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【エッセイ】夏の仕立でコロニアルな風を・・・・・

2016年6月4日

本格的な梅雨入りを控え、少々気温も下がり気味です。

しかし気象庁はこの夏の長期予報で、例年通りの「猛暑」と発表しました。

 

この猛暑を「見た目も」「着心地も」涼しげに乗り切ることが、「Gentleman」または「Lady」の心がけではないでしょうか?

 

三洲堂テーラーはそんな皆様のご期待に応え、

 

 

BESPOKE LINEN&COTTON

 

10% OFF SALE

 

6月末まで開催中です!

 

 

ピュアリネン(麻)、ピュアコットン(綿)のスーツやジャケットのBESPOKE(仮縫い付き・ハンドメイド)でのオーダーは、すべてお仕立て上りプライス10%OFFでご案内いたします。

 

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ピュアリネンやコットンジャケットの着心地を「軽く涼しく」するために、昔から仕立て職人は工夫を積み重ねました。

 

 

 

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※map of great britain in the 1920`s

 

背広発祥の母国である英国は、19世紀には全世界に広大な植民地を持ち、人材を派遣していました。インド、ケープ、マレー、西インド諸島等、植民地のほとんどがいわゆる「熱帯」地域です。

 

官僚や軍人、商業者などのいわゆる「ジェントルマン」以上の階級に属している以上、服装をおろそかにする訳にはいきません。

 

何故ならその時代、目の前にいる人間の「服装」の盛装レヴェルだけが、相手が何者でどういう階級に属するかを判断する第一の基準であったからです。

 

 

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といっても、寒冷な英本国と同じ衣服をそのまま着ていると、熱中症でダウンしてしまいます。そこで、ウールやカシミアなどの獣毛由来の生地ではなく、リネン(麻)やコットン(綿)といった植物繊維の生地が重宝されます。

 

これらの生地は熱や湿気を発散し易く、時には丸洗いもできるメリットがあります。

 

 

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植民地で愛用されていたピュアリネンの明るい生成りのスーツや、コットンのジャケットなどは、夏の英国でもお洒落な紳士の間で広まり、盛んに用いられるようになりました。

 

 

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夏用のリネンやコットンのジャケットの仕立ても進化しました。

生地自体が高級品であった19世紀は、ジャケットの裏は全てライニングを貼った「総裏」でしたが、それでは暑すぎます。

 

夏物の「背抜き」仕立てが広まりました。当時の裏地はアルパカや厚手のコットンでしたから、背中の裏地を一枚抜くだけでとても助かります。

 

 

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それでもまだまだ盛夏の暑さには耐えがたいので、職人が工夫したのは「夏仕立て」というスタイルです。これは写真のように、背中の裏地とともに、前身頃の裏地も半分にしてしまいました。

 

 

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いよいよ軽く涼しくなってきました・・・。

 

しかし、まだ裏地が付いている・・・・ということで、「夏仕立て」からさらに進化した「一枚仕立て」が生まれます。

背裏を残して裏地を排除しつつ、共生地で各パーツを作ります。各パーツはライニングで縁を包みます。これを「パイピング」と称します。裁縫職人の腕の見せ所です。

 

 

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さあ、行きつくところまで来ました。

 

あとは背裏を外すのみです。肩パットも外してしまえば・・・極上の着心地になるでしょう。

しかし、あくまでもジャケットです。シャツではありません!

ということで、完全な一枚仕立ての完成です。

 

 

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このジャケットの詳細なご紹介は後日アップいたしますが、パイピングでくるんだ縫い代もごくごく省き、徹底的に軽さを追求しました。夏のカーディガンのような着心地です!

 

 

ということで、英国伝来のピュアリネン&コットン、英国、アイルランドそしてイタリアから今年も沢山揃えましてお待ちしております!

 

 

気になるプライスは以下の通りです。

 

 

スーツS上下・お仕立て上り(税別)・・¥168,000~

 

ジャケット・お仕立て上り・・¥130,000~

 

※一枚仕立ては、別途¥10,000かかります。