゴール」の意味は、アイルランドの北部の州の名前になります。アイルランド北部には地名として「アルスター地方」という呼び名があります。例の「アルスターコート」はこの地方で愛されているコートです。

 

アイルランド共和国に属するドニゴール州(イラストの濃い緑色の地区)を含む3州と、連合王国(英国)に属する北アイルランドという2つの地区がこのアルスター地方に含まれています。

 

 

 

余談ですが。。。

 

英国領北アイルランドはかつて、独立派と英国政府との間で非情なテロリズムが吹き荒れた地域でした。私が高校生のだった1980年ごろは「IRA」という過激派が跋扈し、解決のできない、泥沼のような紛争っだた記憶があります。当時は外務省から渡航者に対し、世界で最も危険な街として北アイルランドの首都「ベルファスト」には近寄るなという指示がでていたほどです。

 

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そんな状況の中80年半ばに台頭したロックバンド「U2」は「サンディ・ブラディ・サンディ(SUNDAY BLOODY SUNDAY)」などのアンチテロリズムのプロテスタント・ソングの名曲を発表、こうしたバンドや著名人たちの活動で、私も含め全世界の若者が北アイルランド問題に関心を持ったものでした。

現在、各派の懸命な折衝により、北アイルランドの政情は安定しています。人間が引き起こす悲劇は、人間の努力によって収めることができるのですね。

 

 

 

 

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Dunluce Castle

 

 

話をドニゴールに戻しますと、このテロリズムが吹き荒れた日々も、アイルランド共和国に属していたドニゴール州の政情は比較的静かでした。その地で織られた伝統的なツイード生地が「ドニゴールツイード」です。

その特徴は風合いのあるベースの生地に、「ネップ」と呼ばれるランダムに織り込まれた様々な色合いの太めの糸が織りなす豊かな表情です。

 

 

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大西洋から渡ってくる冷たい風に耐える地元アイルランドの羊からウールを採取し、この地ならではの大地、植生、空と渡っていく雲の色、海や河川の移ろいゆく表情、吹く風が耳元を通っていく音までも、多色使いのネップとともに織り込まれているような、テキスタイルのデザイン。

 

 

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厳しい自然の中で培われ、生活の為に織られた生地で仕立てられたジャケットやセーターは、北アイルランドから英国を通り、世界中に広まり、この極東の国でも冬の冷たい風から身を護ってくれます。

 

 

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ドニゴールツイードの特性として少しうれしい事は、ハリスツイードより少し手触りがソフトで着心地がいい点です。ツイードはハード過ぎるとお考えの女性の方にもおススメです。

 

 

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ツイードジャケットらしいなシングル2個釦、アウトポケットでサイドベンツ。上衿(カラー)にはタブという持ち出しが付いています。

 

 

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太めの糸をしっかり打ち込みよく織り上げたツイード生地は、立体感を出していく仕立に向いている素材です。肩やバストからウェストへ立体感のあるドレープがきれいに出てくれます。

 

 

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本水牛の艶消しのボタン、ライニングは同色のブルー系のキュプラです。

 

 

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お客様はこのジャケットを冷たい風が吹く冬の関東でご着用される予定です。

タートルネックのセーターや厚手のネルシャツを合わせてカジュアルに着てもいいし、ニット系のネクタイを合わせても素敵です。

 

 

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このジャケットの詳細はコチラから!

 

皆様にもぜひ一度お試しいただきたいドニゴールツイードのお洋服、オーダーはぜひ三洲堂テーラーにお任せ下さい!