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【新作品】聖なる日の、アイリッシュ・ドニゴール!

2016年12月24日

冬ならではの素敵なドニゴールツイードのジャケットが完成しました。

 

 

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「ドニゴール(Donegal)」は、アイルランド北部のアルスター地区に所属する州の名前です。北部アイルランドにありながら英国領ではない地区で、自然と昔からの街並みが残る風光明媚なところです。

 

 

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アイルランドの有名な歌手エンヤ(Enya)さんもここの出身ということで、音楽文化では独特な音階と楽器が残る地区でもあるそうです。

 

 

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このドニゴール州で古くから織り紡がれていた生地が「ドニゴール・ツイード」です。

特長はツイードならではの肉厚な織りに、様々な色合いの「ネップ」と呼ばれる糸を散りばめていることで、今回オーダーをいただきました、W.BILL社のドニゴールツイードもこのネップが美しくため息が出そうなほどです。

 

 

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先月にはブルーグレイ系のドニゴールツイードのジャケットのオーダーもいただきましたが、このブラウン系のドニゴールも本当にいい雰囲気ですね!

 

 

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「ドニゴールツイード」はいつのまにかツイードの種類の一般名称となり、日本人でドニゴール州がどこにあるのか判る人の方が少ないと思います。

 

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一方ドニゴールツイード生地は、英国人が主役のスパイ映画「007」シリーズを始め、カッコいい英国人の主役が着る服として数々のシーンが残っています。

 

 

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さすがにスコットランド人の俳優ショーン・コネリーは、ツイードが様(さま)になります。

ロジャー・ムーアやダニエル・クレイグもそれぞれのドニゴールが似合っていますね。

 

 

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今回オーダーを頂いた、W BILL社のドニゴール・ツイードは、440g/m。ツイード生地としてはジャケット向けのミドルクラスのウェイトです。

 

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スマートな2個釦シングルブレスト、スラントポケットにはチェンジポケットを追加しました。ツイードジャケットにチェンジポケットは相性が良く、英国人でも良く見かけます。ベントは当然ながらサイドベンツを切りました。

 

 

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しっかりとした打ち込みの代表格であるツイードですから、立体的なボディや袖周りを作る作業は昔からのテーラーにとって、やり易い生地になります。

それにしてもネップの存在感が圧倒的です。

 

 

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ボタンはスキャバル(SCABAL)の黒蝶貝をお選びいただきました。生地ブランドとは違いますが、黒蝶貝釦そのものの色合いがこのツイード生地に最もしっくりいきました。

 

 

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ライニングはライトベージュにピンクがミックスしたロゴ入りのキュプラです。元来ツイードには明るいライニングを合わせるのが英国流です。表生地が実り豊かな表情なので、ライニングは少しクールな感じがいい、ということでこれもスキャバルをお選びいただきました。

 

 

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オーダーいただいたO様と恒例の記念写真です。

相変わらずダンディなO様です。

 

 

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ドニゴールツイードのジャケット・・・これから20年はお楽しみいただけます!